Tour of Netherlands and Germany (2007.04.27-05.06)

5/4(木) Weimar
今日もこっそりと・・・・・(^^)
 きのうはすっかり遅くなってしまったんだけど、私は今日も早起きですよ!(^o^) ここワイマールも初体験の街だったので、今日も彼女が寝ている間に、お着替えして、写真を撮って回ろうと思っていました。一応は、彼女には「今日も撮影してくるからね。」って伝えてあるんですよ。

 今日も辺りが明るくなり出した6時過ぎから、三脚を持ってホテルを出ました。まだ人通りもほとんどなかったので、ゆっくりと撮影することができましたよ。取りあえず、そんなに遠くまで出かける気はなくって、国民劇場〜マルクト広場〜お城くらいで考えてました。

 お泊まりしたホテルは、ゲーテ広場に面したところ。そう、あのゲーテの暮らした街がワイマール(現地読みだと本当はヴァイマールですね。)なんですよね。少し歩くと、国民劇場が! その前にゲーテとシラーの像が建ってました。そう、ここの大偉人なんですよね。ワイマールって街の名前、歴史の教科書に出てくるので、ご存知とは思います。そう、ドイツの憲法の名前です。

 国民劇場からは、並木道になりますね。とってもオシャレな通りになっていて、お昼に歩くとにぎわうんでしょうね。それは彼女と楽しむつもりです。(^o^) そしてまもなくマルクト広場に到着です。

ワイマールのマルクト広場、そしてバックは市庁舎になります。

 ちょうど朝市の準備をしていたところでしたね。(^^) 取りあえずは、写真をサッと撮って帰るだけだったので、次はお城へ。外から見るとけっこう古い塔が印象的ですね。中はいたってシンプルな感じでした。お城を降りると、緑豊かな公園がありました。ここも彼女と後でお散歩することにしようっと。(^o^)

後ろの入り口をくぐると、お城に入れます。

 それにしても、ここワイマールは、そんな大きな都市じゃないんだけど、風格のある建物や銅像の多い街だな〜ってのが印象です。さて、どんな観光ができるのかな?

 結局は、写真撮影もしたんだけど、朝食後のデートの下見って感じにもなってしまいましたね。まあ、それでもステキなロケーションで写真も撮れたので、よかったです。(^o^) これで今回の「真由子」での撮影はオシマイです。

ヴィトムス宮殿(Wittumspalais)という建物の前です。劇場広場の外れにありました。

古都ワイマールへ!
 メイクダウンして、彼女も起き出してきました。撮ってきた写真を見てもらったら、「ここもキレイな街みたいだね。(^o^)」って楽しみにしてくれました。そう、きのうは暗くなっていて、街並みとかが全然分かりませんでしたからね。

 そして朝ごはんへ。さすが5つ星ホテルということで、メニューも豊富ですね。(^o^) 私はそんなに朝はいっぱい食べないんだけど、彼女はたっぷりといろんなモノを取ってきますね。とにかく、今回の旅行は食べ物がとってもおいしいですから、彼女も喜んでくれてると思っていますよ。(^o^)

 ホテル出発は10時前くらいでした。一般のツアーと比べたら、ほんとうにのんびりしてると思います。この後はワイマール市内観光のみですからね。

 お泊まりしたホテルの向かいには「ゲーテカフェ」があったりして、本当にゲーテの街なんだな〜って思います。少し歩くと国民劇場があって、今日は何か演目がないかな〜?って劇場の中に入って調べていると、今日は20時からオペラがありました。お値段は、2人で約1万円(1人30ユーロです。)・・・・・ 日本で見るよりはずっと安いし、今日が実質最終日だったし、思い切ってチケットを買うことにしました。せっかく芸術の都に来ていることだしね。

 そして目抜き通りであるシラー通り(Schiller Straße)を歩いていきました。まあ、私が早朝に歩いていったルートそのままなんですけれどね。(^^) それでもお天気がよくって、街も明るくなって、ずっとステキに見えますね。(^o^) 彼女も本当に気持ちよさそう。

ワイマールのメインストリート、シラー通り(Schiller Straße)です。

 マルクト広場へ行くと、さっきまで準備中の朝市が開かれていました。ホテル暮らしだと、朝市は見るだけになっちゃうんですよね・・・・・ お野菜とか、買ってもどうしようもないですからね。市庁舎前では、結婚式? ドレスを着た花嫁さん、タキシードを着た新郎さん思われる人がおられて、車もお花の飾りが! 地元の人たちは、この市庁舎のホールで式を挙げられるのかな〜? ちょうど2年前は、私たちは見られる立場でしたけれど、見る立場もいいモノですね。(^o^)

市庁舎で結婚式を挙げられたのかな?(^o^)

 この後はお城を通って、隣の公園に入りました。ここはイルム公園(Park an der Ilm)といって、とっても緑豊かなところです。この公園の中に、ゲーテ山荘(Goethes Gartenhaus)があるとのことで、そこを目指しました。でも、ここの公園自体が本当にステキで、まさに詩を書きたくなるような場所でした。時間があれば、一句?じゃダメかな?(^^;) ゲーテの恋の舞台もここの街なんだそうですが・・・・・

お城のすぐ隣は、緑豊かなイルム公園(Park an der Ilm)です。ゲーテもここでいろんな詩を書かれたんでしょうね。(^o^)

 途中でオジサンに、"Goethe Gartenhaus?"って聞かれて、道を教えてもらいました。どうもこの公園の中みたいだけど、しばらく歩いて発見。そんなに大きなお宅ではないんだけど、お庭のお花が本当にステキです。さぞかし、ゆったりした気持ちで過ごしたんだろうな〜って思える場所です。時間があれば、1日ゆっくり過ごしていたい、そんな公園ですね。

イルム公園の中に、ゲーテ山荘(Goethes Gartenhaus)があります。左の方に小さく見えるお宅がそうです。

 公園内をもうしばらく散策していると、バイオリンを弾いているオジサンがいたり、シェークスピアの像まであって、どこへ行っても芸術と触れ合えそうですね。

 お次の目的地は、偉大なピアニスト、リスト(Franz Liszt)の家です。そう、ふつうの人では手が付いていかないような曲を弾いてしまう、元々はハンガリーの方だそうですね。

 家自体は、ふつうの民家と変わらないかな? 中で受付を済ませると、ヘッドホンを貸してくれました。先端のジャックを差し込むと、音が聞こえるみたいで、さっそく中へ入ってみました。すると、お部屋の壁いっぱいにいろんな音楽の紹介がビッシリ・・・・・ これを全部聞いてると、1日かかっちゃいそうなので、適当に選んで聞いていました。

 いくら彼女と一緒になってから、クラシック音楽を聞く機会が増えたといっても、彼女に追いつくには、一生かかっちゃいそうです・・・・・ でも少しずつ楽しめるようにはなってきたんですよ。

 音楽鑑賞の後は、2階へ。ただ、ドイツの1階、2階・・・・・って数え方、日本とはズレてるんですよね。ドイツでは日本の1階がErdgeschoss、地上階みたいな言い方をして、その上が1階、日本で言う2階ですね。気を利かして英語で話しかけてくれる人も多いんだけど、そこまでは直してくれないんですよね・・・・・(^^)

 2階は、リストの過ごしたお部屋がそのまま展示されていました。大きなグランドピアノ、そしてリストの曲を弾いている画像がピアノ鍵盤上に現れて、さっきのヘッドホンを差すと音が流れてきます。その画像に合わせて、私も手を動かしてみたんだけど、ものすごい移動量ですね・・・・・ これを弾きこなせる人、なかなかいなさそう・・・・・ かなりうまい人でもね。
これを食べないと!(^^)
 ちょうどお昼でおなかも空いたので、お昼ごはんを食べに行くことにしました。その前にトイレに・・・・・ ちょうど大学の建物があって、そこでちゃっかりお借りしてしまいました。そう、こちらは有料トイレが多いですから、少しでも節約ですね・・・・・(^^) それにしても、ここも学生さんなどの若い人が多い街なんです。音楽だけでなく、建築の学校もあって、きのうのマールブルクみたいな感じですね。

 そう、ここはバウハウス(Bauhaus)と呼ばれる総合造形工芸学校があって、多くの建築物が世界文化遺産にも指定されていたりするんですよ。音楽もさっきのリストにちなんだリスト音楽院(Hochschule für Musik Franz Liszt)があって、本当に活気のある街です。

 お昼ごはんは、広場でもちろん屋外でね。あと1つ、食べ忘れがあったんだけど、それがここワイマール辺りの名物でもある、太〜いソーセージ(Thüringer Wurst:ここテューリンゲン州のソーセージ)です。ゆでソーセージと焼きソーセージを1つずつ頼んで、私はさらにビールをね。(^o^) 車を運転しない日は、安心して飲めますね。

 しばらく待って、ソーセージの到着です。ゆでソーセージの方はパンとマスタードだけ、焼きソーセージの方はマッシュポテトとザワークラウト、いわゆる酸っぱいキャベツですね。これでドイツで食べたい!って思ったモノ、すべて口にできたかな?って思ってます。(^o^)

 ソーセージは2人で半分ずつ食べましたよ。やっぱりこの地方のソーセージがいちばんおいしいのかな〜?(^o^)
お宅訪問です。(^o^)
 相変わらず、お昼ごはんものんびり過ごしてますね・・・・・(^^) この後は、ここの広場にあるゲーテの家(Goethes Wohnhaus)へ入りました。そう、こちらはゲーテの本家になるのかな? さっきのは別荘でしたからね。

 チケットを買って、中を見て回るんだけど、ゲーテの家だけじゃなくって、博物館も一緒に見て回れるようになってました。先に博物館の方を回ったんだけど、相変わらず民俗博物館って感じですね。こちらは適当に見て回って・・・・・ やっぱりゲーテの生活を見る方が楽しそうですね。

 で、今度こそゲーテのお宅へ訪問です。奥さんの肖像画、ゲストルーム、キッチン、書斎など、すべてがキレイにまとめられていて、我が家も参考にしたいな〜って思いながら見ていました。けっして派手でも華美でもないんだけど、だからこそ参考にしたいのかな?

 そしてお庭に出てみました。外側からでは分からなかったゲーテのお宅、赤い瓦屋根の建物だったんですね。そしてお花いっぱいのお庭も本当にステキです。(^o^) これも、お天気が本当にいいから、よけいにキレイに見えるんでしょうね。いつになったら、彼女と一緒にこんな家に住めるのかな〜? 何とか実現できる日が来るといいんだけど・・・・・

 最後にゲーテが旅に使ったという馬車が展示されていました。私たちは自動車とかで速く移動できるけど、のんびり移動するのもいいんでしょうね。

ゲーテの家(Goethes Wohnhaus)のお庭です。
内装も外見も、そしてお庭もすべてステキでしたよ。(^o^)

ショッピングが残ってました!
 明日は移動だけなので、実質今日が最終日です、今日中にお買い物は済ませておかないとね。というわけで、ゲーテの家の後は、ショッピングになりました。おみやげ品はけっこうすぐに見つかったんだけど、食料品を売ってるスーパーが見つからない・・・・・ いろいろ歩き回って、小さなショッピングモールみたいなところにあったのをようやく発見!

 ワイマールって、人口6万人そこそこのそんなに大きくない街なんですよね。意外とふつうのデパートやお店が少ないな〜って思ったのも本当ですね。旧市街のリッパさを見ると、決して大都市にも負けないくらいの都って感じがするんだけどね。

 食料品売場を見るのも、楽しいんですよね。(^o^) 見慣れないモノも多いし、お値段を比較したり、もちろんおいしそうなモノもたくさんありますからね。何とかおみやげ類は、一通り買いそろえて一安心です。(^o^)

 ただ、ワイマールの街は本当に見所が多過ぎて、全部回るにはもう1〜2日はほしいな〜って思いました。相変わらず、日本からのツアーには組まれていない街みたいで、ここも日本人観光客を見かけることは少なかったですけれど、じっくりと滞在する価値アリですよ。
サウナでドッキリ???(^^;)
 いったん荷物を置きに帰ったんだけど、ここのホテルは5つ星ということもあって、サウナなどの設備も充実しているんですよ。オペラの20時まではまだ時間があったので、それを体験しにいくことにしました。

 説明を読むと、水着を持ってくるように、外履きのクツはやめて下さい、とかの注意書きがあっただけど、料金は無料です。さっそく準備して2人で行ってみました。別のお部屋で着替えると、入るところは混浴ですね。

 サウナに入ってみると、別のカップルがすでに入っていて、その奥さんが何も着ないで入っておられたので、少し目のやり場に困ってしまいました・・・・・(^^;) まあ、気にせずに入り続けてました。

 彼女は先に出て戻ったんだけど、私はもう少し入ってました。そして出ようかな〜?って思った頃に、別のオジサンが入ってこられて、「水着はよくないな〜。あそこの大きなタオルを敷いて入るといいんだよ。」ってアドバイスしてくれました。日本だったらそうしたんだけど、慣れないので水着を持ってきてしまいましたからね。まあ、どっちにしても、出る頃だったので、汗をシャワーで流して出ることにしました。
最後の夜、オペラ鑑賞です。
 ちょうど19時も回って、そろそろお着替えしてオペラ鑑賞の準備をしないとね。2人とも一応の正装に着替えることにしました。私はいつもの通勤スタイル(^^;)、そして彼女はフォーマルのワンピースと、あと夜は少し冷えそうということで、何か羽織るモノ・・・・・ 私が「このジャケットはどうかな?」って、朝に撮影に着ていたジャケットを出したら、「ちょうどいいのがあった! 借りていくね!(^o^)」ということになりました。

 彼女が着てみたら、ピッタリ似合ってましたよ。(^o^) 2人で服を共用したことはこれまでなかったんだけど、これが初めてだったりします。劇場とかで、「そのジャケット、すごくいいね。」って私が言うと、「これ、落ちてたから拾ったのよ!(^o^)」だって・・・・・ 何かのときに、こっそりと着ていかれそうだな〜。(^^)

 晩ごはんを食べてると、確実に間に合わなくなりそうなので、そのまま国民劇場に入りました。ただ、お客さんのファッションはいろいろだな〜。正装してる人も多いんだけど、学生さんが多いせいか、カジュアルな感じのファッションも目立ちました。

国民劇場(Deutsche Nationaltheater)がオペラの会場でした。撮影は朝のモノです。像はゲーテとシラーです。
オペラを見に行ったとき、彼女は私が着ているジャケットを借りて着てましたよ(^^)

 座席について、いよいよ開演です。最初はオーケストラから入って、幕が開いて上演開始です。言葉はどうもイタリア語みたいで、ドイツ語の字幕が出るって感じでした。ストーリーとしては、死んでいたはずの2組のカップルが、生き返って結婚するまでのお話かな〜?

 字幕には何とか食らいつくようにしてみていたんだけど、眠気もおそってきました・・・・・(^^;) 半分くらいは理解できるんだけど、分からない単語が出てくると、そこで止まっちゃいますね・・・・・

 1時間少々の上演が終わって、20分ほどの休憩タイムがありました。劇場のテラスに出てみると、すでに外は暗くなっていましたね。で、そんなに高くない場所だったので、夜景もナシです。それでも、劇場の雰囲気、内装などはステキですね。待ち時間の間に、演奏者とかの紹介を見ていたら、日本人のバイオリニストさんもいらっしゃってビックリ! オペラを演じられていた人でもアジア系の人がいらっしゃったんだけど、この人は中国系のようでした。

 後半の上演が再開されました。そしたら、今度は夜遅い時間であることの眠気も来て、やっぱり少し寝てしまいました・・・・・(^^;) ラストはハッピーエンドで終わったみたいですね。(^^) 本場のオペラの雰囲気を味わえて、なかなかいいモノだな〜って思いました。私には初体験でしたからね。

 彼女が言うには、オーケストラがもう一つだったような・・・・・とのことでした。演技は上手だったって言ってましたけれどね。

 終わったらもう23時で、レストランはやっぱりどこも閉まっちゃいますね・・・・・ 仕方なく、今日もバーガーキングで晩ごはんを済ませるハメになっちゃいました・・・・・ まあ、お昼にソーセージを食べられたので、よかったです。(^o^)

5月5日へ続きます。

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