さて入口では偶に荷物検査をしたりするけど、フリーパスの場合も多々有って拍子抜けする。中は綺麗な作りで、待合室みたいなところには日本の新聞が幾つか置いてあり、時間のある限り読んで日本を懐かしむ。数日遅れの新聞だったが、贅沢は敵。旅券を無くした観光客が泣きつきに来ているのは当館でよく見られる風景。私は在留届の他に、出生証明書と日本の免許証の翻訳証明書の申請もしておく。それぞれ結構な手数料が掛かった。いい商売だ。
また最近では、在外投票の申請に来る人が多い。台湾では各地の華僑が投票の為に大量に帰国するらしいが、日本はそんな伝統はからっきし無い(抑も制度が全く違う)ので在外投票というのは有り難い話。私も早速申請した。その地域に3ヶ月住んでいれば申請できて、2ヶ月も待たされた挙げ句にやっと登録完了、画像のような在外選挙人証が送られてくる。今のところ日本の最終住所地に於ける国政選挙の比例代表選挙にしか投票できないが、それにしても進歩は進歩。但し、在留邦人からは(特に長期滞在の人々)「今更日本の政治はよく分からん」との声が挙がってるらしい。登録率がかなり低いのもその現れか。とにかく新制度は5月以降に行われる国政選挙から適用されるので、来月に予定される総選挙が初の在外投票になる訳ですね。わくわく。
ちなみに、日本大使館は、英国の休日と日本の休日の両方が休みになっている。そして両者はかぶることが殆どないので、随分と休日が多いことだ。しかも昼休みは13時から14時半までだよおい。若人よ、休みが欲しければ外交官になるべきだ。