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日比谷シティ店 |
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プレタ・マンジェってのは、英国のサンドイッチのチェーン店のこと。1986年にロンドンのヴィクトリア街に第1号店をオープンして以来、急速にその規模は拡大を続け、現在では英国内だけで約120店舗を数える。英国以外ではニューヨークに数店在り、今年香港に進出して、更に少し足を延ばしてとうとう日本にまでやって来たのだ。
この「プレタ・マンジェ(Pret A Manger)」という名前はフランス語で「食べる用意が出来た」(英訳すれば"ready to eat")という意味で、当然「プレタポルテ(pret a porter, ready to wear)」から拝借した名前である。英国でも外国語が格好いいっていう感覚が少しあるのかも知れない。
ロンドンの都心だとかなりうじゃうじゃとした店舗展開をしており、都心をふらふらしていて「ああお腹が減ってきたな、この辺にプレタ・マンジェでもあればいいんだけどな」と思っていると本当に在るから凄い。基本的にはシティ等のビジネスマンの昼飯を当て込んでいるため、ビジネス街に異様に密集しているのである。
基本は持ち帰りなので、店内に食べるためのテーブルと椅子は無いか有っても少しだけ、という店舗の作りとなっている。因みに「持ち帰り」を米語では"take out"と言うのに対し、英語では"take away"と言うので注意が必要である。(いずれその辺についてもゆっくり書きたい)
さて、このプレタ・マンジェのサンドイッチだが、肝心の味はどうかと言うと、かなり美味である。基本的に店での手作りだから新鮮である(当然に遺伝子組み換え食品(GM foods)は御法度)。英国の食事に決定的に欠けている「フレッシュさ」をここのサンドイッチは持っている。感涙。
しかし作り置きがない分、在庫に多少の心配があり、夕方に行くとサンドイッチは殆ど残ってないという事態に出会す。しかし、基本は昼飯だから仕方ないと諦めよう。一方で、在庫が余ってしまった場合には、お店の近くの慈善団体に寄付してお腹を空かせた人々に配っている、と宣伝しているが本当だろうか?
まそんなわけで、日本にも在ればいいな、と言うより、無いなら自分でフランチャイズしたろかぐらいに思っていたお気に入りのお店だっただけに、日本に進出するとの報に接した時は小躍りしてしまった。9月25日の開店をカレンダーに書き込み、とうとうオープンの日を迎えたわけだ。
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初日の混雑 |
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尚、英国のプレタマンジェとの違いで気が付いた点は次の通り。
ってところぐらい。日本ではまだ馴染みの薄い紅茶の銘柄「レディ・グレイ」をメニューに揃えているあたりは憎い。
と書いてくると恰も無敵であるかのようなプレタ・マンジェであるが、実はとんでもないアキレス腱を抱えている。何のことはない、「高い」のだ。何がって値段が。
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Bacon, Lettuce and Tomato |
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デフレと言えばその先導役とも言えるのがマクドナルドだ。ハンバーガーも今や¥59になってしまったが、何を隠そう日本プレタ・マンジェを設立したのは日本マクドナルドなのである。この取り合わせはなかなか興味深い。つまりハンバーガー10個分ぐらいの値段でサンドイッチ2つを売っているのである。それにプレタ・マンジェが最も嫌いそうな作り置きの大量販売の権化のようなところと組んでいるとも言える(その辺の違和感について台北時報(英語版)の報道を参照)。
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赤坂店(9/30オープン) |
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まとにもかくにも、あの「飯がまずい」の代名詞となっている英国から来た「高級サンドイッチチェーン」が、果たして日本でどのように受け止められるのか、しばらく様子を見てみるとしよう。