銭 湯 解 析

  美津和温泉 (調査:H15.11.07)







足:南海本線「北助松」駅下車、東へ徒歩約5分。高石自動車学校南。
営業時間:15時30〜23時、火曜休
入場料:360円、洗髪料10円
住所:大阪府高石市綾園町7−5−60
電話:0722−61−8114

勢いの良さを残している銭湯。
駅を降り、しばらく歩くと、

 

の看板が出迎えてくれる。この看板を左折して奥まったところにデンと構えるその姿はなかなかに重厚感あふれている。さらに玄関横には立派な庭もあっていい雰囲気を醸し出している。
暖簾をくぐって番台で料金を支払い内へ入り見上げれば、立派な格天井に外観とはまた違った重厚感を感じることができる。
脱衣場は割とゆったりとしているが、ロッカーの間にテレビが埋め込まれているのが印象に残った。普通は仕切壁の上奥か番台の目の前に置かれているのだが、ここはロッカーに並んで置いてあるのでこちらとしては見やすいのだが、常に番台の主に見られている様で落ち着かない。ま、これによって板場稼ぎ(いわゆる泥棒さん)の犯罪抑止効果に一役買っているのでいいアイデアではあるのだが。。。これも慣れのうちだろう、と納得。
浴室は手前入口横にラドン浴室があり、真ん中にメイン(深)浴槽にジェット風呂、電気風呂、サウナ室(無料)、水風呂がある。ここの特徴として浴槽の縁には座台が無くて湯船が低い位置にあり、銭湯と言うよりも地方の温泉浴場に行った感じがする。この浴槽のタイプは意外や泉州地域でよく見られるのだ。さすが泉州、浪花とはひと味違った進化を遂げておりとても興味深い。ただ、初めての方は湯船の位置が低いからと言って何気なく入ろうとすると深さがあるので危ない思いをするので気をつけよう。何事も慣れである。
また、ラドン浴室は露天風の外気風呂で、とても気持ちいい。しかし、外気にさらされるとせっかくのラドンイオンが外に逃げてしまうんじゃないか?とちとばかし気になった。あとは水風呂がとっても冷たかったのでサウナ後は爽快感抜群であった。
カランは固定式シャワー付。

風呂上がりには脱衣場にカルピスと明治ブリックパックの自動販売機があり。
評価:★★★★(の上)
コメント:浪花とはちがう泉州のいい味が出ている。


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