建築士と住まいづくりを考えませんか。

                    建築士の存在

 
散歩の途中に、チョットおしゃれで、温かみがあって、夏見ると涼しそうな住宅。ありますよね。私達建には、建築士と共に造った施主の家は雰囲気で分かります。

 考えれば切りのない選択肢の連続の家づくり、形をつくるに欠かせない建築士、個人住宅設計にも顔の見える存在になればと思います。敷地はキャンパス、大きい敷地もあれば、小さい敷地もある。形もさまざま。硬い場合もあるが、柔らかい場合もある。ある建築士が腺をひいた。違う建築士も違う腺をひく。私達は腺を描くが、人が住まう空間を求め腺を引く。企画型の場合さえ、大きさ、形態をにらんでパズルをはめ込む。立体的に考えたら、無限の選択がある。しかし、限りある敷地なので、建築基準法等関連法規により無限が有限になるかも知れないが、数え切れない選択である。形(間取りを含めて)を造る建築士は、住宅を作る上で、欠かせないと思います。。

 ハウスメーカーにも、ゼネコン、工務店にも建築士がいます。小さな工務店にも社内では、ないかもしれませんが、付き合っている建築士がいます。私も含め施主と向きあって、住宅を造ろうという建築士が、増えております。前から、設計監理という仕事はありましたが、私の場合は鉄骨、鉄筋コンクリー構造の店舗併用住宅、マンション、事務所等のある程度大きな物件が対象でした。個人住宅の場合、予算があれば別ですが、設計、監理で、建築士を入れることは、
一般的に無理なことと私も感じていました。

 しかし、ようやく社会情勢も少しづつかわり、住宅に対する要望も多様化して、地域工務店では、要望に対応しにくなったり、ステンレス鏡面ドアの不動産屋さんの信用への疑問、ゼネコンは商社化し、営業第一主義のハウスメーカー、工務店のハウスメーカー化、フランンチャイズ化、家づくりが住まい手や、つくり手から違った方向に向かいはじめました。その中に
価格の透明性を旗印に上げ建築革命の集団が生まれました。実践する内に建築革命でななく、建築士本来の志にめざめることで、建築士の革命かもしれないときずきました。

 設計監理料がトータルで上乗せされれば、いくら気に入ってもらっても、住まいを造る施主に受け入れられません。しかし、工務店や、ハウスメーカー、地域ビルダーの不透明なコストとの対比であれば、シンプルナな施主、建築士、専門業者の価格の見える家づくりはコストを押える方向に向かう事が分かってきました。。
建材やサッシ、住宅設備もはぼ同じ金額、または、工務店よりは安く提供できるルートも理解ある会社により可能になりました。あとは、設計士が施主代理人として、現場を納めればれば、よいのです。やりがいもあるし、大変なことですが、建築士との家づくりに多くのメリットがあることが見えてきました。。

           施主主導の家づくりに一番近いやり方

 私は、依頼者の一生懸命造った間取り図を拝見する場合があります。どのような家に住みたいかをじっくり話を聞きます。ときには、依頼者が作った間取り図に要望が満たされない場合もあります。間取りを直そうとかではなく、施主の要望依頼者の本当の要望を満たしているかの確認作業です。(昔、工務店に行ったらこのままの間取りで家が出来きて後で後悔した知れないと言った依頼者がいました。)施主の要望を満たすことは、大変難しいが、施主の造った間取りどおりにつくることは、それほど難しくはないのです。依頼者とのコミニュケ−ションを大切に設計者は、そこに暮らす家族や将来を見据えてプランづくりをします。時には、施主と食い違うことも多々ありますが、その度に話し合い、だんだんと夢が形になるように、納得しあいながら、理解を深めます。中途半端の打ち合わせで、設計図が出来あがり、工事が始まり、どうこう言っても、もう後戻りはできません。それからの大きな変更は欠陥住宅を造っているのと同じになる可能性があります。

 間取りがほぼ決まってくると模型をつくります。平面で気がつかないことにも気が付く場合もあります。特に設計でも見せ所の空間は平面では、分からないことが多いです。私の設計では、天井は、和室以外平らではないので、なお更かもしれません。きずいて、また相談。完成まじかになり、模型と同じ形に出来て、よく模型をみたが、完成まじかでやっとこうなるのかと言う施主さんもいる。形だけでも大変な作業である(その他、材料、住宅設備、色等いろいろ)施主さんの要望を充分満たしたかは、分からない。しかし、これほど施主とのコミニュケーションをとり、できる限りの現場進行中でも確認や変更も相談しあったので、満足感がちがうのではないかと思います。この設計、監理作業は、一番家づくりで大切なことです。

 予算、時期等色々の諸事情によって、または、雨、風、地震とスペースさえあればいいいさとの考えもあるでしょう。メーカーは安心で、信頼がある。地元工務店で任せれば安心さの選択もあります。いろいろな選択はあると思いますが、顔を出し、本来の設計士の職能をまっとうしようと考える設計士も多くいるはずです。
 私が思うに、大変面倒くさいし、大変なことだが、わくわくしてできる家づくり、楽しい家づくになるように設計士と住まいを考えませんかとの提案です。それと是非やって欲しいのですが、銀行紹介や、いろんな紹介で知り合う設計士もいるはずですが、今までの施主さんに一度、連絡をして評判と仕事振りを聞いてみたらどうでしょか。建築士でも皆、個性も考え方も人それぞれ違いますし、やり方もそれぞれです。しかし、相性の合う人もいるはずです。インターネットのお陰で、探すこともできる環境になりました。是非、私も含め会って話しをしてみてください。