朗読絵本 ふしぎの国のアリス | ||||
第1章 うさぎの巣穴に落っこちて
unit 4 Surprisingly Alice was not hurt at all.
リンク ⇒朗読マザーグース
リンク ⇒朗読絵本 ふしぎの国のアリス
リンク ⇒メディアネット VOA
| ||||
| ||||
Surprisingly なんとまぁ
Alice was not hurt at all. アリスはちっとも傷つきません。
She quickly got back on her feet. すばやく立ち上がって両足をついたのでした。
She looked up, 見上げてみました、
but it was all pitch black. でも、真っ暗闇です。
In front of her 目の前には
there was another long passage. もう一本の長い通路。
The White Rabbit was still in sight. さっきの白ウサギはまだ見えました。
Alice had to act fast. アリスは一瞬たりとじっとしておれません。
She heard it say, しゃべっているのが聞こえました、
as it turned a corner, 角を曲がりながら、
"Oh my ears and whiskers, 「大切な耳よ、ひげよ、
how late it's getting! " こんなに遅れちまって!」
But しかし
when she turned the corner, アリスが角を曲がったときには、
the Rabbit was no longer to be seen. 例のウサギはもはや見当たりません。
She found herself in a long, 彼女がいるのは細長ぁ〜くて、
low hall, 天井の低い玄関ホールで、
which was lit up あたりを照らし出しているのは、
by a row of lamps 一列に並ぶランプで、
hanging from the roof. 天井からぶら下がっていました。
There were doors all round the hall. ドアがぐるりホールのまわりにあります。
Alice tried every door, アリスはひとつひとつドアを試してみました、
but でも、
they were all locked. みんな鍵が閉まっていたのでした。
She walked sadly down the middle. がっかりして真ん中を歩いています。
She wondered 彼女は思い悩みました、
how she would ever get out again. どうやったらまた外へ出れるんだろうかと。
Suddenly ふいに
she came upon a little three-legged table, 彼女が出くわしたのは、ちっちゃな三脚テーブルで、
all made of solid glass. まるごとガラスでできています。
There was nothing on it その上にあるのは
except a tiny golden key. ただ小さな金色の鍵だけ。
Alice first thought アリスが最初に考えたことは
that it might fit one of the doors of the hall. それはたぶんホールのどれかのドアのものだろうということでした。
But, しかし、
unfortunately, 何てことでしょう、
either the locks were too large, 鍵穴のほうが大きすぎるか、
or the key was too small. あるいは、鍵が小さすぎるかでした。
It would not open any of them. その鍵ではどのドアも開けられないのでした。
Then, そのときです、
she came upon a low curtain 出くわしたのが低い丈のカーテンです
she had not noticed before. 以前には気づかなかったものでした。
Behind it それの後ろには
was a little door ちっちゃなドアがあって
about fifteen inches high. だいたい15インチ(40cm)の高さがありました。
She tried the little golden key in the lock. ためしにさっきのちいさな金色の鍵をその鍵穴に入れてみました。
To her great delight とてもうれしいことに
it fitted! それはぴったりだったのです!
|