英国情報−生活全般関係

大学のパブ


お待たせしました。久々の学校ネタです。と言っても全く学問的な内容ではありません(元より期待されてもいないでしょうが)。と言う訳で、本日の御題は学内のパブについて。

英国の大学には、構内にバーやパブが完備されている(ことが多い)。私の大学(のカレッジ)の場合は、少なくとも4軒が私によって確認されている。構内を歩き尽くした訳ではないし、他の学部地帯にはあまり足を踏み入れていないので、まだまだ有るかも知れない。画像はその中の1軒。とても大学の建物の中とは思えないが、歴とした本学のメインビルディングの5階に存在するパブである。料金は市井のパブより多少良心的。

学生は講義の終わる夕刻になってくると、その辺のパブでぐだぐだと飲み始め、黄昏と共に構内には酔っ払いが出没するという事態になる。今のところ、そんなに悪酔いしている奴は見たことはないが、その可能性は大いに秘めていると言えよう。日本の大学には食堂は在っても、酒場まではない(と思う)ので、これはパブが英国人の生活にかなり浸透していることの現れという解釈も出来るが、まあ言ってしまえば、単に連中が酒好きというだけのことだ。因みに、英国の某リサーチ会社の手により、全英で最もアルコールの消費量が多い大学はケンブリッジ大学であるとの調査結果が発表されている。私の友人の1人はケンブリッジ大学のドリンキング・ソサイエティーという、敢えて訳せば「酒飲み友の会」の如きサークルに所属しており、その酒量の膨大さは噂に聞いている。因みに2位はマンチェスター大学。

さて、パブは構内のみならず、学校の近くにも揃っており、此処でも学生達が講義の合間に時間を潰している。ということは、さんざビールを飲んでから講義に出てるということになるのだが、英国社会ではそれぐらいの事では全然びびられないのだ。


英国情報生活全般関係