銭 湯 解 析
七福湯 (調査:H18.11.04) | |
足:近鉄大阪線「大和八木」駅より南東へ、もしくは近鉄橿原線「八木西口」駅下車より東へ歩くとJR桜井線「畝傍」駅すぐ東にある踏切を越えて南へ真っ直ぐ歩くと晩成小学校前の分かれる道の左側を進むと、産経新聞の販売店の角を左(東)に曲がってすぐの角より左へ路地に入るとあり。 JR畝傍駅より徒歩10分、近鉄大和八木駅より徒歩20分。 路地よりこのような看板がお出迎えしてくれる。 |
営業時間:17時〜22時30、月曜休 入場料:350円 住所:奈良県橿原市小房町3−4 電話:0744−22−5529 旧い町中に埋もれている銭湯。 ここら一帯は旧い街並みが広がっているが、駅よりやや離れているために開発の波から少し取り残された感じがする、その中にこの七福湯さんはある。 大通りから離れた路地に沿って建てられており、初めて訪れる者は何処にあるか迷うこと間違いない。 でも、路地沿いの壁はいまだ煉瓦積みでここの歴史の旧さをよく物語っている。 入口のちょっと入ったところにあり、暖簾をくぐろうとすると、 これには思わず唸ってしまった。 なかなかにシブい。 靴を脱ぎ、番台で料金を支払って脱衣場へ。 室内は残念ながら最近改装されたようで綺麗にすっきりしてしまっているが、所々に旧き良き風情を残している。天井には吊り下げ式扇風機の跡があったり、ロッカーは木製で扉には漢数字(多角文字)が書かれており、とてもいい。 早速、服を脱ぎ浴室へ。 浴室も最近改装されたみたいで白タイルがまぶしい。 そしてここの面白さは、浴槽の形が十字形ということ。奥の出っ張り部分を増築して増やしたようだが、こういった形状の浴槽も珍しい。 浴槽の手前側はメイン(深)、左側は気泡(浅)風呂、奥は超音波気泡(座りジェット)風呂、右側は電軌風呂となっている。 また天井は男湯・女湯それぞれが独立した構造になっており、双方に湯気抜きがある。それも旧いトタン屋根でなかなかに見応えのある天井である。 メイン(深)浴槽は幅は狭いが奥行きがあるので、思いっきり足を伸ばしながらゆったりと湯を愉しむことが出来た。 カランは、両脇の壁沿いに並んでおり、固定式シャワー付きである。 風呂上がりには、残念ながらドリンクは置かれていなかった。近所にも自販機は見あたらなかったので夏場はちょっとキツいかも。 |
評価:★★★☆☆ コメント:旧い街並みにひっそりと隠れた銭湯。 十字形浴槽は一見の価値あり。 |