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グートルーン あらすじ／5
ヴァーデはじめ、ノルマン国を占拠した人々は、かつての恨みとばかり略奪の限りを尽くし、領土も奪いました。
ヴァーデは人質にしたハルトムートもまた、殺してしまおうとするのですが、それはオルトウィーンが止めます。（無茶しすぎよヴァーデ。）
国へ戻ったグートルーンは、もちろん、チョット情けないあの婚約者、ヘルウィヒと結婚します。
ハルトムートは、グートルーンと苦難をともにしたヒルデブルクと結婚。
そして、ハルトムートの妹オルトルーンは、グートルーンの弟オルトウィーンと結婚します。
さらに、ヘルウィヒの妹が、モルラントの王ジークフリートと結婚し、両国の友情も深められました。
…ま、親戚同士になるのがいちばん、手っ取り早い国交正常化の方法ですか。
と、いうわけで、嫁とり合戦はめでたく大団円。
ふつうに時間を換算すると、みなさん年齢がかなりオカシイことになってますが、それは気にしてはいけません。
叙事詩に出てくる年月ってのは、数字のまんまではないのです。そしてまた、年をとる早さも、人によって、一定では無い…らしい。
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さて、それで最後に、皆様に問題を出します。以下の人々の名前を上げてください。
回答は反転です。
１．娘かわいさに人の道を踏み外した人。（２名います） 答え；ハーゲン、ヘッテル
２．命をかけた求婚の旅に出るのがイヤで、親類を行かせようとした人。 答え；フルーテ
３．他国に美声の戦士がたくさんいる、と聞いて家出を決意した王女。 答え；ヒルデ
４．母怖さに、惚れた女が洗濯させられているのを黙って見てたマザコン王子。 答え；ヘルヴィヒ
５．他国の王女を折檻しまくった挙句、王女を取り戻しに来た軍を見て「王女を殺せ！」と、叫んだ人。 答え；ゲルリント
６．突然人格変わって、高笑いを成す姫君 答え；グートルーン
７．主君の娘の婚約者をハリ倒して気絶させた人。 答え；ヴァーデ
ロクな人がいやしません。この話。＾＾；
実は、はしょっただけで、他にも人でなしが何人かいますし、ここに挙げた人たちも、さらに怪しい所業をしまくっています。
…文学の価値なんて、感性の問題だとは思いますが、…原語も読めないですが…、中高ドイツ語の最高傑作とまで言い切ってしまうのはどうだろうと思いますよシェーラー先生。
グリフィンとか、ガビローンとか、かなりギリシア神話からひっぱってきた単語が多いと思いのもイマイチかなぁ〜。
ま、とっても愉しい作品には違いないですよね。現代に残ってくれたことに感謝。
end.