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第二中間期 第17王朝
王朝の首都; テーベ 埋葬地;テーベ西岸 出身地;
家族構成; 兄弟?/タア2世 娘?/スィトカァモセ
タア2世の急死に伴い、急遽王位を継いだと思われる人物。おそらくタア2世の兄弟。カメスの次の代はタア2世の実子イアフメス1世が即位する。この時代には中部エジプトまでの治安が回復されている。
西部砂漠のバハリア・オアシスへ侵攻した際、ヒクソスがヌビアに放った密使を捕らえ、共闘を阻止する。
その後、ヒクソス軍への奇襲に成功し、追いやることに成功するが、治世は短かかった。彼の質素なリシュト棺(後世に作り直されたものと考えられている)はテーベ西岸から発見されている。エジプト統一は、この王の次のイアフメスの代に成功し、第18王朝が開始される。
●棺の来歴について
この王の棺は、オーギュスト・マリエットによって発掘されたが、当時のマリエットは王名を「イアフメス」と解読しており、リシュト棺は中王国時代のものと考えていたため第11王朝の王と解釈していた。実際にはカーメスと読むべきもので、棺は第20王朝は21王朝に作り直されたもの、と判明したのは、発見後、約50年を経て、ジョルジョ・ダレッシーによって確認されてからのことだった。
なお発見時、中にはミイラが入っていたが、状態が悪く、空気に触れて粉々になってしまったという。残念。
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