![]() |
Madame Tussaud |
---|
マダム・タッソー蝋人形館というのは、フランス出身のマリー・グロシュルツ(Marie Grosholz 1761-1850)後のタッソー夫人が作ったのが元々の起源で、フランス革命に遭遇してルイ16世とかのデスマスクを作る仕事をさせられていたタッソー夫人が、「この悲惨さを世に伝えねば」と一念発起して蝋人形館を作った、というのがその粗筋。とは言え、命からがら革命から英国に逃れて、食い扶持の為に得意の蝋人形の展示を始めたという実際的な理由も大きい。
場所はシャーロック・ホームズでお馴染みのべーカー街の近く。大体いつもものすごく並んでいるので、可能ならば平日に行った方が無難でしょう。その入口には、マコーレ・カルキンと、パバロッティ、そして マダム・タッソーの蝋人形が出迎えており、それらを見ながら階段を上がったところで入場料を払う間取りになっているので、この3体だけなら無料で見られるということ。
![]() |
千代の富士貢 |
---|
お次が"Sporting Greats"のコーナー。アイルトン・セナ・ダ・シルバとかが居る。ちいと奥まったコーナーは"200 years"。現代から一気に200年前のフランス革命の頃へ。マリー・アントワネットのデスマスクを作る タッソー夫人 が居て往時を偲ぶ。それにしても、作り替けの蝋人形が 生首 の如く並んでいるのは気持ちのいいもんじゃない。
![]() |
Grand Hall |
---|
さあそしてマダム・タッソーの起源とも言えるのが、次の"Chamber of Horrors"だ。最初にちろっと書いたけど、元々はフランス革命の悲惨な状態を蝋人形で再現したのが始まりということらしいので、ここでは、ルイ16世とかマリー・アントワネットの 生首 が再現されたり、墓地の中でマリー・アントワネットの死体をランプで照らして探す マダム・タッソー (それにしても彼女は何回出てくれば気が済むのか)もあります。それにつけても、 ギロチン ありの、 拷問 ありの、フランス革命だけじゃなくて、火炙りにされる ジャンヌ・ダルク とか、ガイ・フォークスとか、切り裂きジャックとか、まあとにかく諸々の残酷ものが一堂に会しているのがこの"Chamber of Horros"なのだ。この手の残酷展示が英国人ってのは殊の外にお気に入りのようで、日本では先ず有り得ない趣味だ(要はロンドン・ダンジョンで書いたようなことです)。まとにかく、ここはマダム・タッソー蝋人形館に欠かせない部分なので、有名人そっくりの蝋人形が沢山あるよ!的なお気楽な紹介だけじゃなくて、旅行ガイド等はこういう点をしっかり強調してもらいたいものだ。
この気持ち悪い地区を抜けると今度は一転して明るい"Spirit of London"へと続く。ここはロンドンのタクシー風の2人乗りの車に乗って、時間旅行でロンドンの歴史を振り返ろうってなアトラクション。何故か撮影禁止だったので画像は無し。こっちはこっちで、やっぱり英国人はこの手の乗り物に乗って見て回るという形式のアトラクションも又お気に入りのようで、よく見掛ける。まあ確かに楽で良い。
以上で、展示はおしまい。全体として蝋人形はかなりリアルでよく似ている。日本の蝋人形館よりはレベルは相当高い。流石に高い入場料を取ってるだけのことはある。有名人達も自分の衣装を寄贈したりして協力的のようだ。
尚、隣のプラネタリウムもマダム・タッソーの関連施設らしいが、行ったことがないのでよく分からない。更に言うと、このマダム・タッソーのグループはここロンドンだけでなく、世界のあっちゃこっちゃに同じような蝋人形館を作っている。その走りはオランダのアムステルダム。なぜアムステルダムか、というのはきちんと調べれば分かるのだろうけど、よく知らない。そして最近は、香港、ニューヨーク、ロサンゼルスにも蝋人形館があります。ニューヨークには、日本人としてオノ・ヨーコが蝋人形になっているらしい。
あとロンドンには、ピカデリー・サーカス付近に「ロック・サーカス」といって、特にロックスターだけに絞った同じような蝋人形館がある。それについては稿を改めることとして、本稿はこれで終わり。
<補遺> ロック・サーカスは、2001年9月16日をもって閉館いたしました。ご冥福をお祈りいたします。
場所 Madame Tussaud's, Marylebone Road NW1 5LRBaker Street
値段 £14.45(プラネタリウムとの共通券)
電話 020 7935 6861