夏休み旅行(後編)(2011.8.11〜15)

8/11(木)
 きのうの山下りのおかげで、2人とも足がパンパンに張ってしまいました・・・・・ まだそこまで老化していなかったのかな???(^^) 今日はきのうよりもさらにお天気がよくなっていたので、体はガタガタにもかかわらず、ハイキング決行ですよ。(^o^)

 今日はきのうのインスブルック北側とは反対に、南側へ向かうことにしました。そう、市内からこんなに気軽にあちこちでハイキングやスキーが楽しめてしまうのが、本当にいいところですね。(^o^) 市電を乗り継いで、隣村のイグルス(Igls)というところからは、今度はロープウェイをまたまた乗り継いで、標高1952mのパッチャーコーフェル(Patscherkofel)駅に到着です。ここを起点にハイキング開始です。

 今日は本当にいいお天気で、きのう上ったノルドケッテ山脈の険しい山々、そしてきのう利用したロープウェイのルートなどもハッキリと見ることができたんですよ。(^o^) そして南側ということもあるのでしょうか? きのうの北側とはちがって、雪はまったく見られず、ハイキングもとっても快適でしたよ。(^o^) 「松の道」の意味があるツィルベンヴェーク(Zirbenweg)を1時間ちょっと歩いたところに、ボシェーベン(Boscheben)という山小屋があって、そこでお昼休みです。

 この日はバード・イシュルで購入していたケーキを持ってきて、お昼ごはんとしました。飲み物もスーパーで買って持ってきたミネラル・ウォーターです。もちろんここの山小屋にもレストランがあって、きのうと同じようなお食事を取ることもできたんですけれどね。きのうと今日と、チロルのハイキングをしていますけれど、スイスと比べたら観光地化していなくって、地元の人たちの手軽なお散歩コースって感じが強く残っているんですよ。そして移動手段がすべてインスブルックカード1枚で使えてしまう便利さもあるんですよ。そう、スイスの登山鉄道って、メチャクチャにお値段が高くなっていますからね・・・・・ 静かにハイキングをされるには、ちょうどいい場所のような気がしますよ。

 ここボシェーベンの山小屋からさらに進んで、別のリフトを利用して帰ることもできたんですけれど、ちょっと距離が長くなりそうだったので、あきらめて元に来た道を戻ることにしました。そう、やっぱり下り坂ではまだ足への負担が大きくって、あんまりムリしないようにしました。そして無事にパッチャーコーフェルのロープウェイ駅に到着です。またまたロープウェイを乗り継いで、イグルスの村に15時ごろに戻ってきました。

こちらはインスブルックの南側のハイキングルートです。きのう行ったノルドケッテ連峰、インスブルック市内、そして飛行機の離発着とかが、本当にキレイに見えましたよ。(^o^)

 ここからはバスを乗り継いで、オリンピックにも利用されたというスキーのジャンプ台を見に行くことにしました。このジャンプ台も、インスブルック市内のあちこちから見える名所になってもいるんですよ。ところが、バス停からそのジャンプ台への道のりが、けっこうキツい上り坂になっていて、2人とも足への負担が限界に近付いていました・・・・・(^^;) それでも何とかジャンプ台入口に到達して、そこからはケーブルカーとエレベーターを使えば、ジャンプ台と同じ高さまでたどり着けるんですよ。

 その中のカフェで一休みです。ここから滑って、さらに高くジャンプされるなんて、本当にジャンプの選手って尊敬してしまいます・・・・・ というよりも、私自身がスキーもまるでニガテなので、ウィンタースポーツをされる方みなさんが、本当にスゴい人に思えてしまうんですけれど、このジャンプだけは本当に特別ですね。インスブルック市内を一望しながら、その中に飛び込んで行く感じなんでしょうね。

オリンピックにも使われた、インスブルック市内にあるスキーのジャンプコースです。市内を一望しながらジャンプするのって、どんな気分なんでしょうね? 私には到底ムリですが・・・・・(^^;)

 ジャンプ台の観光の後は、ホテルに戻って体を休めていました。これ以上の観光もムリということで、晩ごはんもホテル内のレストランで済ませてしまいました。とは言っても、このホテル内のレストランは、インスブルック市内でも高級な部類に入るそうで、味付けも本当にお上品なお料理を堪能することができましたよ。(^o^) チロルって実はおいしい場所だったりするのかな?o(^-^)o
8/12(金)
 今回の旅行で、できれば行っておきたいな〜と思っていた場所があったのですが、それが実現することになりました。この旅行で2度目の女性2人でのお出かけ先は、インスブルックから西へ向かうことになりました。インスブルックを少し西へ行くと、3年前に訪問したドイツ最高峰のツークシュピッツェ(Zugspitze)が見えてきました。さらにその3年前に3泊したガルミッシュ・パルテンキルヒェン(Garmisch-Partenkirchen)の道案内も出てきて、2人でそのときのことをなつかしく振り返っていましたよ。(^o^)

 さらに高速道路を西へ西へと進んで行くのですけれど、ちょうどチロルの谷間を抜けていく感じの絶景ルートになるんですよ。(^o^) ただその分、高速道路が対面通行になってしまったり、15kmもある長〜いトンネルは有料道路になっていたりと、実際には険しい地形であることも本当ですね。

 そしてさらに走ると、チロル州も終わって、ドイツとスイスに挟まれたフォアアールベルク州(Vorarlberg)に入りました。その街の1つ、フェルドキルヒ(Feldkirch)で高速道路を下りて、国道をしばらく走ると国境の検問所が見えてきました。チェックされたらどうしよう???(^^;)とちょっと心配しましたけれど、幸いにも停められることなくスルー・・・・・(^^) 検問所を抜けたところに、レストランかホテルの看板?みたいな国境マークがありました。そう、行っておきたかった場所、オーストリアとスイスに挟まれた小国、リヒテンシュタイン公国でした。(^o^)

ホテルかレストランの看板?みたいなリヒテンシュタイン公国の国境の看板です。
"Fürstentum Liechtenstein"が、リヒテンシュタイン公国の正式名称のようです。

 国境から南へ10kmほど走ったところが、首都のファドゥーツ(Vaduz)で、地下駐車場に車を停めて観光開始です。まずはリヒテンシュタインカードなるモノを購入すると、いろんなサービスが受けられるみたいで、最初はその観光局でパスポートに入国のハンコを押していただきましたよ。そう、特に国境検問ではなくって、あくまでもサービスでね。(^^)

 その後は市内をグルッと回ってくれる観光列車に乗り込んで、ファドゥーツ市内各地を案内していただきました。残念ながら、ここファドゥーツのシンボルのお城は、今も公爵ご一家がお住まいとのことで、見学は不可とのことでした。それでも市内中心部を少し離れると、アッという間にブドウ畑の広がるのどかな田園風景やゆったりした住宅が並ぶ、とても欧州の首都の1つとは思えないような風景が広がる、のどか街というよりは村に近い感じかも知れないですね。

リヒテンシュタインの首都ファドゥーツのメイン通りにある、1905年に建てられた政府機関の建物の前です。
図書館みたいな建物の国会議事堂も、このすぐ近くにありましたよ。

 少し西へ行ったところには、サッカースタジアムもありました。ここリヒテンシュタインの人口は3万人ちょっと、面積も四国の小豆島と同じくらいということで、サッカーリーグなんて存在しなくって、お隣のスイスリーグに参加されているとのことでした。そういえばリヒテンシュタインのお金も、スイスフランでした。我が家に少しだけ残っていたスイスフランは持ってきていたのですけれど、銀行で少し引き出さないといけなかったです。そういえばスイスフランが今は異常に高くなっていたんでしたっけ?

 この後は、おみやげ屋さんで絵はがきと切手を購入して、カフェで一休みしながら、彼女は絵はがきを家族宛に書いていました。そう、ここリヒテンシュタインは切手の生産でもとても有名な国なんですよね。それから、国立博物館と切手博物館を見学しました。国立博物館と言っても、国の規模が規模だけに、1日かけて回るような規模ではありませんでしたけれど、それでも国の歴史やリヒテンシュタイン製の様々な工業製品などが展示されていました。切手博物館は、小さなスペースなんですけれど、引き出しを引っ張るとたくさんの切手コレクションが見られるようになっていました。航空切手とか、宇宙船切手とか、あんまり空の交通とは縁のなさそうなところなんですけれど、そんな切手もたくさん発行されていたんですね。もちろん、私たちも絵はがき投簡用だけじゃなくって、自分たちのおみやげ用にも何枚か買って帰りましたよ。(^o^) ただここリヒテンシュタイン以外では使えないのかな? スイスは同じフランの通貨なんですけれど・・・・・

 お次はワインの試飲所へ。歩いても行けそうな場所だったのですけれど、バスに乗り込んだのですが・・・・・ ただ気が付いたら隣町まで行き過ぎていたみたいで、地元の人に聞きながら引き返すハメになってしまいました・・・・・(^^;) 試飲所も本当は入場にお金がいるのですけれど、これもリヒテンシュタインカードで無料となっていました。(^o^) さっそく中に通されて、これまた無料の試飲をさせていただきました。白ワイン、香りはとってもよかったのですけれど、帰り道をまた運転しないといけなかったので、私はなめる程度で・・・・・(^^)

 とってもおいしかったので、店員さんに種類を聞いてみたのですけれど、そのボトルをよく見たら、醸造していたのが何とオーストリアのニーダーエスタライヒ州! そう、ウィーンを囲むオーストリア東部の州だったんですよ。ブドウはリヒテンシュタインので、それを持って行ってワインにしているのかな〜? ということで、いろいろとワインを見て回って、ちゃんとリヒテンシュタイン産のワインもあったので、その赤ワインを購入しました。あちこちのワインを飲み比べられるのも、今だけですからね。o(^-^)o

 その後は、ワイン試飲所に併設されているブドウ畑を抜けて、市内中心部の駐車場まで歩いて帰ることにしました。その景色があまりにもキレイだったので、2人で写真を撮りまくっていましたよ。(^o^) ふつうに歩けば、ファドゥーツの端に当たるワイン試飲所から中心部まで、20分もかからないところだったと思います。とてもヨーロッパの首都とは思えない、のどかな農村の雰囲気がが楽しめましたよ。o(^-^)o

ワイン試飲所に併設されているブドウ畑です。ブドウの実も落ちていたりしたので・・・・・(^o^)

同じブドウ畑からは、公爵がお住まいのお城が見えるんですよ。(^o^)

リヒテンシュタインのシンボルの1つ、赤の家(Rotes Haus)です。
1500年代に建てられたそうですけれど、今は農家のお屋敷ということでいいのかな?

ファドゥーツ中心部から少し歩いただけで、とてもヨーロッパの首都とは思えないのどかな田園風景が楽しめるんですよ。(^o^)

 ファドゥーツを出たのが17時ごろでした。来た道をそのまま帰るので、またまた国境検問所はあったのですけれど、今度もスルーです。(^^) 2時間ほどでインスブルックに到着して、ふつうの夫婦に逆戻りしてますよ。(^^) そしてまだ明るかったので、旧市街へ繰り出して、今日もオーストリア料理のレストランで晩ごはんにしました。歴史的な建物で、店員さんも民族衣装を着られていて、とってもいい雰囲気のお店でした。ただボリュームたっぷりのお肉料理で、全部食べ切るのに苦労しましたよ・・・・・(^^)

 ここインスブルック、チロル地方の中心都市で、古き良き保守的なチロルが残っているのかな?ってイメージがあったのですけれど、実際にはラテン的な明るさの強い場所だな〜ってのが、この何日か滞在した印象です。そう、イタリア国境まで数十kmしか離れていなくって、イタリア語もふつうに聞こえてくるし、店員さんたちもイタリア語を理解できる人たちが多かったのには、ウィーンとはまたちがうオーストリアを感じました。これだったら、ザルツブルク周辺の方が、もっとオーストリアっぽい雰囲気がありそうですよ。
8/13(土)
 インスブルック滞在は今日までです。次の宿泊先ももちろん確保しているのですけれど、おみやげ類を見る時間があまり取れなかったので、今日の午前中はもう1度インスブルック市内で過ごすことにしました。ホテルをチェックアウトして、まずは彼女が民族衣装を買うために、チロル地方の伝統的な衣装などを取り扱うお店に入りました。で、彼女は店員さんといろいろと相談しながら、いろんなパターンを試着していきました。

 実を言うと、きのうはリヒテンシュタインまで遠出しないで、近くを観光して、2人で女性用の民族衣装を見るプランも考えていたのですけれど、2人とも同じ場所で買ったらつまらないかな?(^^)ってことで、彼女のモノだけを探すことにしたんですよ。で、彼女の身長だと、こちらの衣装はやっぱり長めに作られているので、散々迷ったあげくに、買う衣装は決まったのですけれど、少し短くしてもらうことが必要ということで、1時間ほどしてからでき上がりということになりました。

 その間に、絵はがきやロウソクなどのおみやげを追加して、お昼をちょっと過ぎたくらいに、インスブルックを出発しました。お次の目的地は、東の方へ戻る感じで、こちらに来てから行く機会のなかった、オーストリア最高峰のグロースグロックナーのふもとにお宿を確保していたんですよ。カーナビにホテルの住所を入力して、それを頼りに進んで行ったのですけれど・・・・・

 どうもこのカーナビ、ヘンなルートを選ぼうとしているみたいで、いったん車を停めて地図を見たら、やっぱり遠回りをさせようとしていたことが分かりました。日本ほど、カーナビの精度がよくないのかな〜? それとも近いルートの道の状態がよくないのやら・・・・・ ある程度は地図で調べておいて、詳しいところをナビに頼るのが正解のようですね。(^^)

今日の目的地、ツェル・アム・ゼーの手前にある標高1000m以上の峠道からの風景です。
通る道すべてが、絶景ルートでしたよ。(^o^)

 それでも山間部の景色は絶景が続きますね。(^o^) 途中に通る村は、だいたいがスキーリゾートみたいな感じになっていますね。それぞれにリフトとかハイキングコースもあるんでしょうか? 途中で標高1000mを超える峠を越えて、今日の目的地は湖畔の町、ツェル・アム・ゼー(Zell am See)に到着です。

 今日からお泊まりするホテルは、晩ごはん付きのいわゆるハーフ・ペンションと呼ばれるところで、レストラン探しの手間が省けるんですよ。(^o^) 時間は18時から20時までには、食べ始めないといけないルールなんですけれど、ちょうど湖を眺めながらディナーが食べられるステキな場所でしたよ。o(^-^)o

 まずは町をサッと見てきました。人口も1万人ちょっとの町なので、中心部も歩いてすぐの場所でした。湖以外で特別に見るべきモノもなさそうですけれど、ハイキングやグロースグロックナー観光、湖のそばでのんびり過ごされる方たちで、にぎわっていましたよ。

お泊まりしたツェル・アム・ゼーのホテルの私たちのお部屋からの景色なんですよ。目の前が湖でした。o(^-^)o

 ホテルのレストランでは、サラダ、スープ、メイン、デザートのフルコースがいただけるんですよ。(^o^) しかもちょうどおなかにスッキリ収まる量で、またまた予想外においしいごはんをいただくことができましたよ。o(^-^)o 今まであまり経験がなかったハーフ・ペンションですけれど、こんな感じのリゾート地では、いいのかも知れませんね。

 静かな湖畔のホテルで・・・・・と言いたいところなんですけれど、すぐウラに鉄道が通っていて、夜中に通る貨物列車?もあって、そこまで静かでもなかったんですよね。(^^) これはホテルを決めるときから分かってはいたのですけれど、町の中心部と湖畔ってことで選びましたからね。
8/14(日)
 今日もいいお天気ですよ。(^o^) 今回の旅行の目的の1つだった、オーストリア最高峰のグロースグロックナーへ行くのには、本当にいい日となったみたいです。ホテルはもちろん朝ごはんは出るので、しっかりいただいてから出発です。

 一応は登山スタイルで出発です。車でツェル・アム・ゼーの町から少し南へ行くと、グロースグロックナー(Großglockner)への山岳道路に入ります。ここも有料道路になっていて、きのうホテルでもらったカードを見せると2ユーロだけ割引になるのですけれど、それでも27ユーロで1日通行券を購入です。ここからはグロースグロックナーのすぐ近くの展望台を目指してドンドンと車で上がって行くのですけれど、こんなお天気のいい日には、自転車で上がって行く人たちも大勢いらっしゃるんですね。自転車を追い越すときに、ちょっとだけセンターラインをはみ出さないといけないので、ちょっとメンドウだったですよ・・・・・(^^)

グロースグロックナー山岳道路からの車窓です。雪山が見えて標高も高いところなんですけれど、これだけ晴れてるとちょっと暑いくらいでしたよ。o(^-^)o

 いったんは山岳道路の最高点(2504m)の峠のトンネルを通過して、少し下ってまた上ってというルートで、最終地点のフランツ・ヨーゼフの丘に到着です。標高は2369mの地点なんですけれど、そのグロースグロックナー山頂はというと、富士山よりもちょっとだけ高い3798mのところで、ここに行こうと思ったら、本気で山登りをしないといけないんですよ。さすがにそこまではしないで、まずはレストランで軽くお昼ごはんを食べて、それから氷河へたどり着くためのケーブルカーに乗り込んで、展望台から下へ下りていきました。そこからさらに下に下りて行かなければいけなかったのですが・・・・・

 このケーブルカーができたのが1960年ごろだそうで、今はそれから50年ほど経っていることになるのですけれど、当時はケーブルカーの終点から氷河が楽しめたのが、それからドンドンと浸食が進んだみたいで、さらにさらにと下へ下りて行きました。途中には、「○○年にはここが底でした。」みたいな看板もあったんですよ。私たちはちゃんと登山スタイルで来ていたので、ストックがあって本当に快適に進んでいけましたよ。(^o^) そう、ふつうに歩いて行くと、ちょっとキツかったかも知れなかったですね。

 いちばん下まで下りて、先へ進むと足元がしっかりと氷河になっていました。そう、まさに氷の上を歩くことになるんですけれど、そうなると急に冷えますね。さっきまでTシャツで歩いておられた方も、急に着込まれたり、引き返して帰ってしまう人とか、いろいろですね。(^^) 私たちもちゃんと上着を着て、防寒対策はバッチリですよ。それでも、氷の床がクレパスみたいに亀裂が入っていたり、穴ができていたりで、ちょっと注意して歩かないといけないところでしたよ。そしてその下には溶けた水が流れていたりして、実を言うと、氷の穴に落ちてしまうと、抜け出せなくなりそうなちょっと危ない場所でもありました。(^^)

左の方にオーストリア最高峰のグロースグロックナーの山頂があるのですけれど、少し雲にかかってしまっています。
ここは氷河の上になるんですよ。ドンドン浸食されているみたいなので、次に来たらもっと深くなっているかも知れないです。

 体がかなり冷えてきたところで、氷河の上を引き返して、またケーブルカーに乗って展望台へ戻りました。少しおみやげ屋さんを見てから、今度は車でさらに南へ、グルースグロックナー山岳道路をいったん出て、そのふもとの村、ハイリゲンブルート(Heiligenbrut)へ立ち寄ってみました。ここはかわいい教会と、その向こうにグロースグロックナー山頂が見えるという、とっても風光明媚な場所なんですよ。(^o^) カフェで一休みしながら、そんなのどかな風景を楽しんでいました。

 カフェの後は、その教会と墓地を歩いてみました。この教会に、キリストの血(これがハイリゲンブルートと呼ぶそうです。)が保存されているとか、そして教会の敷地の中にあるお墓もお花いっぱいで本当に華やかなんですよね。小さな村なので、すぐに回れてしまうのですけれど、時間があれば、ここからロープウェイも走っていたり、グロースグロックナーを眺めながらのハイキングも楽しめる場所なんですよ。

グロースグロックナー山岳道路を抜けたところの村、ハイリゲンブルートです。

 ここからはまたグロースグロックナー山岳道路を戻って行くことになるのですけれど、この道路はけっこう狭くて、特にバイクとすれ違うときは、けっこう恐怖を感じたりしましたよ。もちろん坂は急だし、特に下り坂はエンジンブレーキは必須ですね。さらにはその下り坂では、自転車にも追い越されるんですよね。(^^) 追い越すのはいいんですけれど、ブレーキが擦り切れてしまわないか、そっちの方が心配になりますね。でも、苦労して上った頂上から、一気に下って行くのが、ものすごい快感なんでしょうね。o(^-^)o

 何とか明るいウチに、ホテルに到着です。早めに晩ごはんをいただいて、その後に湖畔や町の中をお散歩しました。ここに来られている人たちみなさんが、本当にのんびりと過ごされているのを見て、私たちもいつかはもっと長いお休みを取って、何もしない日を何日か作れるようにしたいな〜って思ってしまいました。今回も何だかんだと、毎日あわただしかったですからね。(^^)
8/15(月)
 今日が旅行の最終日です。ところが、お天気が完全に崩れてしまって、せっかくロープウェイや湖の遊覧船に乗ろうって考えていたのですけれど、雨はヒドくなる一方で、景色も何も楽しめそうになかったので、仕方なくあきらめて、真っ直ぐに帰ることにしました。もし途中でお天気が回復したら、そこを観光するということに決めて、ツェル・アム・ゼーを10時に出発です。

 ところが、お天気が回復する兆しはまったくナシ・・・・・ ザルツブルクも、その先も、ず〜っと激しい雨が続きました。ウィーンの手前では、さらに激しい雷雨に見舞われてしまって、とても観光どころって感じではないまま、ウィーンまでたどり着いてしまいました。(^^;) 途中では何回か事故を見かけましたし、交通情報でも事故の情報をたくさん知らせていましたよ。みなさん、夏休み最終日を何もしないでお帰りになられたんでしょうか???(^^)

 10日間の旅行も、何とか無事に帰って来られました。(^o^) お天気も最悪!とまではいかなかったし、まずまずだったと思っていますよ。そして4日後には、夏休み旅行第2弾が待っています。o(^-^)o

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