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その4:名所攻略指令 〜現実と空想の狭間
一発ネタです。(クリックすると拡大)
ゲーム内のヴェネツィアの町をご想像ください。なんだか「アレ? デジャビュ?」な感じ。
船着場までは予測の範囲。
だが、銀行と商会管理局の場所に、ある意味”間違いではないモノ”があるとは思わなかった(笑) 銀行がATMって。
ただし、あまり細かいとこは反映されてない。
さて。ヴェネツィアに上陸したらまずやること、それは 爵位をいただくこと
はるばる日本からやって来たのです。ここまでの冒険の功績をぜひとも讃えていただかなくては!
爵位といえばドゥカーレ宮殿。さっそく宮殿に潜入。
…わりとあっさり潜入成功。
この立派な階段は閉鎖。かわりに中庭に面した別な階段から2階へ上がります。
そもそもドゥカーレ宮殿の入り口(チケット売り場)からして、正面のいかにも立派そうな扉じゃなくて、海側の分かりにくいところなんです。正面はVip専用ぽいです。
ちなみに2階へ上がるときは、手荷物を預けなくてはなりません。
最初「ここは入れないわよ!」みたいなカンジで追い払われて、別に入り口があるのかと思ってウロウロしてましたが、どうもそういうことらしいです。
「なんでフラグたたねーんだろ。2階に上がらせてもらえてる人もいるしなぁ??」とか、しばらく考え込みました。
いや、私がイタリア語わからんのが原因じゃないんです。あとから来たドイツ人かオランダ人らしい人も「なんで上がらせてくれんねん」みたいな感じで何度も身体言語を発動してましたから。んで、その人が「オーゥ バゲッジ?!」とか言いながらリュックを降ろし始めたんで、ようやく2階に上がらせてもらえない理由が分かった、という。
つか、ちゃんと説明してくれよ案内員のねーちゃん。
無料の荷物預かり所に荷物を突っ込み、いざ2階。
見下ろす中庭。真ん中に井戸。ドゥカーレ宮殿って中はけっこう広いんですね。ドアからチョクにモチェニーゴさんとこに行けると思ってたんですが、そーでもないらしい。
中はツアー客いっぱいです。
中国人とアメリカ人ぽいツアーガイドさんが、各所で熱弁振るってました。時間帯によっては日本人も多いはず…。
宮殿内部は、さすがという感じで、豪華でも質素でもなく実用的かつ使い込まれた感じ。会議室、ドージェの私室、裁判所、兵士の詰め所らしき場所など見所満載。気になるあなたは旅行案内本でチェキ。
ヴェネツィアのほかの観光施設と同じく、ドゥカーレ宮殿も、カメラ持込のチェックはないです。
回廊から中庭撮ってるぶんには怒られないが、部屋の中を撮影すると怒られるらしい…。
説明書きもなんもないので、よく分からない。とりあえず、
「地図の間」の壁を激写。
シャンデリアに飾られた部屋の壁いちめんにビッシリと地図が。世界の海が。ていうか拡大された入港許可証が。
東地中海の入港許可証だけ撮ってきました。見つかる前に逃げました(笑) でも他にも撮ってる人はいたし、どうなんだろ。
絵画は撮ってはいかんらしい。
武器がたくさん収められた「武器の間」も係の人がいて撮影不可と言われた。残念っす。
ゲルググ似の盾とか、偉大なる戦士の槍とかデミ・カルヴァリン砲とかがありました。マジでマジで。
で、問題の、「爵位くれる部屋」。↓ココ
探しましたよ。
なんと3階。 大評議の間。一気に3階まで行って爵位もらってたのかそーだったのか!
これ天井に描いてあるの、有名なティントレットの「天国」っていう絵だったんですね。他に「ヴェネツィアの勝利」。これは丸いワクで囲まれてるので目を引きます。
で、壁に沿って天井ぎわをぐるりと囲んでいる人の絵、歴代元首の絵なんです。一人一人自分の名前の書いた帯持ってる。でも一人だけ、奥の左上に消されている人がいた。白く塗りつぶした上に赤い文字が書いてあった…。何やったんだろう。どきどき。
#帰国してから調べました。実在した元首、マリーノ・ファリエルの顔が描かれていたそうです。1355年に王政を目指しクーデタを起したものの、失敗して処刑されたと。ドニゼッティのオペラ「マリーノ・ファリエーロ」の元になった人だそうです。
天井はかなり高く、木材は黒光りして、かなり重厚な感じです。
豪華な絵で壁と天井が埋め尽くされた体育館っていう印象。上向いて天井画見てるうちに首が痛くなってくる部屋でした…
だがしかーし。
この部屋には、あの人が足りない。そう、あの人!
もちぇにーご官房長官。
レベルが低く金がなく、いい服が買えないときは会ってもくれず!
ストーリーイベント中はアルヴィーゼのパシリ扱い! 委員会にも出ない!
大海戦の時には一介の冒険者に外交方針の投票を求める(笑)
そんなステキなモチェニーゴさん。ヴェネツィアでは一般的な名前らしいが、歴史上の有名人に「モチェニーゴ」さんはいるのか?
探してみよう! ヴェネツィアの町で!
(その1)
第85代元首 アルヴィーゼ・モチェニーゴさん(在職1570−1577)
コッレール美術館所蔵。
「アルヴィーゼ」も「モチェニーゴ」もよくある名前ではあるが、二人が足されていると笑える。
時代的には…まぁ… 近い。
あんまり似てないみたいに見えるけど、ヴェネツィアのストーリーイベントに登場する元首がどう見てもアンドレア・グリッティなので、この絵は50年後のモチェニーゴさんなのかもしれない。
(その2)
正体不明のモチェニーゴさん(アゴスティノ・バルバリーゴの隣に架けられていた絵)
けっこう大きな絵で、しかも壁の高いとこにあったので、写真が若干ナナメです…。
海洋史博物館にて撮影。
こっちのほうが似てるっちゃ似てる。
名前と説明はイタリア語で読めなんだ。ていうかぶっちゃけ、かなりヤル気の無い博物館なので絵は窓際に適当に架けられており、ろくな説明もない。
バルバリーゴさんの絵とセットだったことや、「海洋史」博物館にあったことから、おそらくレパントの海戦で功績をたてた人なのだと思われる…。ジョバンニ・モチェニーゴ?
ちなみに、
いつもアドリア海にいてはる、我らがバルバリーゴさんは、
こげな顔。
男前っすね!
ヴェネ軍人は、持ち帰ってデスクトップに飾るがいいよ!(写りイマイチだけど)
あと、ドゥカーレ宮殿から「嘆きの橋」を通って続く刑務所へも行ってみた。
嘆きの橋はめっちゃ狭い。狭いのに真ん中に仕切りをたてて、一方通行にしてある。まぁ行くのも帰るのも同じ橋なんでしょうがないんでしょうが。
橋には両側に窓がついてます。窓からのぞくと、下から見上げて写真を撮る観光客がビッシリ(笑)
ちょっとビビります。
牢獄ん中の写真は無いですが…
思ってた以上に広い。薄暗いかと思ったらそうでもなく、適度に光は差し込んでいる。中庭や井戸もある。水洗トイレっていうか裏の川にダダ漏れな穴もある。ただし出口が無いので圧迫感はある。
壁に刻まれた、罪人たちの呟きやラクガキは一つの部屋に集めてあった。なんて書いてあるのかは当然読めない。
意外に絵も多く、マンガになってるものもあったけど、そんなの描いてる精神的余裕がある囚人もいたのですかね。