「そして光の子らでさえ、闇に落ちてゆかねばならない」
フィンガルの息子オシァンと、オシァンの息子オスカルの婚約者であり、トスカルの娘であるマルヴィーナは例外。
物語はすべて過去のものであり、登場人物も二人を除いてほとんどが死んでいます。
これは、オシァンの語りによる、「思い出の中の死者たち」リストです。
スカンジナヴィア(ロホランとその近辺)の人々 | ||
名前名前の意味 | 役割・関係 | 登場話 |
スタルノ | ロホランの王。アニルの息子。ゴーラム・ヴェール<緑の丘>に住む。 かつて娘アアイ・ネヘカを嫁にやるとフィンガルを騙し、婚礼の席で暗殺しようと企んで失敗。 |
ローディン |
スワラン | スタルノの息子。闇討ちを好まない正々堂々とした性格。 物語後半では王となって登場し、スコットランドやアイルランドに攻め寄せる。 |
ローディン フィンガル |
アアイ・ネヘカ | スタルノの娘。スワランの妹。 父スタノルがフィンガルを騙まし討ちにしようとしているのを知り、警告を発したため、 実の父に脇腹を刺されて死んだ。 |
ローディン |
アニル | スタルノの父。残忍な性格。(ただし思い出の中でも既に死亡) | ローディン |
フィーナ | スタルノの姉。コルマンを慕う。 父の敵であるコルマンのもとに走ったため、実の弟であるスタルノに殺される。 |
ローディン |
コルマン | ロホランのウルロールの首領。 フィーナもろとも、スタルノの偽りの和平によって騙まし討ちにされる。 |
ローディン |
トルクル・トルノ | ウホルノ<嵐の島>の首領。スタルノに殺された。 | ローディン |
オーイ・ヴァーン | トルクル・トルノの娘。スタルノに囚われ、洞窟に閉じ込められている。 スワラン王子を慕っている。 |
ローディン |
フローハル | アニル王の息子。ソロハの王。フローハルはデンマークのフローデ3世を指すという説がある。 かつてイニス・トルクの王女クー・ヴァラに求婚するが、イニス・トルクの王の家臣カー・フルに 縛り上げられ、辱めを受けたことを恨んでいる。 |
カリク・フーラ |
トゥバル | フローハルの腹心、首領。 自軍の不利を悟ったフローハルは、麗しのウハへの伝言をトゥバルに託す |
カリク・フーラ |
ウハ | ヘルミンの娘。フローハルを慕い、男装してスカンジナアヴィアからついて来た。 | カリク・フーラ |
トウン・ホルモド | スカンジナヴィアのサルドロンド島の王。 オーイ・ナム・モール・ウールに求婚し、その父に拒まれたため戦争を始める。 |
オーイ・ナム |
アールンの息子 | 名前不明。攻め寄せるクフーリンを見てスワラン王に撤退を提案するが一蹴される。 | フィンガル |
モールラーヴ | サーアルの息子。スワランの使者としてクフーリンに講和を求めにいく。 | フィンガル |
スニーヴァン | オーディン神のお告げを聞くもの。男性巫女? | フィンガル |
エーリック | スワランの部下。エーリンでの戦いに参戦。 | フィンガル |
イニス・ナン・コン | スワランの部下。エーリンでの戦いに参戦。 | フィンガル |
ムーダン | スワランの部下。エーリンでの戦いに参戦。 | フィンガル |
トルマン | スワランの部下。エーリンでの戦いに参戦。 | フィンガル |
マホン | スワランの部下。エーリンでの戦いに参戦。フィンガル王の剣に倒れた。 かつてアアイ・ネヘカの味方をしていた武将。 |
フィンガル |
オルラ | スワランの部下。瀕死の重傷を負いながらフィンガルに挑み、野に倒れる。 戦死した、フィンガルの末子ローネとともに葬られる。 |
フィンガル |
イネヴァーカ | ロホランの王女。歌人ウリンの歌う昔の歌に登場。 フィンガル王の(曽)祖父、トレンモールと結婚した。 |
フィンガル |
コルレ | イネヴァーカに恋する戦士。歌人ウリンの歌う昔の歌に登場。 トレンモールとの決闘に応じず、姿を見せなかった。 |
フィンガル |
スコットランド(フィンガル王の同胞たち) | ||
フィン(フィンガル) | スコットランドの王。セルマに住居を構える。全編通しての主人公と言っていい。 鍛冶屋ルーノが製作した剣「ルーノの子」を持つ。 その剣が光を反射しまぶしいので、「光の剣」とも。 |
ローディン クー・ヴァラ フィンガル タイモーラ |
トレンモール | フィンガルの(曽?)祖父。勇敢だった過去の人として各所で思い出されている。 | ローディンなど |
トラーハル | フィンガルの祖父。勇敢だった過去の人として各所で思い出されている。 | フィンガルなど |
ルーアル | フィンガルの父。勇敢だった過去の人として思い出されている。 | カリク・フーラ カルホウン |
ムールン | フィンガルの母。 | カルホウン |
ドゥ・ヴァハク・ ローネ |
フィンガルの部下。妻はラーンフール、子供はケン・ドゥネ。 ローディンの戦いに倒れる。 オシァンの語る思い出話の中で、コルマクと戦った八人の一人として挙げられている。 |
ローディン フィンガル |
クローマラス (クロームラス) |
フィンガルの部下。 | ローディン |
スルーモール | フィンガルの部下。 | ローディン |
コルマル | フィンガルの部下。 | ローディン |
ウリン | 歌人。ローディンの戦いでは、ドゥ・ヴァハク・ローネの死に際し、頌歌(ほぎうた)を歌い、 祖先クールゴーラムたちの思い出を蘇らせる。 カリク・フーラでは、老齢の歌人と書かれ、若い歌い手たちに指示を出したり、 戦いの後のカリク・フーラでウハに歌を聞かせたりしている。 カルホウンでは和平の使者。フィンガルでは、オシァンとともにコルマクと戦ったと語られる。 |
ローディン カリク・フーラ カルホウン グール・ナン フィンガル タイモーラ |
ストリー・ナン・ ドゥナ |
ルールマルの娘。多くの勇士たちの求婚を受けた、美貌の娘。 クールゴーラムに思いを寄せ、のちにスコットランドで共に暮らすことになる。 歌人ウリンの歌う、過去の記憶の中に登場。 |
ローディン |
クールゴーラム | ウホルノ出身。フィンガルの腹心で、スタルノとの戦いで戦死するドゥ・ヴァハク・ローネの祖先。 ストリー・ナン・ドゥナを巡る争いで兄を殺したため、 父によって追放され、スコットランドにやってくる。 歌人ウリンの歌う、過去の記憶の中に登場。 |
ローディン |
コルクル・スーラン | クールゴーラムの兄。弟と共に求婚にやってくるが、思い人が弟を選んだため戦いとなり、 弟クールゴーラムに殺される。 歌人ウリンの歌う、過去の記憶の中に登場。 |
ローディン |
ヒジァラン | ラーモールの息子。クーヴァラに求婚し、拒否されたことがある。 | クー・ヴァラ |
フィジアラン | フィンガルの家臣。 | クー・ヴァラ |
クローナン | フィンガルの歌人。王に求められ、勇士シルリックの役になって歌う。 | カリク・フーラ |
ミーノン | 女性歌人。王に求められ、勇士シルリックの恋人ビンヴェールの役になって歌う。 | カリク・フーラ |
シルリック | フィンガル王の家臣、既に死亡している。思い出の歌の中に登場する。 | カリク・フーラ |
ビンヴェール | シルリックの恋人、思い出の歌の中に登場する。 シルリックが戦場で死んだと聞いて、息絶えてしまう。 |
カリク・フーラ |
リンヴァル | フィンガルの家臣。ウリンの歌う過去の歌の中に登場する。コルマルに殺された。 | カリク・フーラ |
クリー・モール | リンヴァルの娘。ウリンの歌う過去の歌の中に登場する。 戦場で誤ってコナルを射抜いてしまい、その悲しみのため息絶える。 |
カリク・フーラ |
コナル | クリー・モールの恋人。ウリンの歌う過去の歌の中に登場する。 ジァラクとの戦いのさなか、恋人に射抜かれて死んでしまう。 |
カリク・フーラ |
クレサ・モーラ | フィンガルの母ムールンの兄。伯父。かつてムーナと結婚したが、息子の誕生を知らない。 カルホウンを息子と知らずに殺したことを知り、四日後に息絶える。 |
カルホウン |
コーナル | フィンガルの家臣、カルホウンに捕らえられる。 | カルホウン |
コンルーホ | アイルランドの勇士。フィンガル王の宮廷に登場。 | グール・ナン |
ロスクランナ | エーリン(アイルランド)王、コルマクの娘。フィンガルの最初の王妃。 | グール・ナン |
ジァラン | コナルの父。 | クール・ヴァル |
ジァラク | コナルを殺すジァラクとおそらく同一。コラーの息子。 | クール・ヴァル |
クーヴェル | アイルランドの歌人カルルの歌に登場する。恋人ゲル・ヴィーンを誤って射殺してしまう。 戦場で死にたいと思うが思うようにいかず、最後は自ら武具を打ち捨てて戦死する。 |
フィンガル |
ゲル・ヴィーン | クーヴルーホの娘。クーヴェルの恋人。 霧深い中で男装していたのを、敵と間違われクーヴェルに射殺されてしまう。 |
フィンガル |
グルーヴァル | ゲル・ヴィーンを手に入れようとしている男。クーヴェルの敵。 | フィンガル |
フィラン | フィンガルの息子。後妻である、イニス・トルクの王カーウラの娘、クラーホの子。 ロホランとの戦い、タイモーラの戦いに参加。 戦功を上げるが、タイモーラの戦闘の中に倒れる。 |
フィンガル タイモーラ |
ローネ | フィンガルの息子。後妻である、イニス・トルクの王カーウラの娘、クラーホの子。 ロホランとの戦いで倒れる。 |
フィンガル |
ガル | モルニの息子。フィンガルの家臣。指揮者としてロホラン勢と戦う。 フィンガルが勝利したのち、オシァンとともにスワラン王の傍に座る。 タイモーラ第三の歌でも指揮者をつとめる。 |
フィンガル タイモーラ |
フェルグス | フィンガルの家臣。ロホラン勢と戦う。 | フィンガル |
オスカル | フィンガルの孫、オシァンの息子。冒頭から登場するマルヴィーナの婚約者。 フィンガル第三の歌、ロホランとの戦いが初出。 タイモーラ第一の歌で、カラバルの姦計によって殺害される。 |
フィンガル タイモーラ |
ムラ | オシァンの語る思い出話の中で、コルマクと戦った八人の一人として挙げられている。 | フィンガル |
スカラク | オシァンの語る思い出話の中で、コルマクと戦った八人の一人として挙げられている。 | フィンガル |
オークラン | オシァンの語る思い出話の中で、コルマクと戦った八人の一人として挙げられている。 | フィンガル |
カールデル | オシァンの語る思い出話の中で、コルマクと戦った八人の一人として挙げられている。 | フィンガル |
オーガル | オシァンの語る思い出話の中で、コルマクと戦った八人の一人として挙げられている。 | フィンガル |
エヴィル・アーリン | アイルランドの首領ブラーノの娘で、オシァンの妻、オスカルの母。 エーリンでの戦いの時には、既に死亡している。 |
フィンガル |
ディアルマッド | フィンガルの甥。別の話では、フィンガルの妃グラーネが愛し、駆け落ちしたとされる。 ドゥノーの子。 |
フィンガル タイモーラ |
コナル | フィンガルの祖父、トラーハルの兄弟。オシァンの語る思い出の中に登場。 アイルランドの王となるが、それに反感を持つ南部地方の部族との間で戦いになる。 |
タイモーラ |
コルガル | フィンガルの祖父、トラーハルの息子。名高い勇士だったが、 アイルランド南部、ボルギ地方の民との戦いのさなか、何者かの矢によって倒れる。 |
タイモーラ |
ローマル | フィンガル王の家臣。タイモーラの戦いに参加。フォルダに倒される。 | タイモーラ |
クールミーン | クール・アーリンを母とする若者。フィンガル王の家臣。タイモーラの戦いに参加し、 親しかったローマルの倒れたのを見て駆けつけ、フォルダに倒される。 |
タイモーラ |
クローナル | フィンガル王の家臣。タイモーラの戦いに参加。カーモールに倒される。妻はトラーミーン。 | タイモーラ |
クーン・ルーフ | モルニの息子、ガルの兄弟。高齢となったオシァンが思い出す人物。 グーホウナの恋人。攫われた恋人を取り戻すため、イー・ホウン島でトスカルと戦い、 ともに果てる。 |
クーンルーフ |
トスカル | キンフェナの息子。高齢となったオシァンが思い出す人物。 グーホウナに一目ぼれし、無理に連れ帰るが、そのためにクーン・ルーフと闘うことになる。 |
クーンルーフ |
フェルグー | トスカルの仲間。高齢となったオシァンが思い出す人物。 トスカルの仲間。 |
クーンルーフ |
グーホウナ | ルーマルの娘。高齢となったオシァンが思い出す人物。トスカルに連れ去られるが、 クーン・ルーフのことを思いつめている。 恋人クーン・ルーフが倒れたことを知り、悲しみのため、その場でともに果てる。 |
クーンルーフ |
ロンナン | トスカルの兄弟。トスカルとクーン・ルーフが闘った時には、既に亡くなっている。 | クーンルーフ |
味方(主にアイルランドかオークニー諸島) | ||
クー・ヴァラ | オークニー諸島のイニス・トルク島のサルノ王の娘。 饗宴に訪れたフィンガルに恋し、男装してスコットランドへついてくる。 |
クー・ヴァラ |
ジァールサ・ グレーネ |
モルニの娘、クー・ヴァラとともにいる | クー・ヴァラ |
メルフール・ フーヴ |
モルニの娘、クー・ヴァラとともにいる | クー・ヴァラ |
カー・フール | サルノ王の息子、クー・ヴァラの兄弟。 | カリク・フーラ |
カー・フル | クー・ヴァラの兄弟と同じかどうかは不明。 クー・ヴァラに求婚したフローハルを縛り上げ、屋外に三日間放置した首領。 |
カリク・フーラ |
ムーナ | バラ・クルーハの出身。 クレサ・モーラと結婚するが、直後に生き別れになってしまう。 クレサ・モーラとの間に息子カルホウンを産んでいる。 |
カルホウン |
マロルコル | フゥアルフェッドにある島の王。オーイ・ナム・モール・ウールの父。 | オーイ・ナム |
オーイ・ナム・ モール・ウール |
マロルコルの娘。 父によってオシァンに与えられそうになるが、トウン・ホルモドを慕っている |
オーイ・ナム |
カルル | クール・アヴィンの王。老齢にあり、フィンガルの饗宴に出た日を懐かしがっている。 | グール・ナン |
グール・ナン・ ドゥナ |
カルル王の娘。オシァンとともにややってきたトスカルに思いを寄せる。 | グール・ナン |
トスカル | オシァンとともにクローナのほとりへ戦勝の碑を建てに行く若者。 おそらくマルヴィーナの父。 |
グール・ナン |
クローアル | アイルランドの一地方であるクローマの王。フィンガルとは旧知の仲。 老齢で失明しており、戦うことが出来ない。 |
クローマ |
フーヴァル・ゴーラム | クローアルの年若い息子。ローマル王が攻めてきたとき、初陣に倒れる。 | クローマ |
ラーモール | クルーア河畔の首領。ドゥンハルモに殺される。 息子はカルホウンとコルマル。 |
クール・ヴァル |
カルホウン | ラーモールの息子。兄。 | クール・ヴァル |
コルマル | ラーモールの息子。弟。ドゥンハルモに無残に殺される。 | クール・ヴァル |
ラーヴギァル | クライド河畔の首領。本人は登場しない。 カルホウンを助ける時、男装したクール・ヴァルが「自分はラーギヴァルの息子」と名乗る |
クール・ヴァル |
クール・ヴァル | ドゥンハルモの娘。カルホウンを慕い、男装して助ける。 | クール・ヴァル |
カルムン | トゥイー河畔の猟師。味方かどうかは不明。 | クール・ヴァル |
クフーリン | セマの息子。エーリン(アイルランド)の王、コルマクに仕える勇将。 アイルランドの神話では有名。ここでの騎馬はシー・ファタとドゥ・スローン・ゲル。 かつてフィンガル王と戦った時は一歩も引かなかったと自ら語る。 |
フィンガル |
カラバル | クフーリンの部下。フォーナの子。ロホラン勢との戦いに倒れる。 | フィンガル |
モーラン | フィヒルの子。クフーリンの部下。 | フィンガル |
モールラウン | クフーリンの部下。モーランと同一かは不明。ロホラン勢との戦いに倒れる。 | フィンガル |
クルハ | クフーリンの部下。 | フィンガル |
コナル | クフーリンの部下。コルガルの息子。慎重論を唱えるが、クフーリンに一蹴される。 タイモーラ冒頭に登場するコナルと同一かどうかは未確認だが、一応同じにしておく。 タイモーラに登場するコナルはドゥ・カルホウンの息子。ドゥン・ローラの首領。 タイモーラの戦では老齢になっており、フォルダに倒される。 |
フィンガル タイモーラ |
フーヴィ | クフーリンの部下。 | フィンガル |
クルーゲル | クフーリンの部下。ゲーゲルの息子。妻はジェオー・グレーナ。 ロホラン勢との戦いに倒れたのち幽霊として登場し、 コナルに、クフーリンたちの敗戦を予言する。 |
フィンガル |
ローナン | クフーリンの部下。 | フィンガル |
クルーアル | クフーリンの部下。 | フィンガル |
カルマル | クフーリンの部下。マハスの息子。母はアルケーハ。 深手を負いながらもクフーリンに戦況を伝える。第三の歌で戦死。 |
フィンガル |
ルーハル | クフーリンの部下。 | フィンガル |
コルマル | クフーリンの部下。(コルマル王とは別人) | フィンガル |
クールチァ | クフーリンの部下。ロホラン勢との戦いに倒れる。 | フィンガル |
カーバッド | クフーリンの部下。アルミンの息子。ドゥホルマルに殺される。 | フィンガル |
ドゥホルマル | クフーリンの部下。 ムールンを手に入れるためカーバッドを殺すが、そのムールンによって刺し殺される。 |
フィンガル |
ムールン | コルマル王の娘。思いを寄せていたカーバッドがドゥホルマルに殺されたことを知ると、 カーバッドの剣でドゥホルマルを殺すが、自分もドゥホルマルの手で命を落とす。 |
フィンガル |
シーアーリーン | クフーリンの部下。ロホラン勢との戦いに倒れる。 | フィンガル |
アールダン | クフーリンの部下。ロホラン勢との戦いに倒れる。妻はエヴィル。 | フィンガル |
トレナル | クフーリンの部下。ロホラン勢との戦いに倒れる。 | フィンガル |
ドゥルグラス | クフーリンの部下。 | フィンガル |
クーラッハ | クフーリンの部下。ロホラン勢との戦いに倒れる。 | フィンガル |
カルル | 老齢な歌人の頭。クフーリンに仕えている。スワラン王を饗宴に招くが拒否される。 フィンガル王に仕えている歌人、ウリンと同じ立ち位置の人物。 |
フィンガル タイモーラ |
クリー・モール | カルルの歌う歌に登場。カラバルと、美しい牛の所有権をめぐって争い、殺される | フィンガル |
ブラー・ソーリス | カルルの歌う歌に登場。カラバルの妹。 慕っていたクリー・モールが兄に殺されたことを知り、恋人の遺体の傍で息絶える。 |
フィンガル |
ブラー・ゲル | クフーリンの妻。クフーリンの話の中に登場する。 | フィンガル |
クルーマル | クフーリンの部下。第二の歌でエーリン勢の撤退を求める。 | フィンガル |
フェルデ | アムンの子。スコットランドから来た人で、かつてのクフーリンの親友。 気位高きカラバルの妻デードゲルに愛され、強いられてクフーリンと戦うことになる。 しかし親友との戦いを望まなかったため、クフーリンの剣によって命を落とす。 |
フィンガル |
ブラーノ | アイルランドの首領。オシァンの妻、エヴィル・アーリンの父。 オシァンが思い出として語る。 |
フィンガル |
コルマク | ブラーノの家臣。オシァンが思い出として語る。 部下たちとともに、求婚にやってきたオシァンと戦い、倒れた。 |
フィンガル |
コラ | ブラーノの家臣。オシァンが思い出として語る。 | フィンガル |
ドゥラ(1) | ブラーノの家臣。オシァンが思い出として語る。 以下、カタカナに直すと同じだが、つづりの違う3人のドゥラが続く。 |
フィンガル |
ドゥラ(2) | ブラーノの家臣。オシァンが思い出として語る。 | フィンガル |
ドゥラ(3) | ブラーノの家臣。オシァンが思い出として語る。 | フィンガル |
ラーヴ・ジェラク | フィンガル王の末子、ローネを横たえる傍の四つの石積みに眠る勇将。 ウリンとの戦いにからくも勝利するが、自らも命を失う。 |
フィンガル |
ウリン | カラバルの息子。歌人ウリンとは別人。 ゲラホスを手に入れるため、ラーヴ・ジァラクと戦うが、逆に倒される。 |
フィンガル |
ゲラホス | トゥアハルの娘。ラーヴ・ジェラクの恋人。犬のブランを連れている。 ウリンとの戦いに倒れた恋人の傍に三日間座り続け、四日目に息絶える。 |
フィンガル |
フェルグス | ウーダンの息子。 | フィンガル |
アラーチァ | 老齢の人物。「石積みにおじぎをするのが好きな」人物らしい。 | フィンガル |
ウルファタ | ラーヴ・ジェラクと戦っている人物。フィンガルにとって敵か味方かは不明。 | フィンガル |
コルマク | クフーリンの仕える王。(しかしコルマク登場時、クフーリンは既に死亡) アルホ王の息子。カラバルに殺される。 |
タイモーラ |
カーフル | モーラン、またはマーロンナンの息子。オスカルの親友。 コルマク王のもとにいて、カラバルに殺された。 |
タイモーラ |
アルハン | コルマク王の歌人。コナハルの子。 カラバルの倒れた後、フィンガルの元へやってきて、コルマク王の最期を歌う。 |
タイモーラ |
ウスノー | 別名ウスネ。別の伝承に語られる英雄。 ここでは歌人に名をかたられるのみで、実際には登場しない |
タイモーラ |
カーバッド | アイルランドの首領、ウスノーとともに語られる | タイモーラ |
ナーホス | アイルランドの首領、ウスノーとともに語られる | タイモーラ |
クラーハン | ゲル・ラーヴの子。コルマク王にカラバル襲来を告げる | タイモーラ |
ドゥ・カルホウン | 歌人コナルの父。オシァンの歌う昔語りに登場する。 コナルが若い日、コルク・クラヴとの戦いに倒れる |
タイモーラ |
コルマル | フィンガルの語る思い出話に登場。エーリンの王。ロスクランナの父。 コルク・ウラヴと戦っており、コナルを遣わしてフィンガル王に助力を求める。 |
タイモーラ |
カラバル | フィンガルの語る思い出話に登場。コルマル王の息子、ロスクランナの兄。 | タイモーラ |
敵 | ||
カラクル | ローマの王子。スコットランドに攻めてくるがフィンガルに撃退される | クー・ヴァラ |
ジァラク | 詳細不明。ウリンの歌う、コナルとクリー・モールの歌の中に登場。 | カリク・フーラ |
カルホウン | クレサ・モーラとムーナの息子。 | カルホウン |
ドゥ・ヴァハク・ ヒァール・ラス |
カルル王と敵対する一族の人物。かつてカルル王と戦った。 ヴァイキングであるという説がある。 |
グール・ナン |
ローマル | トロムロの首領。クローアル王を攻めるが、オシァンに倒される。 | クローマ |
ドゥンハルモ | トゥイー河畔の首領。クール・ヴァルの父。 ラーモールを殺し、その息子二人をある程度まで養育するが、 その後幽閉し、コルマルを殺してしまう。オシァンに倒される。 |
クール・ヴァル |
カラバル | ボルバル・ドゥ・フルの息子。 クルーゲルの妻、ジェオー・グレーナの父、ブラー・ソーリスの兄、ウリンの父も カラバルというが、それぞれ同一人物かどうかは未確認。 オシァンの息子オスカルに致命傷を与えるが、自身もオスカルに倒される |
タイモーラ |
カーモール | カラバルの弟。兄と違い騙まし討ちなどは嫌いな性格。 ラルホウンの子。兄亡き後を継ぎ、敵討ちのため、フィンガル王と戦い、激戦のすえに フィンガルの剣に倒れる。 |
タイモーラ |
オラ | カラバルの歌人。 | タイモーラ |
フォルダ | カラバルの部下。タイモーラの戦いに登場 | タイモーラ |
マルホス | カラバルの部下→カーモールの部下。タイモーラの戦いに登場 | タイモーラ |
モールラ | カラバルの部下。タイモーラの戦いに登場。オスカルに倒される | タイモーラ |
マーロナン | カラバルの部下。タイモーラの戦いに登場。オスカルに倒される | タイモーラ |
コナハル | カラバルの部下。タイモーラの戦いに登場。オスカルに倒される | タイモーラ |
フォナル | カーモールの部下。タイモーラの戦いに登場。歌人の頭。 | タイモーラ |
コルマル | カーモールの部下。タイモーラの戦いに登場。 | タイモーラ |
フォルダ | カーモールの部下。タイモーラの戦いに登場。モーマの首領 | タイモーラ |
トゥルロッホ | カーモールの部下。タイモーラの戦いに登場。 | タイモーラ |
ヒダラ | カーモールの部下。タイモーラの戦いに登場。歌人でもある。 戦いの中で倒れる。 |
タイモーラ |
フォウナル | カーモールの部下。タイモーラの戦いに登場。歌人。 | タイモーラ |
スール・ヴァル | イニス・フナ王の娘。母はグルーン・ゲル。カーモールを慕い、ついてきている。 | タイモーラ |
クローハル | フォウナルの歌う昔語りに登場。南アイルランドのボルギ一族の首領だった。 トゥルロッホと戦うが、退けるにはトレンモール王の弟コナルの助力を必要とした |
タイモーラ |
カーミーン | フォウナルの歌う昔語りに登場。ウリンの首領。 | タイモーラ |
クーヴ・ラーヴ | フォウナルの歌う昔語りに登場。カーミーンの娘。クローハルと恋に落ちる。 | タイモーラ |
トゥルロッホ | フォウナルの歌う昔語りに登場。クーヴ・ラーヴに思いを寄せ、クローハルに戦いを挑む。 | タイモーラ |
コルムル | フォウナルの歌う昔語りに登場。クローハルの弟。トゥルロッホに倒される。 | タイモーラ |
コルムル | カーモールの部下。タイモーラの戦いに登場。ドゥン・ラーホの首領。 フィンガル王の息子フィランに倒される。 |
タイモーラ |
マーロンナン | カーモールの部下。タイモーラの戦いに登場。フィンガル王に倒される。 | タイモーラ |
トゥルラー | カーモールの部下。タイモーラの戦いに登場。ガルに倒される。 妻はオーイ・クーヴァ。 |
タイモーラ |
クルーン・マール | カーモールの歌人。ローンに住む老人。 | タイモーラ |
クルアネール | カーモールが語る昔の話に登場。アイルランドの首領の一人。 コルマク王に倒される。 |
タイモーラ |
ソンモール | カーモールが語る昔の話に登場。カーモールの祖父。妻はスール・アーリン。 | タイモーラ |