銭 湯 解 析

土庫共同浴場 (調査:H16.06.17)








足:近鉄大阪線「大和高田」駅下車、北東へ徒歩約15分。土庫病院を目印に行くと良い。
営業時間:16時30〜22時、日曜休
入浴料:大人200円、小人100円
住所:奈良県大和高田市日之出町1344−6
電話:非公表

大和高田市に4軒ある共同浴場の一つ。
外観はやはり共同浴場らしくお役所的なコンクリート臭漂う造りであるが、年月と共に有機的さが出てきているのがいい。
建物の外には門もあって立派、暖簾のくぐって券売機で入浴券を買い、番台で渡して脱衣場へ。脱衣場も広々としていていいんだが、ロッカーのどの鍵もゴムひもが伸びきっていてうにゃうにゃになっているのはいただけない、早急な改善を求めたい。
浴室にはいると、入口横に「むし風呂」と書かれたサウナがある他は、真ん中にコンクリート製のメイン(深・浅)浴槽がでーんと構えている。り重厚感あふれ立派である。
メイン(深)浴槽はかなり広く、子供なら泳げるくらいで、浴槽内に階段も設けられていてバリアフリーにつとめている。またメイン(浅)浴槽は浅すぎるくらいに浅かった。浴室自体は天井はそれほど高くはないが、ほぼ正方形で広くゆったりできるのがいい。
またカランには御影石の立派な座台がついており、固定式シャワーも備え付けられている。他にも浴槽の回りには椅子がころがっていて、みんなカランよりも浴槽を囲んで体を洗いながら那覇市に花を咲かせている様子がうかがえ、今なおここが地域コミュニティの中心として活躍している姿は本当に羨ましい限りだ。しかしながら、浴室内に桶が一つもなかったのは痛かった、地元のための浴場なので仕方ないけど置いてて欲しかった。行かれる際には気を付けよう。
また浴室奥の壁には欧風な風景画がえがかれていたのだが、これが妙にヘタウマな絵なのが記憶にある。

風呂上がりのドリンクは置いていなかった。半公設の共同浴場なので仕方ない。

また、ここは一般の銭湯とは違って住民のために地域で運営している共同浴場であるので、外来である我々はあまり迷惑をかけぬようマナーの徹底に心がけて湯を愉しんで欲しい。
評価:★★★★
コメント:地域のふれあいが残ってあったかみのある浴場。
     ただ桶は自前で。


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