2005年5月25日
「東山植物園
(ひがしやましょくぶつえん)
名古屋市千種区
地図
撮影 OLYMPUS E-10

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東山植物園の中にあるバラ園にやってきた。
ここにもあったか、バラ園。
今はちょうど最盛期だからな。
相変わらず香りがすごい。
さほど広くはないけれど、種類はけっこうある。
(181品種930本だそうだ)
今回も目に付いたものを少しだけ撮った。
動物園もだけど、植物園もやはり親子が似合う。
でも子供って少ないなと、こういうところでも感じる。
3人とか連れてる夫婦はほとんど見かけない。
それはともかくとして、バラを見よう。

やっぱり惹かれる紫のバラ。
藤色と言った方がいいか。
名前は「ブルー バユー」。
青じゃないな。
1993年ドイツ作、というから新しめだ。
願いを込めてブルーの名を付けられた
紫のバラたち。
逆にパープルの名が付いたバラって
あるんだろうか。
まだ出会ってないけど、あるなら見たい。
これは深い紫だ。
「カーディナル ドゥ リシュール」
とプレートにはあったけど、検索しても
ほとんど出てこない。
どうもバラの日本語表記はまちまちで
統一されてないところがあるようだ。
「ドゥ」だったり「ド」だったり、
「レキシー」だったり「レクシー」だったり。
ところで黒バラって存在しないのだろうか?
青いバラ以上にないような気がするんだけど。
「ビクトル ユーゴ」。
名前からしてフランス作だ。
文豪のビクトル・ユーゴから取られたに違いない。
「レ・ミゼラブル」に赤いバラって
出てきたんだったか? 覚えてないや。
そういえば、レ・ミゼラブルって名前のバラが
あったような。
「トランペッター」。
どのあたりがトランペッターを連想させるのか、
トランペットさえ間近に見たことがないので
よく分からない。
ニュージーランド作出。
ニュージーランドもバラ作りが盛んのようだ。
オーストラリアはどうなんだろう?
「スターゲーザー」とプレートにはあったけど、
それでいいのかちょっと自信がない。
検索するとその名のユリしか出てこない。
スターゲイザーだとスピッツの曲だし。
こういうバラを一重咲きということを最近知った。
「ホワイト ウイングス」。
白い翼。
または紙ヒコーキ。
アメリカ人もこういうバラを作るんだ。
離れてポツンと寂しげに咲いていた
小さな黄色いバラ。
なんだあれ、と思ったら、名前は
「ヘンリー フォンダ」。
どういういきさつでこの名前が付けられたんだろう。
本来もっときれいに咲くもんなのだろうけど、
ここのヘンリー・フォンダは
晩年のフォンダって感じだった。
映画『黄昏』の頃の。
白とピンクの半八重咲き。
「花霞」。
日本人作のバラは、
個人的に好きなものが多い。
「プリンセス アイコ」
剣弁高芯咲き(って覚えにくい)。
色といい形といい、とても上品。
この名前を付けるからには半端なものでは
いけないということだろう。
プリンセスという名のバラは多い。
見たことはないけど、「プリンセス ミチコ」
や「マサコ」もあるらしい。
最後に温室へも行ってみた。
この日は外の気温が高くて、
温室に入ってもまったく暑く感じなかった。
むしろ日差しがない分、涼しいくらい。
夏場の植物園の温室は快適だということを
知った。
これは「ヒツジシダ」。
シダの仲間のようだけど、
むき出した根元が動物の毛皮みたいだ。
苔やシダで覆われた地面は、
そこだけ見ると太古の地球を思わせる。
ミニチュアの恐竜が走り出してきそうだ。
ドラマ「ちゅらさん」でお馴染みの
「ガジュマルの樹」だ。
これがガジュマルか。
これからもっと大きくなるのだろう。
ガジュマルって響きが耳に心地いい。
超のっぽさんのサボテン。
「弁慶柱(べんけいちゅう)」
サボテンブラザーズを思い出す。
それにしても背が高い。
大きいのは15メートルにもなるらしい。
背高のっぽなのに手が短くて、
みんな揃ってバンザイしてる姿が面白い。
うじゃうじゃわらわらサボテン。
スーパーのタイムサービスに群がる
主婦の人たちみたい。
または、モチまきでモチを受け取ろうとする
人々とか。
コンサート会場の客席とか。
こういうアクアテラリウムをやりたいと
前から思っていた。
水を浅く張って、陸地に苔とか水草などを
植えて育てる、というやつ。
でもけっこう難しそう。
それに、こんなもの部屋に置いておいたら、
ジメジメしそう。
ぶつかって転かしたら大変なことになるし。
きれいというか不気味な植物。
「ピレア ムーンバレー」。
いわゆる観葉植物になるんだろうか。
ピンクのは花なんだろう。
不思議な植物もたくさんあるもんだ。
色と形が気に入った、これは何だろう。
名前を発見できなかった。
温室を出て、出口に向かう途中にあった池。
スイレンというと白というイメージが強いけど、
これもたぶんスイレンなんだろう。
何種類かあるんだろうか。
アメンボだ。
最近はアメンボさえ自然には少なくなった。
子供の頃は、雨上がりの水たまりでも
普通にいたのに。
アメンボを見て軽い感動を覚える日が来ようとは。
今の季節、あちらでもこちらでも、
街のいたるところで咲いている
「マツバギク(松葉菊)」。
けっこうきれいなんだけど、
あまりにもたくさん咲いてると
ありがたみを感じない。
「ドクダミ」とはよく耳にする言葉だけど、
花がこんなふうだというのは初めて知った。
気づけばあちこちに咲いている。
帰りの駐車場へ向かう道ばたで見つけた。


 これで今回の東山植物園行きはおしまい。
 2時間というのはちょっと物足りなかったけど、一回目としてはまずまずこんなものだろう。二度、三度と行きたくなる魅力を持っているところだった。
 また夏に行ってみよう。違う顔ぶれの花たちが出迎えてくれるだろう。

 住所: 名古屋市千種区東山元町3-70
 営業時間: 午前9時半〜午後4時半
 定休日: 毎週月曜日
 入園料: 500円(中学生以下は無料)
 駐車場: 一回800円のところと、無料のところあり

 公式サイト

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