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イヒ Ihy

古代名:イヒ/ギリシア名:-/別称・別綴り:-
性別:男性


――――天空の母に抱かれし象徴的な子供

主な称号

主な信仰
指くわえイヒ、という名は「楽師」または「子牛」を意味すると推測される。
愛と音楽の女神、ハトホルの息子で、裸体の子供、または子牛の姿をしている。また、デンデラのハトホル神殿においては蘇る太陽と同一視され、ヘビの姿で描かれることもある。

母同様、音楽の神なので、子供の姿のときはシストルム(本来は女性の楽器)を持つこともある。イヒが持つシストルムは、生と死の両方を行き来する母ハトホルを呼び、自らに誕生の生命を与えてもらうための、儀式的な道具でもあるという。

主にデンデラで信仰された神で、父はエドフのホルスだが、プトレマイオス朝時代にはイヒが王と同一視されたため、デンデラのマンミシ(誕生殿)においてはアメン=ラーが父とされている。

またデンデラ神殿においては、誕生の瞬間…母の胎内を潜り抜け、赤ん坊が「死」から「生」の状態へ変わる瞬間を表現するため、太陽とも同一視されている。

参考 >> 【エジプト限定】オーパーツコレクション/デンデラ神殿の電球(地下壁画)

神話


聖域
デンデラ

DATA

・所有色―黒
・所有元素―水、大気
・参加ユニット―親子関係<エドフのホルス、ハトホル、イヒ>
・同一化―時としてハルポクラテス、ホルソムトゥス
・神聖動物―子牛
・装備品―シストルム、メナト、フラジェルム(ムチ)



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