英国情報-名所旧跡関係

ハンプトン・コート・パレス

Hampton Court Palace


ロンドンの地下鉄のあちこちの駅にやたらめったらとでかでかと広告が出ているので、しゃあねえなと思い訪れてみた観光地。1514年にヨーク大主教のトマス・ウォルジー枢機卿が造営した豪華な宮殿。時の国王ヘンリー8世と折り合いが悪くなったため、1525年、この宮殿を供出して阿ったという経緯で国王の宮殿となったもの。爾来王族共が住んでいたが、ヴィクトリア女王がウインザー城の方を好んだので、1838年に一般に開放されたというのが略史。

場所はロンドン南西部のテムズ川沿いに在り、ぎりぎりゾーン6に入っている。電車ならばウォータールー駅から直通で40分弱ぐらい乗った終点のハンプトン・コート駅下車。駅には「ハンプトン・コート・パレスは橋を渡って右手です」と親切な日本語の表示も有る。川沿いなので、水上バス(つまりはボート)でも行ける。

宮殿と庭園の迷路(後述)等の施設は料金が別々に設定されているが、共通券も買える。面倒ならば共通券を買えば何処にでも入れるし、値段も大して変わらないのでお奨めか。但し、そもそも値段が高い。中身がその値段に相応しいかと問われれば、まあ相応しいのかも知れないと言えなくもないような気がする(弱気)。建物は大きく分けて2つに分かれ、1つはヘンリー8世当時のチューダー様式の部分と、もう1つはウィリアム3世とメアリ王妃の時代にお馴染みのクリストファー・レンが大改修したバロック様式の部分。形も色もくっきりと違うので一目で分かる。

The Grate Hall
建物の中は、ヘンリー8世のステート・アパートメント(貸部屋ではなく居住部分という意味)、キングス・ステート・アパートメント、チューダー・キッチン等に別れていて、それぞれ入口が異なっている。おまけに広さがもう半端ではなく、案内図がいい加減なことと相俟って、現在位置をよく見失ったものだった。内装とか調度品は、よくある王室の宮殿なので、これはと特筆するほどのことは無い、かな。画像は、ヘンリー8世が作らせた当宮殿で最大の部屋「グレート・ホール」。大食堂兼玄関といったところか。

ここの特色としては、ガイドツアーがあって、そのガイドが16・17世紀当時の服装をしているという点が挙げられる。館内は撮影禁止だったので、残念ながら画像は無いが、それだと目立つし何だか雰囲気も出て来る。どうせ仕事が終わったらパブで呑んだくれてる奴等なんだろうが、それでも服装というのは大事だ。うん。ガイドの話は長いし自分勝手に廻りたいぞという人は、案内所でガイドCDを貸してくれる(私は借りなかったので日本語が有るかどうかは不明)。それか売店で日本語の詳しいガイドブックを売ってるので、それを見ながら回れば、多分ほぼ同様の効果が得られる。

建物も立派で広いが、庭の方も立派でかなり広い。英国庭園界では相当に人気が有るらしい。庭の櫟の木は、画像の通り、きのこの山の様な形をしている。庭には水路が有ったり、葡萄が栽培されていて非常に立派なんだけど、私の一押しはやっぱり迷路。18世紀初頭に立体迷路を宮殿の庭に造るとは、英国王室、侮れん奴等だ。別料金だけど、共通券ならそのまま入れる。これがまた結構単純そうに見えるくせに難しくて、結局はまってしまった。無事に出られて何よりでごわす。

場所 Hampton Court
値段 全域券 £10.50(£8.00)
電話 020 8781 9500


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