朗読絵本 ふしぎの国のアリス | ||||
第1章 うさぎの巣穴に落っこちて
unit 1 Alice was beginning to get tired
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Alice was beginning to get tired アリスはかなりうんざりし始めていました、
of sitting by her sister on the bank, 姉さんのそばにすわって、土手にいることに、
and having nothing to do. そして何もすることがないので。
Once or twice ちらちら、
she had peeped into the book 本をのぞきこんで見ました
her sister was reading, 姉さんが読んでいる本を、
but it had no pictures or conversations in it. でも、そこには挿絵もなければ会話もありません。
"What is the use of a book 「なんて本なの?
without pictures or conversation," 絵もせりふもないじゃないの。」
thought Alice. とアリスは思ったのでした。
The hot day made her feel sleepy 暑い日で、彼女はとても眠くなり
and tiresome. 退屈になってきました。
She was getting very bored with the day. あきあきし始めたのです。
She was considering どうしようかなぁと考えました、
whether it was worth the trouble of getting up わざわざ立ち上がるだけのことがあるのかなぁ
and picking the daisies ひな菊を摘んで
to make a daisy-chain or not. 花輪を作ろうか、どうしようか。
When suddenly その時ふいに
a White Rabbit 白いウサギ、
with pink eyes ピンク色の目をしたのが、
ran by her. そばを走っていったのでした。
Alice thought nothing of it. アリスは気にもとめませんでした。
But でも
she heard the Rabbit say to itself, ウサギがつぶやくのを耳にしたのです、
"Oh dear! 「いけねぇ!
Oh dear! しまった!
I will be late! " 遅れちまうぞ!」
The Rabbit actually TOOK A WATCH そのウサギはほんとの話し、時計を取り出したのです
OUT OF ITS WAISTCOAT- POCKET, チョッキのポケットから
and looked at it, それをちらりと見て、
and then それからまた
hurried on. あわてて行ったのです。
She had never seen a rabbit 今だかつて一度もそんなウサギを目にしたことがありません、
wearing a vest or carrying a pocket watch ウサギがチョッキを着ていたり、懐中時計を持っていたなんてことを
before. 今だかつて。
Filled with curiosity, おもしろそうなので、
Alice got on her feet アリスは立ち上がり
and ran across the field 野原を駆け抜け
after it. それを追っかけました。
Fortunately うまいぐあいに
she was just in time ちょうど間に合って、
to see it pop down a large rabbit-hole ウサギの巣穴にぴょんと飛び込むのを見たのでした
under the hedge. 生垣の下へです。
Alice quickly went in after it. アリスもさっと飛び込んで続きました。
She never once thought about アリスはちっとも考えませんでした、
how she would get out again. 一体全体どうやってもどってくるかなんてことは。
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