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中王国時代 第14王朝
王朝の首都;アヴァリス(ナイルデルタ)
埋葬地;
出身地;アヴァリス?
家族構成;
異民族によって建設されたと思われる王朝の王の一人。
王たちの名称については主にトリノ王名表から判明しているが、即位の順番や家族関係は不明。また資料も少ないため、とりあえずこの王様のページだけ作った。
称号の一つに、「フゥト・ウアレト(アヴァリス)の主、セト神に愛されしもの」というものがある。
アヴァリスはのちにヒクソス人王朝の首都となる町で、タニス南南西にあるテル・エル・ダバア遺跡である。ちなみに、第19王朝にラメセス2世によって「ペル・ラメセス」の町が築かれるのはアヴァリス北東の隣接地域。
アジア系の移住者たちが崇めていたのは近東地域で広く信仰されたバアル神だが、嵐の神であることから、エジプトの神セトと同一視され、いつしかセトに置き換わっていったようだ。
アヴァリスの地名が称号に入っているものの、ネヘシ自身は外来系ではなく、エジプト人高官の家系に属すると考えられている。
●第14王朝について
第13王朝と平行してナイルデルタに存在したと思われる王朝。
第12王朝時代からナイル下流のデルタ地帯に住み着いていたパレスティナ人コロニーが土台になったと推測されており、エジプト東部に接するパレスティナの一部も支配下におさめていた可能性があるが、50年程度続いたのちはには飢饉や疫病、東からやって来たヒクソス人の集団などに追いやられ、吸収されてしまう。
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