メインの展示は地下に在るのでスロープを下って行く。この博物館の設立に賛意を示してくれたという著名人達の夥しい数の手形が坂の壁一面を飾る。知ってる人でも探そうと努めても、サインってのは読み解くのが難しい訳でして。で回転ドアを通って展示室へ。展示では、シェイクスピアの時代から現代までの演劇や舞台美術に関する歴史(例えば、劇場、衣裳、小道具、ポスター等)が分かるようになっている。例えば、衣裳というのは18世紀になって意識され始めたようなもので、それまでは普段の服装でそのまま芝居を演ずるのが殆どだったようだ。
館内ではビデオもあちこちで上映されているが、面白かったのはミュージカル「オペラ座の怪人」のメーキャップを紹介しているビデオ。「オペラ座の怪人」は観劇して感激したものの、席が遠かったため怪人がどんな顔をしてるのかよく分からなかった。唇が捻れてて、ハゲっぽいことだけは分かったんだが。よってここで改めて怪人が怪人たる顔をしていることと、それをどうやって作り上げるのかがよく分かった。
館内では様々な催しが有り、ガイドツアーでは入口付近からガイドの説明を聞きながら回ったり出来る。舞台メイク実演では、メイクさんが観客から希望者を募り、希望のメーキャップを実演してくれる。メイクには、老婆や17世紀の宮廷の女性といった種類があり、画像は17世紀風のメークを実演しているところと完成図。メイクさんは実演しながら、このメイクの場合は眉を上げた方がいいとか、口紅を小さく塗るのは若さを示すものらしいとか、絶えず説明を続けている。それにしても、メイクをされた彼女はその後、施されたメイクをどうしたのだろうか?
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使用前 | 使用後 |
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ガイドツアー | 11.00 14.00 16.00 |
舞台メイク実演 | 11.30 13.00 14.30 15.30 16.30 |
アクティビティー・ワークショップ | 12.30 15.00 |
場所 1e Tavistock Street, London WC2E 7PA Covent Garden
値段 £4.50(£2.50)
電話 020 7943 4700