2005年4月14日
「森林公園-3
(しんりんこうえん さん)
愛知県尾張旭市
地図
撮影 OLYMPUS E-10

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時間がないときはちょこっと近場で。
前にも二回行った森林公園にもう一度。
今回初めて、南門から入ってみた。
が、ここ、午後4時で閉まってしまうので
注意が必要。
東門と北門は5時までなのに、何故?
しかも、門を入ってから植物園のメイン部分まで
とっても遠い。
あまりオススメできない入り口だ。
森林公園というと普通の公園みたいだけど、
ここのメインは植物園で、入園料は大人200円。
早速トカゲがお出迎え。
ガサガサっと音がするから見てみたらトカゲで、
今回はちゃんと撮ることができた。
子供の頃は普通に手で捕まえていたけど、
最近はちょっと抵抗がある。
というより、かわいそう。
あ、またルリタテハだ。
なんだ、けっこういるんだ。
珍しいと思ったけど、気づいてなかっただけで、
わりとポピュラーなやつなのかもしれない。
モンキチョウもやっと撮ることができた。
でもやっぱり飛んでるところを撮るのは無理。
何枚か撮ってはみたけど、
どこにいるのか撮った本人でさえ
分からないくらいの失敗作。
そもそもデジのオートフォーカスは
黄色や白にピントを合わせるのが苦手で、
動いてるものは更に苦手なので、
E-10でも撮れそうな気がしない。
なんでも跳ねるとバッタと思ってしまうのは
たぶん大きな間違いなのだと思う。
子供の頃から昆虫好きでよく捕まえていた
わりには名前を全然知らないことに最近気づいた。
これもバッタかと思ったらどうも違うようだ。
コオロギ科の何かだろうか?
バッタやイナゴというのは意外と種類が少なくて、
コオロギやキリギリスが多種みたいだ。
このへんもこの夏の課題としたい。
草むらの中はなんだか知らない昆虫で一杯。
クモやらアリやらグロテスクなものやら、
有象無象がウヨウヨしていた。
うわー、ちょっと気味悪いかも。
あまり深入りしない方がいいかも。
テントウムシくらいならかわいいし害はない。
ナナホシテントウもよくよく見ればけっこういる。
昔に比べて昆虫が減ったと思っているのは、
環境の変化によるものだけでなく、
こちらの興味の問題でもあったようだ。
興味を持って地べたを観察すれば、
まだまだたくさんの生き物が
しっかり春を生きている。
ここも少し桜があったようだけど、
大方散っていた。
でも今日の目的は桜じゃない。
もっと地面に近いところだ。
おおー、ハルリンドウがたくさん。
これを探していたんだ。
一部にかたまって咲いていた。
この青紫はとてもすがすがしくていい色だ。
もうこれで今日の目的は果たしたようなもの。
ハルリンドウを撮ることができて、
自分の中で初春がようやく完結した気がした。
ああ、これがトキワハゼというやつか。
よく見るとムラサキサギゴケとは色がだいぶ違う。
これでもう見間違うことはないだろう。
ニガナ。
分類では初夏の部に入っているようだけど、
もうちょこちょこ咲いていた。
いっぱい咲いていたカラスノエンドウ。
白いのはキュウリグサだったかな。
白くて小さな花を咲かせる野草は何種類もあって
区別をつけるのが難しい。
見ただけでは判断がつかなくて、
写真にとって、家で確認して分かることが多い。
これはオランダミミナグサだろう。
シロツメクサ。
いわゆる三つ葉のクローバーとか
四つ葉のクローバーのあの花なんだ。
この花はよく見かけたけど、
これとクローバーは自分の中で
結びついていなかった。
そういえば、昔女の子がこれで
花冠を作っていたかもしれない。
さよなら僕の、かわいいシロツメクサと〜♪
と、マサムネくんも歌っていた。
目についたスミレをいくつか撮っておいた。
今の時点で名前を当てるのは無理。
あきらめている。
でもいつか、区別がつくようになるといいなと
思う。
そんな日が来るんだろうか。


 森林公園、地べた紀行となった今回の森林公園行き。
 時間がなくて短時間で終わってしまったけど、野草の収穫はあった。生き物も。
 視点というのはこれまで正面の風景、見上げた野鳥、見下ろした野草の三種類だったけど、これからはしゃがんで地べた30センチというのもあらたに加わった。この距離で見る世界というのもなかなかに興味深い。
 ただし、そうなると進むペースが極端に遅くなるのでちょっと注意が必要だ。なかなか進まないし、カメラを持ってなければ落とし物を捜してる人みたいだし。
 でも、これから夏に向けて楽しみが増えた。オーソドックスに、蝶やトンボもできるだけ撮っていきたい。図鑑も買わないと。

 森林公園は、個人的にかなり気に入っている場所だ。完全に自然ではないけど、自然に近いのがいい。
 入園料の200円はともかくとして、せめて日没までは開いていてくれるとありがたいんだけど。できれば夏は6時半くらいまで。
 中は広くて一回や二回では回りきれない。また行こう。
 ここは一年中、いつ行っても何かしら収穫があるところだ。

 場所: 愛知県尾張旭市
 開園時間: 9時-5時(入園は4時まで) ただし、南門は4時まで
 入園料: 200円
 駐車場: 無料(たくさん)

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