銭 湯 解 析

西難波新温泉 (調査:H14.06.12)







足:地下鉄「なんば」駅より北西へ徒歩約15分、JR大阪環状線「芦原橋」駅下車北北東徒歩約8分、市立難波中学校の南、市立塩草小学校の東、市営西難波住宅の1階。
<平成19年春、廃業確認>

営業時間:15〜23時、日曜休
入場料:360円
住所:大阪市浪速区塩草1−4−47
電話:06−6561−8056

まずは写真と見ていただきたい。
この正面の看板がいい雰囲気だ。ここの上階部分は市営住宅となっており、高度成長期の団地プラスといった感じがなんとも好きだ。
けれども市営住宅に住んでいる方々はかなりの湿気に悩まされているのかな、とすこし同情してしまう。また入口は「男」「女」と区別されているので入れば、靴脱室は一つなので、ふたたび別れた両者は「あらま!」と出会うことになる。初めて訪れたカップルなどにはちょいとウケるかも。
入ればこれまたコンクリートの無機質さが圧倒してくる。さすが最低限のことしが具現化しないお役所まるだし(しかし、バブル以降は逆に超高級化しとりますが・・・)だなぁ、と感心してしまう。
浴室内も、ただ『風呂っ!』って感じ。モルタルとタイルに囲まれた素っ気ない雰囲気が逆に味わい深くて面白い。浴槽もメイン浴槽に気泡&ジェットの2つあるのみ。浴槽自体は古いがタイルはつるつるするほど磨き上げられているし、キレイな湯だ。また天窓が妙に横に長く配置されているのはここの特徴かも知れない。
また洗い場は固定式シャワー付カランが並んでいるが、鑑が上・下とkぉうごに配置されているのが興味深い。昔はかなりの客があったので、そうして少しでも対応しようとしていた名残なのかも知れない。
だけども、脱衣場は長年の客の汗の匂いが染みついているのか、また蒸し暑い季節に来たためかロッカー周辺がかなり匂うのと、かなり壁がカビてしまっているのはいただけない。これは健康上良くないので早めに対策を施さないと、と強く感じる。構造上どうしても湿ってしまう構造なので仕方ないよ、とは言えない。
折角の雰囲気の良さが台無しだ。早急に改善を望む。

風呂上がりにはキリンレモン(瓶・90円)、ラムネ、牛乳は明治、あとは缶が中心。しかし、何故か冷蔵庫内に「いかなごのくぎ煮」が入っているのが謎であった。別に酒は売っていないので、これは主の個人的な食料?と邪推してしまった。
評価:★★☆☆☆
コメント:雰囲気の良さはピカ1だが、衛生上良くないので、厳しく評価した。
    早急な改善を求める。


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