2005年3月29日
「見晴台考古資料館(みはらしだいこうこしりょうかん)」
名古屋市南区
地図
撮影 OLYMPUS E-10
笠寺観音へ行ったついでに寄った、 見晴台考古資料館。 縄文、弥生時代その他の見晴台遺跡が 発掘された場所に資料館がある。 無料駐車場もあるので、せっかくだから 入ってみた(月曜定休、入場無料)。 |
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おおー、これはなかなか。 思った以上に大規模な発掘だったようで、 土器などもかなりの点数が展示されていた。 どれも状態がいい。 このあたりは、旧石器時代(約3,000年前)から 古墳時代(約1,500年前)にかけて、 長く人が住み着いた場所のようで、 各時代から様々な土器や住居跡が 見つかっているらしい。 興味のある人なら私以上に楽しめるだろうけど、 私もけっこう感心した。 |
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名古屋城の二の丸だったか三の丸だった かのもの。 瓦とかかな。 他にも年代ごとにたくさん展示されている。 一部手で触れる土器もあって触ってみた。 変な感想だけど、ちゃんと出来ている。 3,000年前の人を侮っちゃいけないなと思った。 |
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外に出て裏側に回ったところに、 「遺構観察舎」という建物がある。 そこには竪穴式住居が復元されていて、 ここも自由に入ることができる。 他にも濠を再現してあるところがあったはず なんだけど、見るのを忘れてしまった。 |
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発掘現場風(実際の発掘現場かもしれない)の ところに、こんな竪穴式住居が再現されている。 もちろん、当時のままこんなものが発掘された わけじゃない。 けど、かなり本格的な作りになっていて、 安っぽくない。 「防犯カメラ作動中」のプレートにややひるむ。 |
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うわっ! 誰かおる! と、思わず名古屋弁で本気の驚き。 裏に回ったら誰かが中に入っていたので かなりびっくりした。 と思ったら、人形だった。 しかし、リアルすぎないか、これ。 知らずに行ったら、私と同じように驚くはず。 いかん、防犯カメラで私の驚愕の様子が 捉えられていたか!? |
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高射砲の砲台跡。 第二次大戦中に砲台が置かれていたらしい。 なんだか古代から現代にかけて賑やかなところ だったみたいだ。 今は住宅地と言っていいんだろうか。 至って普通に街だけど。 |
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道ばたに咲いていた青白い花。 車を運転中に窓から撮っただけなので 正体が分からなかった。 野草が生えるような場所じゃないから 園芸用だと思う。 |
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たくさん咲いていた小さくて白い花。 たぶんナズナだと思う。 雑草みたいだけど、よくよく見ると ちゃんとした花だ。 |
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資料館の裏手には梅園がある。 でも梅はもうほとんど散って残ってなかった。 大がかりなカメラセットを持ったおじさんがいた。 梅を撮りに来てたんだろうか。 だとしたら遅い。 野鳥だったかもしれない。 このあたりの森で今でも発掘調査が 行われてるんだそうだ。 ボランティアで申し込めば一般人でも やらせてもらえるらしい。 発掘したものがもらえるならやりたいけど、 絶対もらえないかならなぁ。 |
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ちょっと大きめで目立つ花。 特徴もはっきりして有名っぽいのに 名前が全然分からない。 なんだろう、これ。 梅園近くでこいつらだけ咲いていたけど。 野草じゃないのか? なんでこんなのが分からないのだろうと 不思議だけど、図鑑を調べても載ってなかった。 ような気がする。 すごくポピュラーなものなんじゃないだろうか。 |
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木に咲く花の名前は分からないものだらけ。 これはコデマリ(小手毬)だと思うんだけど、 ちょっと自信がない。 |
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ちょっと変わった模様のハトがいたので 記念に撮っておいた。 黒と白のまだら模様。 ハト同士って、お互いの模様が 見えているのかな? 模様によって好き嫌いとかあるんだろうか。 基本的に鳥はオスの方が模様が派手 だったりするから、やっぱり見えてるんじゃないか。 だとしたら、こういう変わったやつは 仲間はずれにされたりするのかも? 考えすぎか。 |
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ムクドリもたくさんいて、 地面の何かを拾い食いしてた。 やっとヒヨドリとムクドリの区別くらいは つくようになった。 野草も木の花も野鳥も、 少しずつだけど名前が分かってきた。 図鑑を見るだけではなかなか覚えられないけど、 自分で撮ると覚えられる。 |
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縄文土器や弥生土器なんかを熱狂的に見たい、って人はそういないと思うけど、ふと見たいなと思い立ったときどこに行けば見られるのか、意外と知らないものだ。 金払ってまで見たくないけどちょっと見たいかも、と思ったときはここをオススメしたい。 名古屋市内で、入場も駐車場も無料というのは貴重だ。 教科書の写真なんかとは全然違う本物感が確かにある。2,000年前、3,000年前でもこんなものを当たり前に作れたんだなと思うと、けっこう感動するものだ。 というか、自分は作ろうと思っても作れないから、負けたとさえ思う。 竪穴式住居の人形には注意が必要だ。あれはびっくりする。 笠寺公園に隣接しているので、ここを散歩したりするのもいい。 開館時間 午前9時15分〜午後5時 休館日 毎週月曜日(休日にあたるときはその翌日) 毎月第4火曜日(休日を除く) 入館料 無料 駐車場 無料 所在地 名古屋市南区見晴町47 (052)823-320 |