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中王朝時代 第11王朝

メンチュヘテプ4世/メンチュホテプ4世

Mentuhotep W


在位年代;前1947−1940年
誕生名;メンチュヘテプ(メンチュ神は満足せり)
即位名;ネブタウイラー Nebtayre' (二つの土地の主はラー)
治世;7年

王朝の首都;テーベ 
埋葬地;? 
出身地;
テーベ

家族構成; 父/メンチュヘテプ3世? 母/イミ

サッカラ及びアビドスの王名表では、この王の名前は出てこない。ただし、トリノ・パピルスでだけは、メンチュヘテプ3世ののち7年間、「王位が空であった時代」があったとしている。王名などは記載されていないが、この空白に当て嵌まると考えられるのがメンチュヘテプ4世だ。母の名前だけは分かっているが、メンチュヘテプ3世とのつながりは不明。

●次の時代への布石
この王の後、時代は再び乱世へと突入する。原因はよく分からないが、何者かによって王位を追われた可能性がある。
王の命により、石棺に使う石を探して、1万人の兵とともにワディ・ハンママートを訪れた宰相・アメンエムハトによる碑文が現地に残されており、次の王朝の初代もアメンエムハトという名であることから、この宰相が、1万の兵力にものを言わせて王を退位に追い込んだ可能性も示唆されている。


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