銭 湯 解 析
上但馬温泉 (調査:H17.05.28) | |
足:近鉄田原本線「但馬」駅下車、南西へ徒歩約10分。 全景 |
営業時間:17時〜22時、日曜休(祝日営業) 入浴料:大人200円、小人100円 住所:奈良県磯城郡三宅町大字上但馬地内 電話:非公表 三宅町に唯一ある共同浴場。 駅を降り、南へ歩くと、細い路地の内をうろうろするのだが、あちこちに国内や世界でも超有名なスポーツメーカーと契約している工場があちこちにあるのに驚いた。ここがスポーツ用品の故郷と跡で調べて知ったのだが、奈良盆地のど真ん中で作られていたとは知らなかった。 それはさておき、こちらの外観はパッと見たところ、浴場と言うよりもなんだか公共的要素の濃いお役所的建築であるが、少しデザインに凝っているところが微笑ましい。 暖簾をくぐり、番台で入浴料を支払って脱衣場へ。 室内は一般的な銭湯とそう変わらず、真ん中に座台が置かれている、またロッカーにはカゴが入っていた、これは京都ではよく見られる光景であるが、奈良では珍しい。 浴室はそこそこに広く、天井も高いのでゆったりしている。そう、ここの天井はM字構造であるが、湯気抜きの配置など複合的なデザインが面白い。 浴槽は仕切壁に沿ってメイン(深・浅)浴槽がある。深い目の浴槽は3m×3mとかなり広く、ゆったりと湯を愉しむこちが出来るのがいい。また浅い目の浴槽にはジェット装置付きであった。 洗い場は外壁沿いには固定式シャワー(ボタン式・温度調節可能)、仕切壁沿いにはホースシャワーが付いていた。 風呂上がりのドリンクは置いていなかった。半公設の施設なので無いのは仕方ない。ただ冷水器は置かれていたし、自販機も浴場を出た対面にあるので心配はない。 また、ここは一般の銭湯とは違って住民のために地域で運営している共同浴場であるので、外来である我々はあまり迷惑をかけぬようマナーの徹底に心がけて湯を愉しんで欲しい。 |
評価:★★★★☆ コメント:広いメイン浴槽に射し込む夕陽がなんともいえない。 形状の珍しい浴室天井も必見である。 |