英国情報-生活全般関係

自動車のナンバープレート


英国でも当然ながら自動車にはナンバープレートが付けられているが、この付け方が日本とはかなり違っている。プレートは御覧の様に、基本的にはアルファベット1文字+3桁の数字+アルファベット3文字から成っている。このうち、最初のアルファベットは車両の登録年次(8月~翌7月)を表している。これを略して「レジ」と呼んでいる。例えば、左下の画像の車の場合は「Eレジ」だから、1987年8月~翌1988年7月の期間に登録されたことが分かる。中古車の広告を見ると、仕様と共に必ず「~レジ」と書かれている。但し、この法則が近年改められ、毎年3月と9月が新文字の登場時期ということになった。そのため、多少計算がややこしくなる。因みに、この3月からは新たにWレジの車が登場した。尚、プレートが黄色いが、別にこれは軽自動車という意味ではなく、前は白、後ろは黄と決まっているだけのこと。

Eレジ逆Xレジ
このやり方だと、1周すると同じ文字に戻ると思われるだろうが、確かに戻る。しかし並びが逆になるのだ。つまり、アルファベット3文字+数字3桁+アルファベット1文字となる。それが右上の画像で、この車は「逆Xレジ」とか言われている。と言うことで更に1周すると本当に同じになるが、流石にそんなに乗るような人は多くはいないだろうから、さして問題にならないのかも知れない。だが古い物を異様に大切にする英国人のことだから油断は出来ない。更に言えば、26文字中、数字と紛らわしいI・O・Q・U・Zの5文字は使わないので、周期は更に短くなる。

さて続く3桁の数字と3文字のアルファベットは何かと言えば、これは適当らしい。自分の好きな様に登録できたりもする(有料で)。アルファベット3文字だから時として意味のある言葉になってしまうこともあり得るので、左の画像のような車にもお目にかかれる。他にも、NGOとかHMV、ELT(英国では関係無いけど)更にはPLO等の車を見たことがある。又、数字は最大3桁という意味で、日本ならば例えば2桁の場合でも頭に0を付けて体裁を整えているが(例えば「ち-0043」等)、こっちはそんなことはしない。よって例えば「M1HEF」等というぱっと見に分かりにくいプレートになる。

このナンバープレートの方式は英国全土に共通しているので、日本の様にその車が何処から来たのかということが分からない。個人的には、その車がいつ登録されたかなんかよりも何処から来たのかという情報の方が遙かに面白いと思うので、私は日本式の番号の方が楽しいと思う。尤も、日本式では番号が一杯になってくると、新たな工夫が必要になってくるので(例えば「静岡300」ナンバーの登場等)、毎年変わるという案は番号に余裕が有りまくるという点で優れているのかも知れない。英国贔屓の某書誌学者は、シンプルなこの英国式を導入すべしと曰っているが、英国では自動車税が均一である等の条件がそもそも違うことを全く考慮していない。かと言って自動車税を均一にすればどうなるかというと、高級車も軽自動車も税額が同じということは逆進税制に他ならないのである。難しい。

<追記>
近時の報道に寄れば、2001年9月から新方式が導入されることとなった。新方式では、地域を表すアルファベット2文字+登録時期を示す数字2桁+適当なアルファベット3文字という形式になる。登録時期は3月と9月に切り替わるのは変更無し。番号が一杯になった訳でもないのに新方式が導入される理由はよく分からないが、地域が分かるようになるのは喜ばしいことですね、あくまで私としては。但し、その頃にはもう英国には居ないけど。

尚、某書誌学者は、英国式ならば未来永劫変える必要がないとか絶対に破産しないとか書いていたが、この変化は日本式以上の変化だと思うぞ。


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