銭 湯 解 析 銭 湯 解 析
| 日の出湯 （調査：H15.06.14） | |
 足：近鉄吉野線「下市口」駅下車、国道３０９号線を南へ徒歩約３０分、下市郵便局の前にある宮前橋の西詰。もしくは駅前より奈良交通バスに（岩森・洞川温泉方面）乗り「札の辻」または「寺内」バス停下車すぐ。 |
営業時間：１６時〜２２時、日曜休 入場料：３００円、貸タオル無料 住所：奈良県吉野郡下市町下市(宮ノ内町)２９０３ 電話：０７４７−５２−０４７７ 場所、建物共に最高の銭湯である。 まずは玄関を見てもらいたい。  これは素晴らしい。 清流の横にマッチする木造の建物、そして当時としてはかなりお金をかけたであろう凝った外観。。。わざわざ遠くから来た甲斐があったのは言うまでもない。風情いい玄関灯に、苔むした破風、その下に日の出をかたどった彫り物が旅人を気持ちよく出迎えてくれる。そして入れば番台の浮き彫りの素晴らしさに思わず絶句してしまった。写真を撮らなかったのが残念で。また仕切壁の欄間のもかなり以上のいい仕事。。。これを観るだけでも大いに価値がある。 脱衣場のロッカーも木製でもちろん扉には漢数字で書かれている。 浴室に入れば、トタンのドーム屋根に御影石とタイルで出来た浴槽（浅い方はジェット付）がとても風情よく、のんびりと長旅の疲れを存分に癒すことが出来る。ただ、川の景色を見ることが出来ないのはちょっぴり残念だけど涼やかな音は微かに聞こえてくる。 カランにはホースシャワー付だがホースは短い。けど勢いはあるので頭を洗うときはありがたい。 脱衣場に戻れば、男湯のスグ横が川なので清流の音が流れとても涼気良し。風呂上がりは本当に冷房いらぬわい。（笑） 銭湯なのに、何故かはずれの温泉に来たような錯覚に陥るくらいに素晴らしい銭湯だ。 主人に話を聞けば、昭和の初めに建てられたという。当時としてはここまでの建物、ものすごくお金がかかっただろうなぁ。いや、ホントに来て良かった。 そして、このまま頑張って欲しい。 風呂上がりには、ラムネ・カナダドライ・コカコーラ・Hi-C・の瓶ｂにポカリスエット・トマトジュースの缶（全て１００円）がある。 |
| 評価：★★★★★ コメント：周囲の風情と佇まい共に最高の銭湯。 訪れて是非感動して欲しい。行く価値大いにあり。 |
|