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プトレマイオス王朝
支配年代;前116年-110年、109-107年、88年-80年
誕生名; プトレマイオス
即位名;
添名; エウエルゲテス(善行者)
治世;16年
王朝の首都;アレキサンドリア 埋葬地;アレキサンドリア 出身地; アレキサンドリア
家族構成; 父 プトレマイオス8世 母 クレオパトラ3世 弟 プトレマイオス10世
母クレオパトラ3世が実権を握り、名目上の王でしかなかったため、この王についてはほとんど知られていないが、渾名が「ひよこ豆」(ラティルス)であったことから、イメージは伺えよう。母は次男のプトレマイオス10世のほうを愛しており、そのため、王位についてわずか6年にして、「クレオパトラ3世の暗殺をたくらんだ」という罪を着せられ国を追われる。以降、プトレマイオス9世はキプロスに住まい。クレオパトラ3世の死後に国に戻っている。
クレオパトラ3世は自ら「善行女神」(テア・エウエルゲネス)を名乗り、「愛母者」(フィロメトル)、「救済者」(ソテイラ)といった肩書きもつけていた。イシス女神と同一視され、自らを神格化させた彼女には、彼女の祭儀を執り行うための専用の女性神官たちまでいた。
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