曽野稲荷

2005年8月14日
「曽野稲荷神社（そのいなりじんじゃ）」
愛知県瀬戸市
地図
撮影 OLYMPUS E-10

	定光寺の宮刈池へ向かう途中、立派なお稲荷さんの鳥居を見つけて、ちょっと寄ってみた。「正一位稲荷大明神（しょういちい）」と、名前からして立派だ。お稲荷さんというと、キツネを祀ってあると思いがちだけど、キツネはお使いで、実際はキツネを使っている神さんをお祀りしてるしてる、のだそうだ（今日初めて知ったこの事実。がーん）。場所は、207号線を「曽野口」で右に折れて 208号線を5分ほど走った左側。
神社の近くにあったこれは初めて見るけど、たぶんセンニンソウ（仙人草）だと思う。かなり大きくてたくさんの花が密集してたので木に咲く花かと思ったら、つる性植物だった。（だから樹木の花の図鑑に載ってなかったのか）
	ミツバチが花から花へうつって蜜を集めていた。意外と素早くて写真を撮るのが難しい。でも、蜜集めに夢中でこっちを気にしてる様子はなかった。他にもいろいろ虫が集まっていた。
階段を登り切ると、長く続く赤鳥居が出迎えてくれる。お、こりゃいいね。赤鳥居好きの私の心をくすぐる鳥居トンネルだ。 100メートルか、それ以上続いてただろうか。両脇には白いタカサゴユリが咲き、歩く先々でハグロトンボがハラハラと飛び交う。物音はセミの大合唱にかき消され、ちょっと幻想的な空間だった。
	この神社の参道や周辺ではたくさんのタカサゴユリが咲いていた。群生というほどではないけど、あっちにもこっちにもあって、見てるうちに飽きるくらいだった。これがヤマユリだったら、と思いつつ、でもタカサゴユリの白もそんなに悪くない。
単純にキツネノマゴでいいと思うんだけど、これに似た野草がいつくかあることを最近知って自信がなくなった。
	ハグロトンボ。最近よく見かけるから珍しいものじゃないのだけど何度撮ってもビシッといかない。やや薄暗いところにいることが多いのと、けっこう臆病で近寄るとすぐに飛んで逃げるからどうしてもぶれたり、ピントが甘くなったりする。今回も駄目だった。
葉っぱの先が黒いのは全部ノシメトンボ、と判断してるけど、実は違うかもしれない。羽を前の方に倒してるしぐさは安心してる状態なんだそうだ。
	ヨウシュヤマゴボウもだいぶ色づき始めた。こんなところでもちょっと秋を感じる。しかしこの色、きれいなのと毒々しいのとギリギリのところだ。間違っても食べようとは思わない。
もうススキが穂を出し始めていた。でもまだ若い。
	赤鳥居を抜けると、思いがけず広い境内に出て驚く。うわっ、広い、とそのままの感想。左奥が本殿。右側の建物は社務所か何かか。狛犬の変わりにキツネが両サイドを守っている。ここでも檻に入っていた。前に見たのは、牛が檻に入っているところだった。檻に入れてあるというのはどんな意味があるんだろう。
境内に咲いていたこれはノリウツギでいいのかな。これもそろそろ時期的に終わりだろう。
	これも境内に咲いていたやつだけど、野草という感じじゃなく、植えられたもののようだった。調べたけど分からす。花としては、アケボノソウとかセンブリに似てる。でも花のつきかたや葉っぱが違う。＜追記＞ニラ疑惑発生。疑惑というより、ニラだろう、これ。たぶん、きっと。
今日の空と雲。青色も雲も不完全。昨日の天気予報では曇りとか雨とか言ってたのに、今日になってみればいい天気。そういうときは外れてくれて嬉しい。今日は久しぶりに暑さを感じた。
お盆ですっかり散策のペースが狂ってしまって、久々の散策行きとなった。　遠出も考えたけど、気力不足と時間不足で断念。リハビリのように近場の定光寺にしておいた。　この後、宮刈池を目指したんだけど、結局行き着けなかった。その様子は定光寺周辺の夏で。　なので、今日のメインはここ曽野稲荷となった。　境内も広くて立派だったし、何よりあの長く続く赤鳥居がよかった。思いがけない収穫。　赤鳥居好きの人にオススメしたい。ここは近所の人くらいしか知らない神社なんじゃないだろうか。　今回、実験の意味で、あらたに買ったサーキュラPLフィルタをすべてのシーンで使ってみた。　それなりに効果はあったかもしれない。鳥居の赤とか、木々の緑とか順光のときの青空とかが、何も付けないときより鮮やかになっている。レタッチしたのとは違う効果として。　ただ、暗くなる分シャッター速度が落ちるので、暗いシーンでのマクロまで付けっぱなしというわけにはいかないようだ（E-10の場合、上限1/800秒とシャッタースピードが遅いので、快晴時のマクロにあえて使うという手もある）。　もう少し実験的に使ってみて、どういうところで使えばいいのかを把握したい。　所在地：　愛知県瀬戸市曽野町　時間：　終日開放　休み：　なし　駐車場：　あり（2ヶ所でそこそこ広い）　散策時間：　30分

	定光寺の宮刈池へ向かう途中、立派なお稲荷さんの鳥居を見つけて、ちょっと寄ってみた。「正一位稲荷大明神（しょういちい）」と、名前からして立派だ。お稲荷さんというと、キツネを祀ってあると思いがちだけど、キツネはお使いで、実際はキツネを使っている神さんをお祀りしてるしてる、のだそうだ（今日初めて知ったこの事実。がーん）。場所は、207号線を「曽野口」で右に折れて 208号線を5分ほど走った左側。
神社の近くにあったこれは初めて見るけど、たぶんセンニンソウ（仙人草）だと思う。かなり大きくてたくさんの花が密集してたので木に咲く花かと思ったら、つる性植物だった。（だから樹木の花の図鑑に載ってなかったのか）
	ミツバチが花から花へうつって蜜を集めていた。意外と素早くて写真を撮るのが難しい。でも、蜜集めに夢中でこっちを気にしてる様子はなかった。他にもいろいろ虫が集まっていた。
階段を登り切ると、長く続く赤鳥居が出迎えてくれる。お、こりゃいいね。赤鳥居好きの私の心をくすぐる鳥居トンネルだ。 100メートルか、それ以上続いてただろうか。両脇には白いタカサゴユリが咲き、歩く先々でハグロトンボがハラハラと飛び交う。物音はセミの大合唱にかき消され、ちょっと幻想的な空間だった。
	この神社の参道や周辺ではたくさんのタカサゴユリが咲いていた。群生というほどではないけど、あっちにもこっちにもあって、見てるうちに飽きるくらいだった。これがヤマユリだったら、と思いつつ、でもタカサゴユリの白もそんなに悪くない。
単純にキツネノマゴでいいと思うんだけど、これに似た野草がいつくかあることを最近知って自信がなくなった。
	ハグロトンボ。最近よく見かけるから珍しいものじゃないのだけど何度撮ってもビシッといかない。やや薄暗いところにいることが多いのと、けっこう臆病で近寄るとすぐに飛んで逃げるからどうしてもぶれたり、ピントが甘くなったりする。今回も駄目だった。
葉っぱの先が黒いのは全部ノシメトンボ、と判断してるけど、実は違うかもしれない。羽を前の方に倒してるしぐさは安心してる状態なんだそうだ。
	ヨウシュヤマゴボウもだいぶ色づき始めた。こんなところでもちょっと秋を感じる。しかしこの色、きれいなのと毒々しいのとギリギリのところだ。間違っても食べようとは思わない。
もうススキが穂を出し始めていた。でもまだ若い。
	赤鳥居を抜けると、思いがけず広い境内に出て驚く。うわっ、広い、とそのままの感想。左奥が本殿。右側の建物は社務所か何かか。狛犬の変わりにキツネが両サイドを守っている。ここでも檻に入っていた。前に見たのは、牛が檻に入っているところだった。檻に入れてあるというのはどんな意味があるんだろう。
境内に咲いていたこれはノリウツギでいいのかな。これもそろそろ時期的に終わりだろう。
	これも境内に咲いていたやつだけど、野草という感じじゃなく、植えられたもののようだった。調べたけど分からす。花としては、アケボノソウとかセンブリに似てる。でも花のつきかたや葉っぱが違う。＜追記＞ニラ疑惑発生。疑惑というより、ニラだろう、これ。たぶん、きっと。
今日の空と雲。青色も雲も不完全。昨日の天気予報では曇りとか雨とか言ってたのに、今日になってみればいい天気。そういうときは外れてくれて嬉しい。今日は久しぶりに暑さを感じた。
お盆ですっかり散策のペースが狂ってしまって、久々の散策行きとなった。　遠出も考えたけど、気力不足と時間不足で断念。リハビリのように近場の定光寺にしておいた。　この後、宮刈池を目指したんだけど、結局行き着けなかった。その様子は定光寺周辺の夏で。　なので、今日のメインはここ曽野稲荷となった。　境内も広くて立派だったし、何よりあの長く続く赤鳥居がよかった。思いがけない収穫。　赤鳥居好きの人にオススメしたい。ここは近所の人くらいしか知らない神社なんじゃないだろうか。　今回、実験の意味で、あらたに買ったサーキュラPLフィルタをすべてのシーンで使ってみた。　それなりに効果はあったかもしれない。鳥居の赤とか、木々の緑とか順光のときの青空とかが、何も付けないときより鮮やかになっている。レタッチしたのとは違う効果として。　ただ、暗くなる分シャッター速度が落ちるので、暗いシーンでのマクロまで付けっぱなしというわけにはいかないようだ（E-10の場合、上限1/800秒とシャッタースピードが遅いので、快晴時のマクロにあえて使うという手もある）。　もう少し実験的に使ってみて、どういうところで使えばいいのかを把握したい。　所在地：　愛知県瀬戸市曽野町　時間：　終日開放　休み：　なし　駐車場：　あり（2ヶ所でそこそこ広い）　散策時間：　30分