英国情報-名所旧跡関係

ジョン・ソーン博物館

Sir John Soane's Museum


Sir John Soane
 日本で言えば日銀に相当する英国の中央銀行がイングランド銀行である。35歳のときにその建物を設計したのが、サー・ジョン・ソーン卿であり、ここは彼の自宅がそのまま博物館になっている。場所はLSEの近くなのだが近すぎて逆になかなか訪れる機会に恵まれなかった。因みに、ソーン卿は自分の家族の為に墓碑をデザインしたが、その形が現在の英国の赤い電話ボックスの形のモデルとされている、という話も小耳に挟んだことがある。

 場所は住所を見れば分かる通り、リンカーンズ・インの庭に面している。リンカーンズ・インは昔からの法学院で、ここいら辺りは高等法院があったりして、英国法学教育の中枢となっているわけだ。ソーン卿は建築家だけど。

 さて、前述の如く自宅が博物館になっているので、見た目にいかにも博物館というわけではなく(画像)、私も最初は見過ごしてしまったぐらいの、ジョージアン様式のテラスハウスである。ところが英国の家にはよくありがちだが、中に入ると見た目に比してとっても広いのである(個人の家と考えた場合は)。

 この家の中は、はっきり言って物で溢れかえっているといった感じで、どこを見ても古代の建築や彫刻(レプリカも多い)が陳列されており、壁面が隠れてしまうぐらい絵が掛かりまくり。更に、この家には所々に鏡があるので、雑然感が倍増して訳が分からなくなってしまう。一方で、窓から上手く光りを採り入れるという工夫もされている。それにしても、これが自宅だと言うのだから、ソーン卿はこれらの品々に囲まれて暮らしていたということである。落ち着かないと言うか歩きづらい家だったろうなと思う。

 陳列も雑然としていて、何かのテーマなり時代に沿うということはあまり考慮されていないらしい。入手したものを順次空いている場所に置いていったらこうなりました、という見本のよう。地下には古代エジプトの石棺がでーんと安置されている。どないすんねん。

 館内には何人か解説する人がいて、見学者に寄ってきてこの絵はああだこうだと色々親切に解説してくれる。くれるのだが、話がかなり長いので、誰かに話しているのを横で聞いているぐらいでいい。

 とにもかくにも、外観からは想像も付かない混沌の世界が広がっている。360度首をぐるぐる回して見るべし。

場所 13 Lincoln's Inn Fields WC2A 3BPHolborn
値段 £0
電話 020 7405 2107


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