国内単車旅行記(byしげ)

第1章 困惑の東北編
第2章 心の故郷北海道編
第3章 怒涛の四国・九州・沖縄編




困惑の東北編  

まず今までそんなソロのロングツーリングなどやった事がないぼくがなぜ旅をしようと思ったかということを話しておくと、 カッコ良く言えば自分がどんな人間か探してみたくなった。 普通に言えばせっかくバイクを持っているのに、ただ通学の足だけじゃもったなかった。 本当の事を言えば女にふられて、なんか自分が凄い情けない奴に思えたから、ほとんどいきおいで飛び出してしまった。

 そんなこんなでとりあえず準備を進めて、無事出発したわけだが、はじめの1週間ぐらいは雨ばっかりで、今日は何処にテントを張ろうとか、飯はどうしようとか、とにかく生活することに精一杯で気持ちの余裕もなく、求めてた人との出会いもほとんどなく、オレは何しここへ来たんだろうと振り返ることが多かった。

 しかし、人間は単純な生き物(多分ぼくだけ?)で天気がよくなってくると自然に心に余裕が生まれて(慣れたこともあり)今までのナーバスな気持ちが一変してどんどんpositiveになり、ここからだんだんと人とのふれあいが多くなって、楽しくなってきた。コインランドリーなどで洗濯をしながらボーッとしていると隣りの銭湯から出てきたおばあちゃんによくわからない言葉で話しかけられて、息子の話とかをよくされた。

 東北方面は人も温かく、景色の良い所も多かったので、ここで少し紹介しておきます。「男鹿半島」旅の疲れた心を癒すには、ここでテントを張ってひたすらボーッとし、感傷にひたるべし。「 八幡平高原」ここはとにかく何も考えないで自然を肌で感じるべし。(夏でもかなり寒かった記憶がある) 「下北半島」演歌情緒溢れる景色が多く、思わず演歌を口ずさんでしまう。日本人の心を取り戻すにはここ。

 あとぼくが気づいたことをここで挙げると、まずテント張るときは寝る所が無いからと言って、むやみやたらな所に張らないように。警官がきます。それと雨の日は無理に出かけるのは止めましょう。全然楽しくないし、コケます。もっと心に余裕を持ちましょう。

 ということで困惑の東北編はこのへんにして次に移りましょう。




心の故郷北海道編

最高です。とにかくなにもかもが素晴らしかった。景色。いいですね。美しいですね。広大ですね。異国にいるみたいですね。でも一週間で飽きますね。人。いいですね。温かいですね。バイク乗りがたくさんいますね。おもしろい人もたくさんいますね。友達すぐできますね。食べ物。美味しいですね。魚介類豊富ですね。安いですね。自分で採れますね。動物。馬はでかいですね。キタキツネかわいいですね。シカは道路に飛び出して、ひきそうになりますね。クマに遭いたかったですね。行事、イベント。たくさんありますね。参加するとおもしろいですね。

 ということで北海道のよさがわかってもらえたでしょうか?ぼくは約一ヶ月ぐらい北海道にいて、本当にいい友達、いい経験をしました。第二の故郷と呼べるぐらいです。

 北海道はいろんな人がいろんな思いで集まってくるので、景色もさることながらやっぱり人と夜に酒を飲みながら人生、女、バイクと話すことが好きだった。そこで北海道の情報、いろんな人のおもしろい体験談など勉強になる事が多かった。

 今はどうかわからないけど、北海道には毎年夏に仮面ライダーが現れて、今年はショッカーを連れてきているとか、ノリ次第で、明日みんなでススキノに行こうとか、また何日にここで会おうとか、いつも一人ではなかった気がする。

  北海道の良い所とかこんな事があったとか書きたかったけど、いっぱいありすぎてここには書ききれそうにないので、とりあえず行ってみてください。バイクでなくても自転車、歩き、電車、あとローラースケートなんていうのもいました。なんでもいいと思います。行ってみれば今まで経験のしたことのない、おもしろい経験、つらい経験がたくさんできるでしょう。

 なんかしみったれた文章になってしまったけど、よかったら次も読んで下さい。 うー。書いてたらまた行きたくなってしまった。




怒涛の四国・九州・沖縄編

四国・九州・沖縄の初めの一週間はトミーノッカーズのもう一人の隊員RYOUと一緒に行きました。しかしRYOUはその時社会人、ぼくは学生でそこに貧富の差が生まれてしまい、ケンカになる事もしばしば。天候が悪く台風直撃だったため、残念ながら四国にはあんまりいい思いでは残ってない。興味のある人は坂本竜馬等の歴史をみながら旅行するのもいいでしょう。お寺を観にくる外人さんもたくさんいました。

 さてそこからRYOUと分かれて九州に渡り、天候もまずまずでまただんだんと気分が盛りあがってきて、九州の名所を駆け抜けていきました。その中でも一番印象の残っているのがやまなみハイウェイ。これはかなり個人的な感情ですが、道そのものもひたすら丘陵を走りめちゃめちゃ気持ちがいいんだけど、ぼくはそこで20台ぐらいのHARLEY-DAVIDSONの集団(すいませんチーム名忘れました)に会い、一緒に阿蘇山までチームの一員としてツーリングしました。これはかなりの優越感で、当時HARLEY-DAVIDSONが欲しくてたまらないぼくにとっては夢の光景でした。そこでHARLEY-DAVIDSONを買ってまた阿蘇にくると約束したけど、高くて買えず、日々精進しております。

 あと九州はやっぱりラーメンがうまい。替え玉するのがうれしくて、つねに3回は替え玉していた記憶がある。とにかく濃い。それがまたよくて、キャンプ場でもインスタントラーメンをよく食していた。

 そして最後の沖縄。ここは始めは行く予定が無く、奄美大島(ここもかなりいい)でボーッとしている時にここまできたら全県制覇しよう!ということで急遽行くことに決めた。ここらへんの自由さがソロツーリングの良い所。

 そんな経緯で沖縄まで行き、アメリカ軍基地などを観て、かっこいいと思いながらも、いろいろ考えさせられたりして沖縄を観たけど、どうせなら西表島とかの自然を見に行けばよかったと少し後悔してしまった。

                                                                                                                            ここまでだらだらと書いてきてしまって非常に読みずらかったとは思います。すいません。あとまだ本州もおもしろい所がたくさんありますがここでは省かせて頂きます。

 今は無き愛車ビラーゴとニ人でつくった思い出の一部です。この時の気持ちを失った時には、またどこかに顔を出すことがあると思いますが、その時は声をかけてやってください。

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