冬物ショッピングとデートの日でした(9/30、Hamburg→Bremen)
この日は前から冬物を買いに行こうと決めていました。ところがこの日も先週の週末と同様に雲一つない快晴。観光に切り換えようかなと思ったくらいだったのですが、予定通りショッピングへ行くことにしました。行き先はハンブルク。ドイツ第2の大都会は、ジル・サンダー、ヨープなどいろんなファッションデザイナーが輩出された街でもあります。
この日のお目当てはコートやセーター。本当ならばそろそろ日本に帰る予定だったはずが、もう少しドイツにいないといけなくなってしまいました。今回のドイツ訪問では冬物をほとんど持ってきていなくて、まさか女物のコートやセーターを両親に送ってもらうわけにもいかないので、少しこちらでも買う必要が出てきました。
11時頃ハンブルク市内に到着し、ショッピング開始です。まずはデパート。ここへ行けばだいたいどういうものが手にはいるのかという感じがつかめますからね。ここで目に付いたのがカシミア100%のセーター。私も去年日本で1着手に入れたんだけど、軽くて暖かくて着心地バツグンなんですよね。あとはコート類もサッと見て回ったんだけど、種類がたくさんありすぎて、どんなのがいいかちょっと迷ってしまうくらいでした。でも逆にドイツの冬は厳しいんだろうな、そう感じました。
しばらく回って、お昼はまたソーセージ。でも平日はほとんど食べてないから、最近では休日のお楽しみのようになっています。何だかドイツにいると、毎日のようにソーセージと酸っぱいキャベツ(ザワークラウト)を食べてるんじゃないの?って思われるかも知れませんが、私の場合はたまにしか食べてないんですよ。
また、この日は街中でサッカーのサポーターの方が大声で応援歌を歌っていたのを見かけることができました。そういえばこの日はブンデスリーガの日だったかな? もちろんこの人達が応援するのは地元の強豪チームのハンブルガーSVで、そのユニフォームを着ておられましたよ。やっぱりドイツ人のサッカーに対する熱狂ぶりはすごいみたいですね。スポーツニュースのトップはオリンピックを除けばもちろんFußball(ドイツではフスバルといいます)ですよ。そういえば、うちの地元のブレーメン(Werder Bremen)は強かったのかな?
さてまたショッピング再開! ここで今日最初のハプニングが起こりました。市庁舎前で何と道ばたに落ちていたクギを踏んづけでしまいました。おかげで右足の親指から出血するし、ストッキングもそこだけ破れてしまいました。近くにいた男の人に、「大丈夫?」って声をかけられたけれど、”Alles OK! Danke schön!”といっては見たものの、やっぱり痛かったですね。しばらくしてまた平然と歩き始めるのですが、今日はついてないのかな?などと思ってしまいました。痛みをこらえながら、まずはコート類から見て回りました。レザーのジャケットもちょうど今の時期にいいかなって思ったんだけど、日本に帰ったら持ってるんですよね。もう一着買ってもいいかなとも思ったんだけど、これからもっと寒くなったらこれではたぶん耐えられないだろうなと思い、今回は自重しました。あちこちデパートやブティックを回ったのち、「H&M」というヤング向けのブティックというよりファッションデパートのようなところでかわいいコートを見つけて、試着しました。ただどのサイズが合うか、慎重に選びました。というのも私の場合、36号はスカートだと緩いし、ワンピースだと胸がキツイなど、いろいろあるし、またお店によってもサイズってけっこうマチマチなんですよね。コートはもちろんヨーロッパでは初購入です。38号を試着してみると、少し胸がきつかったので、結局40号を買いました。日本では13号くらいかな。でもゆったり着るにはいいよね。
取りあえずカフェでオレンジジュース(ドイツ語ではjuiceではなくてsaft「ザフト」といいます。)を飲んで休憩し、それから買ったコートを置きにいったん車に帰ったんだけど、ここでまたまたハプニング発生! 車のキーを取り出そうとバッグの中に手を入れて見つけたまではよかったんだけど、今度は指輪とキーのチェーンとが引っかかってしまい、すんなり取れるかなって思ったらこれが思ったほど簡単ではなくて、力を入れて取ろうとしたら、何とか取れたんだけど、指輪を見るとリング部分が曲がってしまって、もう使えなくなっていました。ドイツで買ったもので値段はそんなに高くはなかったんだけどね・・・・・ 仕方なく指輪を外してショッピング再開しました。今度はセーターを本格的に探しに入りました。今回はカシミア100%か、デザイン的にちょっとかわいいなって思えるものだけをターゲットとしました。最初はデパートへ行ってオレンジのセーターにしようかなって思ったんだけど、今ひとつ色が好きになれなくって、他に何ヶ所か回ったんだけど、なかなかお気に入りの色がないんですよね。ピンクもかわいいかなとも思ったんだけど、何だかこの日は買う気になれませんでした。結局市庁舎に近いブティックでパープルのパステルカラーのノースリーブをゲット。これで何とか冬を越せるかな?
この後はもう少しだけ何件かのお店を見て回り、そしてカフェでコーヒーを飲もうと思ったら、お店の人が「コーヒーメーカーが故障して、それ以外にしてください。」だって。今日はトコトン思い通りに行かない日だな・・・・・ と思い、仕方なくリプトンのアイスティーを頼んだら、これが紅茶のレモネード割り? メチャクチャ甘くて、またまた失敗! 全部飲み切れず、少し残してしまいました。グラスティー(ホットでグラスに注がれる紅茶のことです)にすればよかった!!
これで18時になり、ハンブルクを後にしました。20時にはブレーメンのローランド像前で彼氏と待ち合わせです。このところドイツもお昼の時間が短くなっていて、19時を過ぎると、もうかなり暗くなってしまいます。この日も20時にブレーメンに着いた頃には、市庁舎や風車小屋がライトアップされているくらいでした。時間通り彼と再会して、またまたキスを受けました。この後、「またシアターに行こう!」ということになって、一緒にシュノーア地区へ向かいました。まずは食事、スペイン料理レストランへ行こうということになって入ったのですが、あいにく満席。次のドイツレストランもいっぱいで、結局シュノーアの出口付近のポルトガルレストランへ入ることになりました。夜のシュノーアも歩いていて本当にステキなところです。ドイツはこれまで夜が短かったけれど、これからはライトアップや夜景なんかもキレイなんでしょうね。また楽しみが増えたかな? レストランではお魚料理。おいしかったけれど、ちょっと量が多かったな。それに少し脂っこかったし。

ブレーメンのシュノーアにあるポルトガルレストランです。
夜のシュノーアも、ロマンチックでステキですよ!
この後はシアターへ行って、またまたあの「マダム・ローター」のショーを見に行きました。この前は朝からお出かけしていたので、ショーの間に少し眠ってしまったけれど、この日も朝6時起きでずうっと動いていたので、席に座ったとたんに眠気が出てきてしまいました。でも出し物は、前回(8/19にも見ました。詳細はそちらもご覧になって下さいね。)とほぼ一緒のようで、今回はトークや歌の内容をちゃんと理解できるかどうかということを試そうと思ったのですが、やっぱりドイツ語はむずかしいですね。もちろん歌では英語で歌われているものもあったんだけど、ダメでした。ドイツ語でハッキリ分かったのは、マダム・ローターが歌っていた、”Wo bist du?”だけかな。もちろん個々の単語はいくらか分かるんだけど、文章になってしまうとまだまだ理解できないです。あとサブリーダーのマティアス(女装している方です)が英語で”Small, medium, and oh my god!”なんて言ってみんな笑ってましたけれどね。後は最後に女性のお客さん全員に白いバラを配ったのも一緒。でも最後の最後、バラが1本足りなくって、その女性のお客さんがマティアスにムリヤリキスされてしまいました。
ショーが終わって、しばらくカウンターで飲み物を彼と一緒に飲んでいました。シアターを出たら、もう午前2時。一緒に駅前の駐車場まで来てもらったのはいいんだけど、帰り道、もうメチャクチャにキスされたり抱きしめられたりしました。朝から出歩いて、もうクタクタで早く帰りたかったんだけどね。