デジカメ日記/OLYMPUS E-10にて撮影

 2005年 6月10日(金)

 相生山緑地で見たヒメボタルに続いて、今日は小幡緑地(本園)でゲンジボタルを見てきた。
 ヒメボタルは5月の終わりから6月の始めにかけてで、ゲンジボタルは6月の中旬前後がピークらしい。子供の頃、夏休みに見たのはゲンジボタルより遅いヘイケボタル(7月から8月にかけて)だったのかもしれない。

 写真はこの通りで、最初から期待はしてなかった。手持ちで何枚か撮って、光が写ってたらそれでよしという程度だったので、これくらいでもけっこう満足。
 そもそも今日は飛んでる数が少なくて、ちゃんと三脚とバルブで撮影しても乱舞するような様子は撮れなかった。全体でも10匹から20匹くらいで、あちらに1匹、こちらに2匹、といった感じで。
 ホタルは撮るより見る方が断然面白い、というか感動する。どんなに上手く撮っても目で見る以上には撮れないし。
 たとえ1匹、2匹のホタルでも、目の前をふわ〜っ、ふわ〜っと飛んでる様は、それはもう、とてもとても素敵な光景で、見たらそう簡単に忘れられるものではない。

 ホタルはもちろん、日本全国で激減してるには違いないのだけど、その気になって探せばけっこう身近にいるものだ。ホタルの名所などというところじゃなくても。
 地方なら田んぼとかでもまだいるんじゃないかと思うけどどうだろう。
 名古屋も20年くらい前までは川沿いなどにたくさんいたらしいけど、今では見られる場所はごく一部になってしまった。小幡緑地も、幼虫を放流してるから自生ではない(相生山緑地は完全な自生なので価値が高い)。
 ホタルというのは一度見ると、また見たいと思わせる中毒性がある。また来年も必ず、という思いは桜よりも私の中で強くなった。

 来週(13日〜19日)に定光寺ホタルの里が一般公開をするので、できれば行きたいと思っている。雨が降らないといいけど。

 小幡緑地はもうしばらく見られると思う。西側駐車場に近い南側の道路付近へ行ってみれば、車がずらりと路上駐車してるから場所はすぐ分かるはず。人もたくさん歩いているし、見物人も多い。
 子供連れが多く、宴会客(!)もいてちょっと騒々しい雰囲気ではあるけど、ホタルはわりと人には鈍感のようで、少しくらい騒がしくても平気のようだ(ただし、強い光は苦手なのでライトは控えたい)。
 時間は日没から夜9時くらいまでというのをどこかで読んだような気がする。それ以降は木の上の方に飛んでいって休んでしまうとか。ホタルは夜中に人が寝静まってから光り出すといったイメージがあったけど、どうもそうでもないらしい。

 目を閉じれば、緑がかった黄色の光の軌跡が見える。


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