入場料とCDのガイドはこちらも無料。寄付は御願いをされたりされなかったりもするので払わなくても気まずなるという訳でもない。さて、此処はその名の通り、英国の人々の肖像画ばかりを集めた美術館である。上の階から順番に時代を下って行くことが出来る(しかし一番古いのは地下に有る)。有名所ではシェイクスピア、ヘンリー8世から始まって、エリザベス1世、ニュートン、バイロン、キャプテン・クック、メアリー・シェリー、新しいところでスティーブン・ホーキング等が並び、所蔵作品は9,000点以上。各部屋は、例えば「科学」「ヴィクトリア朝後期」等とテーマが設けられており、「政治家」の部屋ではディズレーリとグラッドストーンの肖像画が仲良く並べられたりと工夫もされている。私がウィルキー・コリンズの肖像画を見たのも此処(詳しくは「クイズ」の頁を参照)。
そういう訳だから、なるべく多くの人物を知ってる方がより楽しめる。実際、知らない人の肖像画を見ても、よほどその絵が絶品でもない限りは、普通あんまり面白くないでしょう。でも英国だけの人気者って人も居るんだろうから、文化圏の違う人々にはやっぱり限界が有るのはどうも認めざるを得ない。逆に日本に来た外人が例えば和気清麻呂の肖像画を見ても「誰やねん」で終わりでしょう多分。だから、此処を訪れるに当たっては、周到な予習をしておけば楽しさ倍増、色々な英国人の肖像画を一同に拝める有り難い美術館なのである。更に、絵と共に蘊蓄も書いてあるので面白い。例えば、有名なブロンテ3姉妹の肖像画を描いたのは、実は姉妹の兄弟のブランウェル・ブロンテで、しかも最初は自分も入れて描く予定だったが途中で塗り潰してしまったのだそうだ。
1階は現代の王室の面々がやはり人気。故ダイアナ元妃の写真もやはり人気だった。尚、1階の奥の特別展示コーナーだけは有料なので、うっかり入ると「入場券を買ってから入ってくれ」と注意を受ける羽目になる。そういう紛らわしいやり方はやめて欲しいものだ。
ここの売店は、ナショナル・ギャラリーに比べると品揃えが薄いのがやや難。でもオスカー・ワイルドのTシャツはなかなかいけてる(ので買った)。
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Mary Wollstonecraft Shelley | Wilkie Collins | The Brontё Sisters |
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場所 St Martin's Place, London WC2H 0HE Charing Cross
電話 020 812 2463