2005年5月31日
「河川環境楽園(かせんかんきょうらくえん)/かさだ広場」
岐阜県各務原市
地図
撮影 OLYMPUS E-10
かさだ広場がオオキンケイギクの絨毯になってる、 という噂を聞いて向かった。 場所は一宮の138タワーパークの北側、 木曽川を渡った先の右側。 その左に隣接するように河川環境楽園がある。 まずはかさだ広場へ行ってみた。 駐車場(無料)に車を置いて少し歩く。 花畑は広い芝生広場を横切った向こう側。 まだ見えてこない。 |
|
おお、着いた、ついた。 なるほど、これがオオキンケイギクか。 夫婦連れの先客がいたけど、それだけ。 名所として多少なりとも賑わってるのかと思ったら、 どうやらそういうところではないらしい。 |
|
確かに一面、オオキンケイギクだらけで、 絨毯と言えなくはないけど、 ちょっとイメージと違った。 間が空きすぎてるのと、雑草や低木が中途半端に 景観を崩してる。 時期的にもずれてたようで、 早すぎたのか、遅かったのかしたらしい。 期待がやや大きすぎた。 |
|
今日は強風が吹き荒れていた。 この草もなびき放題。 はて、これ何だろう。 |
|
意外と見せ場がなかった、かさだ広場を後にして、 河川環境楽園へとやってきた。 いきなり大きな観覧車が出迎える。 (この観覧車、クーラー入りらしい。今時普通?) ここは何と説明したらいいのだろう。 木曽川沿いの公園でもあり、 高速のパーキングエリアでもあり、 淡水水族館や、その他施設などもある、 複合施設というのか。 入園、駐車場とも無料で、水族館などは有料。 |
|
園内の一角に、こういう施設系のものが 集まっている。 レストハウス、観覧車、水族館、お土産物屋 などなど。ゲーセンまである。 少し離れたところに、「自然発見館」 というのがあって、 そこでは、自然に関する展示があったり、 工房で体験学習などができるようだ。 |
|
ここらあたりは人工的なゾーン。 テーマパークの中みたいな感じになっている。 |
|
人が多いところを避け、 河原の芝生の方へ歩いていったら、 何か巨大な白い花を見つけた。 あ、これか、タイサンボク(泰山木)。 ハクモクレンに似てるなと思ったら、 北アメリカ原産のモクレンそうだ。 どうりで似てるわけだ。そしてビッグサイズ。 |
|
園内に木曽川を模した水の流れが作られていて、 ここはその下流ゾーン。 何やらガァガァ騒がしいと思ったら、 あ、カルガモのチビっこたちだ。 おー、ついに見つけた、カルガモ親子。 しかーし、写真はこの通り、親しか写ってない? 草の茂みに6羽くらいいたんだけど、 遠すぎて届かない。 少し粘ったけど、 警戒して近づいてきてくれなかった。 次こそカルガモ親子をちゃんと撮りたい。 |
|
花菖蒲とキショウブだと思う。 明日から6月、 本格的な菖蒲の季節は近い。 |
|
「じゃぶじゃぶの河原」と名付けられたところ。 浅瀬になっていて、ここに入って遊べるように なっている。 夏場はちびっこで大賑わい(のはず)。 今日は暑かったら、そろそろ水に入っても 冷たいとは思わなかっただろう。 |
|
棚田と農家。 環境楽園という名前の通り、 ここは木曽川沿線の環境を再現してる公園 と言うと正しいのかもしれない。 農家が移築されていて、 棚田にはちゃんと苗が植えられている。 それだけ見ると、昭和の本物の農村風景 みたいに見えるけど、遠くに観覧車。 |
|
障子戸と縁側のある風景。 家は古い本物が使われてるようだ。 作り物めいてない。 どっかからそのまま持ってきたのだろうか。 |
|
家の中。 ここまで小道具が揃ってると、 かえって偽物っぽい気がしないでもない。 囲炉裏はともかく、蓑とか俵は ちょっと違和感がある。 これは昭和を通り越して 江戸時代っぽくさえある。 |
|
水車も実際に回っていた。 でも水車の役割って何なんだろう? 考えたら知らない。 米と関係があるのか? 脱穀とか? うちの三重の田舎も相当な田舎だけど、 水車はさすがになかった。 |
|
疑似木曽川の上流ゾーンにやってきた。 ミニチュアだけどよくできている。 自然の河原といっても違和感はない。 |
|
上流部分の両側にはたくさんの花が 植えられていて、 ほとんどのものに名前のプレートが付いていた。 親切でもあり、勉強にもなる。 これはノコギリソウ(鋸草)。 花の特徴からではなく、葉っぱがノコギリのように ギザギザだからこの名前が付いたそうだ。 だったら葉っぱを撮らなきゃ、私。 |
|
この前から何度か見かけてるこれ、 やっぱりキキョウでいいんだろうか。 どうも自信がないというか、 違うような気もする。 葉っぱの感じが。 |
|
スイカズラ(吸葛)。 わりとポピュラーなものらしいけど、 しっかり見るのは初めてだ。 ふむふむ、こんなふうになってるのか。 別名は「金銀花」。 花色が白から黄色に変化することから そう呼ばれるんだとか。 |
|
前から見たいと思っていた「ユキノシタ」。 残念ながら花は終わりかけのようで、 状態のいいものが少なかった。 でも見られてよかった。 次は秋にダイモンジソウを見たい。 |
|
コバノタツナミ(小葉立浪)? ラショウモンカズラ(羅生門葛)? どっちだか分からなかった。 近くにあったのは「コバノタツナミ」のプレート だったから、たぶんそっちだと思うんだけど。 |
|
あ、ニッコウスゲだ。 初めて見て、喜ぶ。 ゼンテイカ、と言った方がいいのかも。 今年はユリもひと通りみたい。 ヤマユリ、ササユリなど。 クロユリも見たいけど、あれは北陸か 長野の奥あたりまで行かないと 見られないようだ。 |
|
これは名前プレートを見つけられなかった。 ヤマブキソウかと思ったけど、どうも葉っぱが違う。 マツヨイグサとも違うか。 |
|
ヒメツルソバ。 何かに似てると思ったら、 コンペイトウか。 たぶん、もうコンペイトウって一般常識 じゃないと思うけど。 |
|
名も知らぬ花でしめくくり。 何だろう、これ。ポケット図鑑では発見できず。 |
|
かさだ公園のオオキンケイギクの絨毯はちょっと期待してたのと違って残念だった。あれは最初人の手で植えられたのだろうか。その後は手が入ってないみたいだけど。 もう少し整備するともっときれいになると思う。もったいないと感じた。 河川環境楽園はとてもいいところだ。気に入った。 施設部分は入ってないので分からないけど、自然ゾーンは変化があって面白い。花も多い。 散策も1時間から1時間半くらいでちょうどいい感じで、のんびりもできるし、遊ぶこともできる。 施設以外は無料だし、あと、パーキングエリアを兼ねているということで、深夜12時まで開いていて(施設は6時で終了)時間を気にする必要がないのがいい。 ただし、西と東の駐車場は6時(季節によって7時だったり5時だったり)で閉まってしまうので、中央駐車場にとめた方がいいだろう。どこへ行くにもそこからが一番近いし。 というわけで、河川環境楽園は遊び兼散策としてオススメできる。 住所: 岐阜県各務原市川島 営業時間: 公園は深夜0時まで、施設は9時半〜7時まで(6月〜) 定休日: 毎週第2月曜日 入園料: 無料 駐車場: 無料 サイト |