主な称号
主な信仰
古代エジプトにおいて、魔術の力のことは「ヘカ」と呼ばれた。このヘカの化身というべき存在が、ヘカ神である。
魔術というと老人を連想しそうだが、ヘカは子供の姿で現された。
エジプト神話においては「世界の力の源」とも呼べるもののようで、それなくしては神さえも魔法を使うことが出来ない。（※と、死者の書で言われているようだが、一般大衆がそこまで考えていたかどうかは…不明。）
面白いことに、エジプトの神話世界では、人間の魔術師たちは神や精霊の力を借りるのではなく、神や精霊たちと「同じ」力を用いて魔術を行っていたらしい。つまり、人間の身であっても、神より優れた魔術の使い手であったならば、理論上は神を支配下に置くことも可能となる…らしい。
エジプト文学では、神と人間が対等に会話するようなものもあるが、ファラオが神様を呼び出して語り合っているのは、同格という解釈なのかもしれない。
なお、同じ”
ヘカ”の音で「ケンティ・イルティの息子たち」と呼ばれる神もいるが、別ものである。
神話
・太陽の船の乗組員。太陽が地平に沈むとき、太陽神ラーが失う力のうちの一つ
・創造神
クヌム、生命の女神
ヘケト夫妻の息子とされた
・少年の姿であることから、のちにホルス（幼年時代）と同化していく
一部の本では「
セクメト女神の娘・ヘカ」と書かれることがあるが、ヘカは男性名であり女性形だとヘカトになるはずなので勘違いだと思われる。
セクメトには魔術の女神としての側面があり、その神官は疫病を鎮める呪術師(ヘカウ)と呼ばれることがあることから、ヘカと結び付けられたと考えられる。
聖域
DATA
・所有色―
・所有元素―
・参加ユニット―太陽の船の三柱神<ヘカ、シア、フウ>
・同一化―ハルポクラテス
・神聖動物―
・装備品―