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公開用成績処理ソフト 2010年版成績処理ソフト
 ぼくの勤務する市では、市販テストに付いている成績処理ソフトを学校のパソコンにインストールする事が禁止されている。フリーソフトなどの成績処理ソフトもだめなのだ。
 自宅に成績物を持ち帰る事も禁止されているので、自宅のパソコンにインストールして作業する事もできないのだ。
 じゃどこでやるのかというと、学校だけですね。今は竹千代という成績処理ソフトがインストールされているので、それで処理しているのだが、今後これが使えなくなるらしい。
 金庫フォルダに将来的には成績物も入れるようなので、そうするとこの成績処理ソフトが動かないらしいのだ。伝聞の伝聞という不確かな情報だが、そうなるとエクセルで処理せざるを得ない。
 で、同僚のために得点を入力するだけで自動計算できるエクセルシートを作ってみた。
作ってみての感想。
 やっぱりむつかしいね。観点別に合計点を出すのは、サムイフ関数を使えばできた。それを合計満点から割って到達率を出す。まあ、これだけでもいいのだけど、それをルックアップ関数を使ってABCの3段階評価を自動的に出す。学期毎の評価はまあこれでいいのだけど、これを年間評価に反映しないといけない。で、シート間の参照関数を使って年間観点別到達率を出す。ここで、観点別の評価を総合してルックアップ関数を使って3段階評価を出してもいいのだけれど、まあ、教師の主観もあるし、ここでは敢えてそれは使わなかった。順位も出せるが、今の評価の仕組みが絶対評価、観点別評価なので、要は観点の成績を見ながら担任が3段階評価をすればいいのですね。
 ぼくは関心、意欲などを点数評価するのは嫌だったので、(と言うかそういう内心の点数評価はしてはいけないと思っているのですが)結局要録に載せる評定は自動計算しませんでした。でも参考資料としての数字はこれで出せると思います。
 問題はエクセルの基礎知識を全く持たない同僚がこれを使えるのかという事だ。
やはり市販のソフトの方がわかりやすいよね。でも市販のソフトが使えない以上、これで対応していくしかないと思う。 

追記(2006.12.12)
 abcの観点別人数を校長に出す一覧表には記入しないといけないので、自動的に算出する項目を追加した。学年末に観点別の評価を出すのだが、その部分をシート間の参照でやっていたのだが、テストの学期毎の枚数に違いがあるので、ずれてしまう可能性がある。手作業で対応できるのだが、それを自動的に修正する仕組みを導入した。
 以上二つの機能の追加をして、バージョンアップしてみました。
2007年2月10日 土曜日
 さらにバージョンアップ!学年末評価にもabc評価を付けました。印刷設定をA4横に統一しました。特に苦労したのが、学年末の評価。3学期のテストの点数入力が終われば、いっさい手を付けることなく学年末評価をソフトが自動計算するよう仕組んだことだ。これは点数処理に純粋化しているので、それだけで成績をつけるわけにはいかないが、客観的な資料を教師が持てるという事は便利だと思う。印刷もシート保護機能を付けてないので、自由にできるしね。その点も他の成績ソフトと比べても自由性が高いと思うよ。
2007年2月12日 月曜日
シート保護機能を追加しました。パスワードはかけてないので、はずすのは自由です。
2008年1月25日 金曜日
 成績処理ソフトが2008年1月10日発売の宝島社発行ムック『スグ使えるExcelテンプレート2600本』に掲載されました。駅前の本屋で並んでいるのを見る。本当に小さい扱いだったが、Excel本に自分の作品が載るなんて、不思議だなあ。全くの素人なのに。でも、このソフトは結構努力したので、認められてうれしいね。
2010年6月29日 火曜日
新しい職場に移動し、新しい同僚の求めに応じてバージョンアップする。内容は、abc表示だったものを一覧表の形式に合わせ◎○△、ABC、321の表示に変更した。まあ本質的な変更ではないのだが、使い勝手がぼくの職場では良くなったかな。全国ではいろんな形式があるだろうから、却って汎用性が失われる結果になったかもしれない。ので、以前の形式も残しておく事とした。