英国情報−名所旧跡関係

ティー&コーヒー博物館

Bramah Museum of Tea & Coffee


タワーブリッジを渡ったテムズの南岸付近に有る小粒な博物館。ブラマーさんという人が個人で集めた紅茶と珈琲に関するあらゆる物を展示してある。

先ずは紅茶館で入場料を払って博物館へ入る。中国茶のコーナーから始まって、次は日本茶のコーナー。玉露や煎茶と並んで、午後の紅茶等も並べられているところが郷愁を誘う。他にはアッサムティーとか、世界最大のティー・ポット(画像)等が展示されている。繰り返すが小粒なので1周するのに20分も掛からないと思う。で最後に土産コーナーに出るが、その前に珈琲館へ行くことを薦められた。一旦紅茶館を出てちょいと右に曲がれば、そこが珈琲館。券は共通なのでそのまま入れる。こっちは世界中のサイフォン等が並んでいる。あと珈琲の歴史等も丁寧に展示されている。英国人は珈琲をあまり飲まないと思われているかも知れないが、コーヒー・ハウスというのはかなりの歴史があり、そこは単にコーヒーを飲む場所ではなく、政治を論議したり、様々な会合が持たれた場所で、かのロイズ保険組合も元はロイズというコーヒー・ハウスで結成されたものと聞いている。

まそんな訳で、元の紅茶館へ戻る。土産を買ってもいいが、ここの最大の売りは紅茶のサービスである。と言っても有料だけど、普通の店よりは多少良心的な値段になっている。紅茶を頼むとポットごと出てくるので、その分だけお代わりが出来るという寸法。ここら辺の事情については、アフタヌーン・ティーの風習に関するコーナーで又そのうち書くかも知れない。ケーキも美味しかった。ここのティー・サービスと売店には、博物館に入らなくても独立して立ち寄ることが出来るので、それだけを目当てに来ても十分価値が有ると思う、と言うか紅茶だけ飲みに来ている人の方が多い。

場所 1 Maguire Street, London SE1 2NQ London Bridge
値段 £4.00(学生 £3.00)
電話 020 7378 0222


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