銭 湯 解 析

湊汐湯 (調査:H12.02.18)
<おわび>
すいません、外観の写真をネガごとどっかやっちゃってしまったので、大阪市バスの車内(南港FTにて)に貼ってあった宣伝でご勘弁を。近々再度撮影に行ってきます。(陳謝)



足:南海本線「湊」駅より北西方向へ徒歩約5分。
営業時間:15時〜24時(日・祝は12時〜24時)、月曜休(但、祝祭日なら営業)
入場料:大人360円、洗髪料10円、サウナ180円(ペナルティは1000円徴収)
住所:大阪府堺市出島海岸通1−20
電話:0722−41−9676
URL:http://shioyu.hoops.ne.jp/

『海水の風呂』としてテレビででもかなり紹介されている有名な銭湯。そのためか、入口には朝日放送『おはよう朝日です』、MBS『朝イチバン』『ちちんぷいぷい』、よみうりテレビ『ほんわかテレビ』なども取材に訪れているようだ。
フロントにも『大阪に一軒しかない潮湯』との表示があるように、本当に海水の風呂がある。露天風呂と内風呂、打たせ風呂が海水。露天に掲示されている看板をちょいとご紹介。

<磯の香り、海水の風呂>
この潮湯は、臨海工業地帯埋立工事のため更に2.5kmのばし、沖合の海水を当浴場より汲み上げ、潮水タンクに貯水し、濾過器を通し潮湯ボイラーにて熱したる潮湯を各男女浴槽に給湯する設備なり。
(効能)
特にアトピー、神経痛、冷え性、あせもetc

と書いてある。また露天風呂の浴槽内に丸い大きな石が沈んでおり、これがまた座るのに丁度いい感じで嬉しい配慮をされている。これは他の銭湯も見習って欲しいですね。あと、もうちと広かったら文句はないのだが。
あと、露天ではそう感じはしなかったが、内風呂『潮湯』の臭いはかなりキツイ。ワシはよく釣りに行くのでまぁ気には留めなかったが、この臭いで『アトピーに効くぜ』と言われてもギモンを感じる。だって、いくら沖合とはいえ一時は日本一汚染度の高かった地域の海水だからねぇ。多分、この臭いで拒否反応を示す人もいるのではないだろうか。
浴場内には他にサウナ(有料)、水風呂、電気風呂、気泡風呂に深い目の浴槽(炭酸泉・湯温はぬるい目)がある。まぁまぁ広いが、やはり知名度の高い銭湯だけあってかなりの混雑で狭く感じる。
脱衣場にはベビーベットがあるのはいい配慮である。やっぱお父さんも育児の時代なんだなぁ、と実感。またサントリーの自販機もあり。
フロントには、カウンター形式の軽食堂もあり、ピラフ、ラーメンやうどん類の他に『健康食品アイス(120円)』というのもある。ワシが行ったときは、みかんとパイン、洋なし、ゆずの3種があり、それに無添加コーンにいれてくれた。注文したときに奥の冷凍庫からタッパーに満載の自家製アイスが出てきたのを見て、表示に偽りはないのだろうと感じた。
あと、ドアの近くに古いベンダー式のコーヒー自販機があった。これはもう30年近く前の代物だ。もう骨董品であろうが、現役で頑張っているのが嬉しい。しかし、自販機に飾られているコーヒー豆はいったい何時のモノなんだろう?
まぁ、なかなかによろしきところであるが、ちょっと改善して欲しいところがある。それは下駄を脱いでフロントに入る際にガラス扉の下レールが出っ張っているので、躓いてしまう。これはバリアフリーが叫ばれている現在においては残念である。銭湯は高齢者の利用が多いので、早めの対策を望む。
帰りがけ、入口にOBCの「ちゃらんぽらんの元気もってこい!」という番組の特製ステッカーに『ちゅーと半端やなぁ』と書いてあるのを見て何故か、その通り中途半端や、と感じてしまった。
評価:★★☆☆☆(の上)
コメント:いい湯かつ整っているが、なにかが物足りなく感じる。
     有名な処だけに厳し目に評価した。


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