吉野信次の議会活動

(1) 声をかけていただければ、市内どこでも出かけ相談・検討の場に参加します。ただし、解決の当事者はあくまでも本人・グループとの立場で対処します。

(2) 議会内では、「革新クラブ」という会派に参加しています。4人で、社民党2人、新社会党1人と私です。会派の取り決めは、会派拘束をしない。特に、市長に対する評価の大きな基準となる予算案・決算案への対応が異なるため、それぞれの立場で判断することにしています。所属の常任委員会は、2年間は教育民生常任委員会、現在は都市整備常任委員会に参加しています。

(3) これまで3年余の議会では、一般会計の予算案・決算案には反対しています。川井市長の市政運営の基本に反対のためです。さらに、特別会計の下水道事業、競輪事業の予算案・決算案にも反対してきました。下水道事業を問題にしてきた理由は、「下水道神話」のもとに、東葛8市1町のエリアで進められている江戸川左岸流域下水道事業の将来に大変な危惧を持っているからです。莫大な費用がかさみ、さらに現在問題となっている東京湾・三番瀬の埋立てが前提になっていたためでした。松戸市だけでも800億円余の赤字を抱えています。東葛エリアの人口流入がストップし、水需要が減っているにもかかわらず、事業の見直しもされず、国交省(前建設省)が進めた大手ゼネコンとの合作事業の食い物にされているからです。下水の処理水も東京湾に放流されるため、水の地域循環もできず、中小河川は流量が少なく、水質の改善もできません。99年12月、前沼田県知事に『江戸川左岸流域下水道事業に関する緊急提言』をこのエリアの環境派議員や市民グループと連携して提出しています。堂本知事になってからは、"三番瀬の埋立ては必要ない"との提言を「堂本あき子と対話する議員の会」で提出しています。
 競輪事業は、マスコミでも周知されだしていますが、全国的に大変厳しい事業経営になっており、開催権を放棄・撤退する自治体が多くなっています。私は、ギャンブルの収益を頼りにする予算の組み方はもとより、大幅な赤字に転落し、一般予算に繰り入れられる"収益事業"どころか、赤字事業に転落する寸前の競輪事業から計画的に撤退すべきだとの立場から反対しています。

(4) 駅頭や個別のボスティングで『1000人の会ニュース』を配布していますが、連絡をいただける人の中で、政党の参加について尋ねる方があります。私は、現在無所属です。選挙の際は「革新無所属」と表現しました。評価できる政党が存在しないからで、絶対的な無所属の立場はとっておりません。欧米を中心に世界的に誕生しだしている『緑の党』が、この日本でも理念だけでなく、しっかりと地域に根づいた政党として誕生されればと期待しています。『緑の党』に発展・成長していけるのか今のところ未定ですが、『虹と緑の500人リスト』という地方議員を中心とするネットワーク運動に参加しています。

(5) 多くの議員が後援会という組織を持っていますが、1000人の会は従来型の後援会ではありません。多くの後援会は、議員と共にバス旅行や親睦会を開催しています。私は、こうした後援会のあり方に疑問をもち、こうした組織のあり方からは、議員も市民も共に成長していかないと考えています。そのために1000人の会では、市政が抱える大きな問題・課題毎にプロジェクトをつくり、専門家・関心のある市民たちで調査・研究し、市長や議会に質問や提言をだす活動を進めています。"市民が主人公のまちづくり"は、"おまかせ行政・議会"からは生れないと思います。市民自らが、知恵をだす、身体を動かす、金をだす、全部かいずれかに関わり、わが街のまちづくりに関わるシステムと訓練を1000人の会の中からつくりだしていくためです。関心のある方は、どなたでも参加できます。

(6) 『1000人の会ニュース』は、議会終了毎に発行しています。4.7.10.1月の発行で、その他に年4回ほどの『号外』を発行しています。議会終了後のニュースは、A3で2つ折りのA4版です。1回4万枚の発行で、50人ほどのボスティングボランテアによって、市内各地で配布されています。連絡いただいた方には送付もしています。すべて手作りですが、1回の発行で30万円ほどの費用がかかります。4万枚発行しても、18万世帯の4分の1にも達しません。情報を市民の方々に伝えることがいかに大変か、議員になってあらためて痛感しています。

(7) 毎月5つの駅で早朝駅頭宣伝とニュースの配布活動をおこなっています。月曜日は馬橋駅西口、火曜日は八柱駅、水曜日は常盤平駅、木曜日は新松戸駅、金曜日は北小金駅南口で、午前7時から8時30分頃までです。ニュースの配布者は1〜3名ほどで、ニュースを必ず受け取っていただける方、あいさつをしていただける方が多くなってきました。ニュースの内容によっては、すぐTelやFaxで反応していただけます。4月からは、6月の市長選挙、11月の市議会議員選挙にむけて、毎月10日間の早朝駅頭宣伝をおこないます。"継続は力なり"かもしれません。