朗読絵本 ふしぎの国のアリス | ||||
第1章 うさぎの巣穴に落っこちて
unit 5 Alice opened the door.
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Alice opened the door. アリスはドアを開けました。
She found that it led into a small passage. わかったことは、そのドアが通じているのは、ちいさな通路だということです。
It was not much larger than a rat-hole. それは、せいぜネズミ穴ほどでした。
She knelt down ひざをついて
and looked through the passage into the loveliest garden 覗き込むと、通路の先は最高にすばらしい庭で、
you ever saw. みたこともないほどのものです。
She wanted so badly to get out of that dark hall, どんなに、暗い玄関ホールを抜け出し、
and wander about 歩き回りたかったことでしょう、
among those beds of bright flowers 一面にきらきらしている花のあいだや、
and those cool fountains. 涼しげな噴水のあいだを。
But しかし
she couldn't even get her head 頭さえ出せないのです、
through the doorway. ドアをくぐり抜けて。
"And 「それに、
even if my head could go through, " うまく頭が通り抜けたとしたって」
thought poor Alice, と考える可愛そうなアリス、
"it would be of very little use 「とてもじゃないけど何にもならないのよねぇ、
without my shoulders. 肩がダメなんじゃねぇ。
Oh, あーぁ、
how I wish どんなにいいかしれないよ、
I could get smaller 折りたたんで縮むことができさえすれば、
like a telescope! 望遠鏡のように!
I think I could, できるはずよ、
if I only knew how." ただ、やり方さえわかればね。」
There was no use in waiting by the little door, こんなことしてても始まらない、ちいさなドアの側で待ってても、
so そこで
she went back to the table. 引き返します、例のテーブルの所に。
She was hoping 期待していたのです、
she might've overlooked something the first time, ひょっとしたら、見落としていたものがあるかもしれない、
or at any rate 何にしたって、
a book on how to become smaller. 本で、小さくなる方法が書いてあるのがあるかもしれないと。
This time 今回、
she found a little bottle on it. 彼女が見つけたのは、ちいさなびんでした。
"This was not here before," 「こんなの、ここになかったよ、さっきは」
said Alice. と言うアリス。
Around the neck of the bottle ビンの首のまわりには、
was a paper label, 紙のラベルがあって、
with the words こんなことが書いてありました
"DRINK ME" 「お飲みあそばせ」
in beautiful bold letters. きれいに印刷された大きな字でした。
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