銭 湯 解 析

音の花温泉 (調査:H18.04.30)







足:近鉄生駒線「東山」駅下車、ロータリー前の信号を西へ坂を下り、熊白梼橋を越えてすぐ。徒歩約5分。




道沿いにこのような看板があるのでわかりやすい。

「音の花温泉」
源泉名:音の花温泉
泉質:ナトリウム・炭酸水素塩温泉
(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
営業時間:9時〜23時、不定休
入浴料:大人700円、小人300円
住所:奈良県生駒市小平尾町1008−12
電話:0743−76−3530

生駒山の麓にある温泉施設。
駅を降り、しばらく歩く間にウグイスの鳴き声が私を出迎えてくれ、とっても気分良く到着。
入口周辺には広い駐車場があり、地元特産品や野菜の直売も行われており、とってもにぎやかである。また大きな水槽が置かれており、内には高級魚たちがいっぱい泳いでいた、これはなんとも景気よい感じではないか。
期待しながら入口をくぐり、券売機で入浴券を買い、下足箱の鍵と共にフロントの係員に渡すとロッカーの鍵と交換してくれる。
浴室は廊下の奥にあり、

 

暖簾をくぐって脱衣場へ。
室内は一般的なスーパー銭湯形式、あちこちに丸椅子も置かれており、また係員さんがいつも清掃されていて巡回を心がけており、常連さんには「おかえりなさい」とか初めての客にも愛想良く声をかけている姿は個人的にはとても良いことだと思う。中にはいつも巡回しているので落ち着かないなぁ、と思われる方もいるかも知れないが、監視カメラでの無言のチェックよりも、こういった従業員による一声や巡回がサービスの一環と共にトラブル抑止にもより効果的ではないだろうか。
浴室にはいると、とても広い室内の半分を占めるかのようにとても広い浴槽(温泉)がデーン!とあるのには驚いた。また丸い気泡浴槽(白湯)、サウナ室に水風呂もある。
でもこれだけで驚いてはいけない。実はもっと凄いのが奥に控えているのだ、それは超巨大な露天風呂で、一般の銭湯一軒分以上の敷地並の広さの露天風呂(しかも男湯だけの)があるのだ。残念ながら写真を撮ることは出来なかったが、是非みなさんも訪れてこの広さを実感して欲しい。また露天風呂の上にある東屋もこれまたでかいです。それに浴槽の所々に大きな岩が置かれており、ちょっとのぼせたお客さんがその岩に上って寝ころんでいる姿はまるで池の亀が甲羅干しをしている姿とだぶってしまい、失礼だがちょっと笑える。また浴槽周りにはあちこちで寝ころべるようになっているのも嬉しい。あと、湯が流れ込んでくる川からまっすぐに歩いたところから熱い湯が底から沸き出しているので注意。
あまりにも広いので大人な私でもうっかり泳ぎたくなってしまうが、
「走らない、泳がない、石を投げない」の掲示があちこちにあり、泪の断念。後で係員さんにその話をしたら笑いながら「子供たちなんか、湯の流れる川を石でダム作ってせき止めてしまうんですよ、とんでもないことを思いつくものですよ、子供って。」うーん、子供達の気持ち、よくわかるぞ(笑)。
洗い場は浴室内には仕切られて個人スペース化したカランが並び、また露天にはズラーッと20以上ももカランが並んでいるのはすごい。またカランは温度調節可能でホースシャワーあり。ただ、石鹸やシャンプーは備え付けられていないので自前で用意するか購入しないといけないのは少し不便かも。これはやはり備え付けて欲しいと思う。
しかし、湯の質も良いし、とてつもなく広い露天風呂に湯を満足できた。他のスーパー銭湯とも違い、いろいろ設備を多くするよりも一つの目玉商品で挑戦している姿はこちらも応援したくなる、また来ます。
あと、浴室内にはあちこちに手すりやスロープが備え付けられているのもなかなかに嬉しい配慮である。

風呂上がりには、牛乳(明治)や各種缶の自販機がフロント横にある他、食堂もかなり充実している。入口横の水槽にいた魚たちも「本日のオススメ」としてホワイトボードに書かれていた。
評価:★★★★★
コメント:超広い露天風呂にはぶったまげた。
     サービスも泉質も良く、いい湯であった。


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