上海情報-生活全般関係

《達・芬奇密碼》


 『ダ・ヴィンチ・コード』、中国大陸では《達・芬奇密碼》という名で公開されてます。ロイター電によれば、22日から早くも上海で海賊版DVDが販売されているとのこと。早速、街中のバッタもんDVD屋を覗くと、発見!売価は7元でした。

 「達文西密碼」は、香港と台湾での表記なので、その辺から流れてきたものと推測される。画面は非常に質が悪いので、劇場で密かに撮影されたものかと思うが、劇場であれば当然付されている筈の字幕が全くない。中国語どころか、英語もフランス語の字幕も無いので、どこの国で撮影されたものなのか、更に言えば劇場版かどうかも不明だ。

 その画面の上に、DVDの機能として、クローズドキャブションで中国語と英語と何故か韓国語の字幕が選べるようになっている。但し、中国語も英語もよっぽどヒアリング能力の低い人間が適当に訳したものとしか思えない代物で全く実用に堪えない(韓国語については未検証(でもどうせ同じようなもんでしょ))。

 そもそも、再生すると、いきなりソニエールの死体の前でラングドンが謎解きを始めている場面から始まっており、最初の30分ぐらいが飛ばされてるよー、ってなわけで全く以て粗雑な作りである。そして、立ち上がる観客が映り混んでしまうためか、エンドロールは一切カット。しかしその一方で、ちゃんとしたメインメニュー画面があったり、シーンを選ぶ画面があったりと、それなりの工夫が感じられる。


 それにしても、この本のメインテーマである秘密について「世界がひっくり返るほどの秘密」とか何とかよく言われてるみたいだけど、別にひっくり返るのはキリスト教世界だけだろっての。


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