デジカメ日記/OLYMPUS E-10にて撮影

 2005年 6月23日(木)

 白沢渓谷(城土公園)で撮った紫陽花の残り、というかこぼれた一枚。
 なんの変哲もない、どこでもよく見かける普通の紫陽花。
 ただ、あれっと思ったのは、同じ場所に生えている(一本の木なのか、数本の木の集まりなのか?)にもかかわらず、青と紫がかった花(正確にはガク)があることだ。
 生えている土壌がアルカリ性なら赤系統になり、酸性なら青色になるというのはよく知られていることだけど、はっきりとした線引きはないのだろうか?
 と思ってちょっと調べたところ、土壌のpHだけが単純に色を決めるわけではないらしい。アントシアンの成分がどうとかこうとか。詳しいことは分かってないようだ。
 同じ敷地内の公園などでも色合いは様々だから、確かに酸性・アルカリ性だけでは説明できないような気もする。

 あと、知らなかったのは、紫陽花の本来の色は赤系統(紫とかピンクとか)だということ。日本では青色が一般的だから紫陽花は元々青いものだと思い込んでいたけど、日本は火山性の土地で雨が多いから弱酸性のところが多くて青く変化しているのだという。だから、外国では紫陽花は赤系統が一般的なんだそうだ。考えたら漢字も「青」ではなく「紫」が使われている。
 へー、知らなかったな。でも調子に乗って「トリビア」に送ったりすると、ガセビアと言われて悲しい目に遭いそうなのでやめておこう。

 今年はけっこう紫陽花と関わった年になった。意識して見たし、写真も撮った。紫陽花に関する知識も少し増えた。
 ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」の中で出てきた紫陽花のエピソードも心に残っている。
 あとはもう少しいろんな種類の紫陽花を見ておきたい。名所と言われるようなところへ行って。
 名前のついた紫陽花の種類も実は相当あるようだ。100種類くらいあるのかもしれない。
 花の世界は、本当に知らない世界だったな、と最近つくづく思う。


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