春のバカンス(スロベニア〜イタリアへ)(その2)(2010.3.29〜30)
3/29(月)
2泊したスロベニアのブレッドのホテルも、今朝チェックアウトです。お天気はよかったのですが、次の目的地へ急ごうということで、湖には出ないで、そのまま車で移動することにしました。
ブレッドを西へ、アルプスの山を見ながら進んで行くと、イタリアとの国境です。どちらもシェンゲン協定に入っている国なので、検問所は跡だけでパスポートコントロールはナシです。そして今回旅行するスロベニアもイタリアも、お金はユーロなので、両替も必要なくって便利ですね。(^o^)
2人ともイタリアは初入国です。言葉もスラブ系の言葉から、ラテン系のイタリア語にすっかり変わってしまいますね。(^^) そう、まったくちがう言葉になってしまうので、せっかく覚えた"Dober dan!"や"Hvara!"も帰りにもう1泊スロベニア泊を予定しているので、そこまで使うことはなさそうです。

イタリア初入国です。(^o^) 国境の検問所、ただの跡地でした・・・・・
イタリアも北部の山間部は、いわゆる観光地と知られている明るい雰囲気ではなくって、オーストリアやスロベニアの続きって感じなんですね。それでもそこから南へ、そして山から平野へ抜けると、少しイタリアらしい雰囲気になったかな〜?って感じることができましたよ。
お昼を過ぎたあたりで、ようやく"VENEZIA"の案内が出てきました。そう、初イタリアの目的地は、結局はウィーンからいちばん近いイタリアとなるヴェネツィアなんですよ。高速道路を下りて、しばらく一般道を走ると、海を渡る長い橋が出てきました。ご存知のように、ヴェネツィアは車が乗り入れられないので、島の入口にある駐車場に車を停めることになります。で、スーツケースには余計なモノを除いた荷物だけ詰め込んで、ここからは船での移動ですね。
船は水上バスと呼ばれていて、2泊するのでチケットも72時間券を購入しました。そしてホテルのあるサン・マルコ広場近くの停留所で降りて、ホテルを目指したのでしたが・・・・・
ところが、その肝心のサン・マルコ広場がどこか分からないまま、旧市街にもぐり込んでしまったみたいで、歩いても歩いても、まったくホテルは出て来ないし、地図に書いてある運河も出てきません・・・・・ しかもスーツケースを引っ張るだけじゃなくって、運河を渡るときには階段の上り下りがあるんですよね・・・・・ いったい何回この上り下りを体験してしまったのやら・・・・・ 仕方なく、広場でヴェネツィアの詳しく通り名が載っている地図を購入して、ようやくここがどこか分かりました。(^^;)
どうもずいぶん東の方へ来ていたみたいで、狭い路地を延々とスーツケースを引っ張り持ち上げながら、約1時間の悪戦苦闘の末、ようやくホテルに到着です・・・・・(^^;) 腕は完全にパンパンに張ってしまって、明日からしばらくは筋肉痛で苦しむことになりそうです・・・・・
ようやく身軽になって、市内を散策してみました。延々と歩いた道も、身軽になって歩いてみると案外大したことのない距離ですね・・・・・(^^;) サン・マルコ広場、リヤルト橋もステキなんですけれど、路地や運河も歴史を感じますね。今まではテレビとかでしか見たことのなかったヴェネツィア、本当にステキでしたよ。(^o^)
名物ゴンドラは、40分で80ユーロなんですね。交渉してお値段を決めるモノだと思い込んでいたんですけれど、ちゃんと明朗会計になってるのかな? 今日はヴェネツィアグラスを見たりしながら、街の中を歩き回っていました。
晩ごはんは、路地に入ったシーフードレストランです。そう、ヴェネツィアも海の街で、シーフードがおいしいんですよね。(^o^) イタリアンって、パスタの後にメインも頼むんですよね。私たちもしっかりとメイン料理をいただいて、おなかいっぱいでした。(^o^)
最初にホテルに持ち込んだ荷物、やっぱり足りなくって、また水上バスに乗って駐車場まで戻って、もう1つのスーツケースもホテルに持ち込みました。その辺が、ヴェネツィアのちょっと不便なところかも知れないですね。(^^)
3/30(火)
今日も午前中はメイクさせてもらっちゃいました。(^o^) ヴェネツィアだけでなくって、イタリアも初体験なんですよね。やっぱりここは車が走らないし、運河と船の街ということで、今までなかったヨーロッパが体験できそうですね。(^o^)

ホテルを出てすぐの広場です。イタリア語で「広場」はpiazzaなんですね。

路地を抜けると、運河に出ます。そして観光名所の1つ、リヤルト橋です。

リヤルト橋の上から、大運河は船でとってもにぎやかです。(^o^)

リヤルト橋を渡ってしばらく歩いたところです。右側は魚市場になっていて、とても活気がありましたよ。(^o^)

名前が出てこないのですが(^^)、こうした古い教会がヴェネツィアにはたくさんあります。

サン・マルコ広場、後ろがドゥカーレ宮殿です。

後ろからゴンドラに乗れたのですが・・・・・ 今回は散々旧市街を歩き回ったこともあって、パスしちゃいました。(^^;)

運河、そして歴史を感じることができる街並みが、どこを歩いても見られる、とってもステキな街ですよ。(^o^)
午後はやっぱりスッピンに戻って、観光だけじゃなくってショッピングにハマってしまいました。といっても、私じゃなくって、彼女のバッグやお財布、そしてヴェネツィアといえば仮面舞踏会も盛んで、その仮面などを見ていました。バッグを買ったとき、店員さんが「TAX FREEにするには、あと数ユーロ買ってもらえればいいんだけど・・・」って言ってくれたんですけれど、「私たちは今ウィーンに住んでるから、ダメなんですよ。」って言ったら、「じゃあ、またすぐ来れるわね。(^o^)」って喜んでもらえましたよ。
実を言うと、彼女も最初はあまりイタリアには関心を示していなかったのですけれど、すっかりイタリアがお気に入りになったみたいですよ。(^o^)
最後にサン・マルコ広場にあるドゥカーレ宮殿(Pallazo Ducale)を見学しました。昔はヴェネツィアは1つの国で、ここが首都だったんですよね。そう、国会が開けそうな評議室もあったり、それ以上に至るところへの細かい装飾が、やっぱり長年のヴェネツィアが栄えてきたことを示していて、本当にスゴいな〜って思いながら見ていました。
今日はオペラ音楽のコンサートに行く予定にしていたので、晩ごはんは軽く済ませることにしました。それでもイカスミのリゾットを、おなかいっぱいいただきました。(^o^) ここのお料理も本当に優しい味付けで、すごく食べやすいですよ。みなさんが「イタリアのごはんはおいしい!」って言われるの、今回初めてイタリアを体験して、よ〜く分かった気がしています。
20時半からは、オペラ音楽のコンサートへ行ってきました。疲れが出てしまったみたいで、少し寝てしまいましたが・・・・・(^^;) フィガロの結婚の曲とか、知ってる曲もけっこうあって楽しめました。(^o^) 残念ながら、本物のオペラは、日程が合わなくって見られませんでした。また次回のお楽しみですね。