上海情報−生活全般関係

F1上海GP


 柄にもなく、10月16日に開催されたF1上海グランプリ決勝を見てきました。

 この上海GPは昨年に引き続き2度目の開催となるもので、今年のシリーズ最終戦でもある。ここまで勝敗がもつれていれば盛り上がるんだろうが、ドライバーズポイントは今季は既にアロンソ(ルノー)の優勝が決まってるんで、あとはコンストラクターもルノーが取るかどうかということで、そこそこの盛り上がりになってしまうことはしょうがない。

 というわけで、F1日本GP開催県の生まれのくせに一度も見に行ったことがないという私が、初めてF1を見に行ったわけなので、当然よく分からないことも多く、どの辺を楽しめば良いかというところをF1愛好家に尋ねたところ、音とスピードと買い物を楽しめ、とのことだった。

入場券
 サーキット場は上海市内からバスで1時間ちょっとの嘉定区というところにある。この辺は自動車産業が盛んな土地で、自動車関連のメーカーなんかがある。と言っても、周囲はまだ空き地だらけであり、上海と言っても少し都心を出ればまだまだ土地はあるんだなということ。今回から都心からサーキット場まで高速道路で繋がったので随分と便利になった。

 今回のチケットは、副看台という席の券で、主看台の次に良い位置らしい。その他に、看台と立ち見席がある。料金も如実に違うが、更に面白いのは、副看台の前の売店では客がちゃんと並んでいるのに、立ち見席の前の売店では列などなく、客がぐちゃぐちゃになっていて、客層の違いも如実に出ていたことだ。因みに、主看台の前は売店もあるがイベントも開催されており、全ての客層が集っているため、特に特徴は見られない。

ペースカー導入
 レースそのものは、アロンソが終始トップを守って、そのまま優勝というあっけない結果となった。ただ、レース途中でいきなりコースの側溝の蓋がコース上に出現したため、ペースカーが現れて暫くのろのろと走らされていたらしい。そんなものがコース上に現れるということに、中国という国の不手際、というか杜撰さが見て取れる。こんな国でF1をやってていいのか?という気になる。

 さてF1と言えばレースクイーンだが、中国のレースクイーンは他国のそれと違って、衣服も中国風である。「北京服装学院がデザイン・制作したチャイナドレスをモチーフとしたコスチューム」とのことだが、凄いのは、その北京服装学院の生徒がそのままレースクイーンとして上海に乗り込んできていることだ。しかも66人中50人が当該学院の生徒とのこと。そして残り16人はスポンサーである中国石化の社員である。だから質がどうのこうの、という話は特に聞かなかったし、私もコメントも特にしないでおくことにしたい。

 


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