銭 湯 解 析
中央温泉 (調査:H14.03.11) | |
足:JR和歌山線「高田」駅下車、南へ徒歩約5分、本郷一町商店街内。 |
営業時間:15時〜23時、 5と0の付く日休み 入場料:320円(表示は350円) 住所:奈良県大和高田市本郷町7−7 電話:0745−52−4881 古き良き銭湯好きならばたまらず 「キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!」 とさる掲示板なみに雄叫びをあげるかも知れないであろう銭湯である。 寂れた商店街の中にぽつんとたたずむその姿は、時間を進めるのを忘れさせてしまったかのように気の温もりが感じ取れることができ、一歩はいると土壁に立派な木の梁がすばらしく、脱衣場は木の障子に木製浮彫ロッカーそして格子天井が来る者をあたたかく包み込んでくれる。もちろんクーラーなどという無粋なモノはなく、ただ天井に吊された扇風機が風を注いでくれる。またロッカーの『丗七』番は欠番でテレビが埋め込まれているのは、まぁご愛敬といったところか。 それと、ここの建物の南側に小さな路地があり、常連さんは正面からではなくここを通って脱衣場と浴室の間にある扉から入ってくる。私はこの光景を目にしたとき「通の入口」と名付けたくなるくらいに唸ってしまった。 浴室内は浴槽が浅・深の2つが真ん中に鎮座しているだけのシンプルな構造。 ただ、最近タイルをやり替えたらしくキレイになっており、アルプスのタイル画もあっては、本当に贅沢な話ではあるが風情を愉しみたかっただけに残念である。 しかし、このままずっと大切にしてほしい銭湯の一つである。 風呂上がりには、オロナミンCと牛乳が数本冷蔵庫に入っているのみ。 |
評価:★★★★☆(の上) コメント:一部が改装されたとはいえ建物の外観・内部が本当に歴史を 感じさせてくれる。行く価値は多いにある。 |