2009/08/06 英語学会(LET) で速読、脳活性化、小学校英語の共同研究発表３本

2009/08/06 英語学会(LET) で速読、脳活性化、小学校英語の共同研究発表３本

真夏の神戸は六甲山に程近い流通科学大学で、外国語教育メディア学会（LET）第49回全国大会（2009年度）研究大会が「外国語教育のパラダイム：認知、脳、社会文化の統合に向けて」をテーマに開催された。

流通科学大学キャンパス

発表風景

ミント音声教育研究所は、速読、脳活性化、小学校英語の３分野で、それぞれ大学や英会話教室との共同研究発表を３本行った。

(1) 脳活性化研究	(2) 速読研究	(3) 小学校英語
英文速読プログラムによる学習時の脳血流量変化に関する予備的研究	ソフトウェアのチャンク提示法による速読訓練の効果	小学校英語における文字導入のすすめ－－電子教材が切り開く識字教育

「速読研究」では、プレーヤーミントによるチャンク提示を半年間行うことで、速読効果が見られたと言う研究発表が行なわれ、関連として、その学習で脳血流量がどのように変化するかを測定する「脳活性化研究」の成果も報告された。報告の最中に、フロア全体が停電してプロジェクタもマイクも使えなくなると言うハプニングに見舞われたが、演壇のまわりに参加者が輪になって集まり、ノートパソコンの小さな画面に見入りながら、討議をするなど、かえって熱い交流を深める結果となった。

こうした研究で成果が明らかとなりつつある字幕リスニング法（同期付けされた音と文字の提示法）を、実践活用して楽しい授業を行っているマイク先生との「小学校英語」共同研究発表では、文字を見せながら音声を聞かせる字幕リスニング法で発音がよくなるだけでなく、文字の習得にも大変効果的であることが報告された。学年を問わず、子どもたちの一番人気が、文字を使ったゲーム感覚の訓練だったとの発表には、会場に驚きが広がった。

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