2008/04/20 五万石騒動連判状の解読を始める

2008/04/20 五万石騒動連判状の解読を始める


..[↓] 1
五万石騒動を足掛け３年にわたって闘い抜いた農民たち五千人の素顔と気持ちに迫ってみよう・・・昨年秋の展示会「高崎五万石騒動車連判状」を終えた私たち五万石騒動研究会のメンバーは、今年に入り連判状の解読を始めた。解読といっても、連判状には村名と名前が並べてあるだけだ。名前を読んでどうすると言うのだろう？・・・でも、会員には誰一人反対するものはいなかった。最初は練習を兼ねて、すでに解読されている村注1からと言うことで「菊地村」を取り上げた。注1 すでに解読されていると言うのは、高崎市史に掲載されているもので、上小塙村大総代小嶋文次郎の子孫である小島好ニさん方に保管されていた１６ヶ村１７枚のうち、市史編纂当時高崎市であった１１ヶ村用紙の中央に円を描き、真ん中に村名、周りに名前と印鑑注2と言う、もっともシンプルな形式の連判状で、その形から「車連判状」とか「傘連判状」と呼ばれているものだ。注2 中央にある朱印は後世のもの解読作業がしやすいようにと、会員の田淵さんが連判状をコンピュータに取り込み、プロジェクターでスクリーンに投影しながらみんなで読み進めていく。会員の萩原さんはかつて大学で古文書解読の実習を経験しているので強力な味方だ。
..[↑] 2
関連記事 ⇒2007/10/13 連判状一挙１７枚公開展示 / 高崎五万石騒動 ⇒ミント学習教室のトップページへ ⇒ミントアプリケーションズのトップページへ